山下和美,読書モーニングKC,不思議な少年,山下 和美,講談社

不思議な少年3

おもしろいよねぇ。題名は、「不思議な少年」なのに、少年の方が、

「人間は不思議だ」

なんて言っています。

少年の望むものは、いったいなんなんでしょう。
ちょっと、それが見えるような気がする3巻です。

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エマージング2

こんな怖い話は、ひさしぶりに読んだ気がします。

しかし、2巻で完結。しかも、なんの解決もしないままにというのは、ちょっと、作者の悪意を感じてしまう。

というか、読者のほうが、この怖さについて行けなかったのかも……。

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エマージング1

主人公が、けっこうダメダメちゃんで、脇に天才的な人が配置されているので、この主人公っていったい……と思っていました。

「根っからの臨床医」。現場の人間であるということが、この主人公を形作ってるもののようです。

今までの物語だと、「臨床医」であることと「研究医」であることは、けっこう対立的にかかれていたのかなぁと思いますが、今回は、そのあたりのことも、すごく、平等にかかれていくようです。

でも、自分の身近な人が、次々に病に冒されていくというこの物語は、ものすごくきつい。きつすぎる感じがします。

SFや思想に逃げる様子もないようですし、ここからいったい、どんな、物語を見せようとしているのでしょうか。

佐藤秀峰,読書ジャック,ブラックジャックによろしく,モーニングKC,佐藤 秀峰,講談社

ブラックジャックによろしく9

心の病の難しさは、その境界をどこにおくかということが、わからないことだと思う。

優しい世界であるならば、多少の違いはおおらかさのなかで隠されるのですが、お互いにギスギスした世界の中ならば、やっぱりちょっと人と違っているというのは、生きにくい。

生きている文化の差異によっても、狂気と正気の境目は動いていく。

できることなら、優しい世界で生きたいけれど…。

かわぐちかいじ,読書かわぐち かいじ,ジパング,モーニングKC,戦争,講談社

ジパング16

戦争を終わらせるために勝ちたい。
でも、勝てば戦争は終わらない。

必要なのは、敵。
それが、本物であるかどうかは問わない。

そうして、ズルズルと連鎖は続いていく……。