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看板娘

パンパかパーン。

ついに、「看板娘」(多人数プレイ)のスタートです。

なんと、このとき、会場にいる人数は、ちょうど15名。
今回、3つの「看板娘」を使ってプレイできる人数も、15名。
まさに、はかったようにピッタリです。

「看板娘」には、A、B、Cの3つのタイプがあって、今回は、そのすべてのバージョンがそろいました。
3つそろうと、今回のような15人プレーができます。
今回は、このために、わざわざ、どのタイプの「看板娘」がないのか調べて、購入された方もおられたようです。

「看板娘」は、2003年のドイツゲーム大賞ノミネート作品です。受賞作ではないのですが、おもしろさ保証のポーンのマークもついています。

以前は、単体の看板娘をプレーさせていただいたことがあります。
その時は、まだ、買ったばっかりだったということもあり、けっこうルールも、今回と違っていたようです。
最大の違いは、前遊んだときは、移動力0で店に永遠に居座るというプレーが、OKだったことですね。
今回は、そのあたりも、しっかり修正されて、正確なルールでのプレイでした。

まずは、主催社中心に、15人が集まって、先生と子どもたち形式で、ルール確認。

先生「じゃあ、このゲーム、やったことない人」

子どもたち「はーーい!」

ウソばっかりです(笑)
多人数プレイした人もいるという話なのに、ほとんどの人が手をあげています。
もちろん、わたしも……。いや、プレーしたのも、ずいぶん前だし、ルールけっこう難しくて覚えてないし……。

なんと、今回は、素晴らしい簡易リファレンスが、主催者の方々によって15人分用意されていまして、それを見ての大変、わかりやすい説明でした。

「じゃあ、他に特別、おさえておかないといけないことってないかな…」

あぁ、わたしの隣に子どものふりをした先生がいます(笑)

まあ、各テーブル5人ずつ。その中に、最低1人は、ベテランがいるだろう……きっと、大丈夫。
ということで、ゲームスタートです。

最初は、5人ずつ3つのテーブル(ボード)にわかれてプレイスタートします。

そして、プレーヤーは、プレイがある程度進んで、他のボードに移動したいと思えば、まず自分のプレイしているボードの港に移動します。
そして、次の自分の手番に、

「バイバーイ」

と言えば、他の2つのボードに移動できるのです。
移動した先では、今プレイしているプレーヤーの右隣(つまり、このボードの1番最後)に入ります。

普通は、水の上を移動するときは、イカダのコマがあって、それに乗って移動するのですが、ボード間の移動は、イカダは要りません。
自分のコマとか、お金とか、買ったアイテムなど、一式すべてを持って、行きたいボートに移動します。

「だって、人数分もイカダはないからね。このボードからどんどんイカダが出ていって、イカダがボードからなくなったら、残った人は、ボード出られなくなっちゃう」

誰かが、イカダでそのボードに入ってくるまで、そのボードに釘付け。そ、それは、こわい……。

さて、ゲームの目的は、アイテムを買ったり、物々交換をしながら、最終的に、謎の神像を3つ手に入れることです。
神像は、アイテムと交換なのです。そして、交換所は、各ボードに1つずつあります。

3つのボードを使ったプレイでは、各ボードでゲットすることができる神像は1人1つだけになっていて、3つの神像をすべて集めるには、3つのボードをすべてまわらなければなりません。

今回は、すべてのボードに、全部違うお店があるというセットアップでプレイしました(これが、多人数「看板娘」の基本の形なのかどうかはしりません)。

だから、神像の交換所も、3つともタイプの違うものでした。

同じアイテムを集めなければならない神像交換所と、すべて違うアイテムを集めなければならない神像交換所と、数が何個と何個とのアイテムと決まっている神像交換所があったようです。

「このゲーム、A、B、Cのタイプによって、お店とかが違うの?」

「いや、お店は同じだけ全部はいっているよ。だから、プレーするたびに、お店の構成変わるような感じ」

「じゃあ、いったい、A、B、Cで何が違うの?」

「プレーヤーのコマの形」

なるほど。5人で遊べるので、5色のコマがついているのですが、ボード間を移り変わると、行った先に同じ色のコマをもっている人がいる可能性があるのです。
でも、A、B、Cのそれぞれ違うタイプを持っていると、色は同じでも、コマの形がちがっているので、見分けがつくわけです。

えーと、わたしが、最初にはいったボードでは、すべてのアイテムの物価が上がるというおそろしいお店がありました。

そして、そのボードでは、ものの値段が、上がる上がる(笑)

基本的に、そのボードで神像をゲットすれば、別のボードに移っていったらいいわけです。

どのボードに移るのか?は、ボードの情報を見てから、都合のいいボードに移ることは出来ません。
わかる情報は、そのボードに、何人座っているかだけです。

ボードの周りに座っている人数が少なければ、その分、自分の手番がはやくまわってくるはずです。
15人プレーではあり得ませんでしたが、そのボードに1人になってしまえば、他の人が来るまで、やりたい放題です(いや、ルールは、守ってね)

ということで、1人でも少ないところへ移動したい。

とか思っていると、うちのボードのベテランゲーマーさんが、おもむろに移動。
自分のボードから出て行かれると、そのボードは4人になって、若干おいしくなるのですが、他のボードは、5人と6人(!)ですからねぇ。移動しづらい……。

なんか、状況がどんどん変わっていくので、それについていけない。
移動するぞと思って、港の方にフラフラ。そして、移動する場所がないので、またお店の方にもフラフラ。
結局、どっちつかずです。

ヤバイ。これは、もう、移動すると決めたら、何が何でも移動するべきだ。
気づいたときは、おそかったーー。

まあ、1つめのボードをウロウロしてけっこうアイテムをためていたので、2つ目のボードでは、けっこう簡単に神像が買えて3つ目のボードに……。

移ろうとしていると、妙に、テキパキとゲームを進めるベテランゲーマーが。
何でだろうと思っていると、次のその方の手番で、

「終了しました!」

えーーーー

目の前で上がられると、いっそう悔しいですな。
しまった、こんなことならば、もっとゆっくりプレーを……(エチケット違反です。ダメ)

その方は、だれ我が先にあがるんじゃないかということで、メチャクチャ、ドキドキ、気が急いていたようです。

時間にして、1時間もかからず。

先生(笑)「もっと、このゲームを続けたい人」

あがった人以外みんな「はーい!」

ということで、あと15分、もしくは3位が決定するまでゲーム延長。

なんとか、3つ目のボードにたどり着きましたが、素寒貧になっていたので、さあ出直すぞと思っているうちに、2位の人、3位の人が、次々に神像すべてゲット。
ゲームが、終了しました。

ボードのなかの移動が上手な人は、イカダを上手に使っていますね。
わたしは、イカダのルートがイマイチ上手につかめなくて、今回、1回もイカダに乗らずじまいでした。

単体プレーをしたときは、けっこうきつい交換ゲームだと思っていましたが、15人プレーは、ワイワイと楽しいですね。
問題は、ボードと人が、また、こうやって集まる機会があるかということです。
また、いつか、機会があれば、やってみたいものです。

えーと、前レポート書いたときに、

「このゲームのストーリーを教えてくれ!」

と書いていたのですが、なんと、本当にちゃんと、ストーリーがあるそうです。
しかも、続きものだとか。
同じ会社2Fシュピールの別のゲームに、ちゃんと続いているのだそうです。

こういう設定は、なんか、すごく惹かれます。
どんな話か、くわしく知りたいものです。

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どきどきワクワク相性チェックゲーム

終盤にさしかかっている「ドスリオス」は、まだ続いています。
まわりは、すっかり、「看板娘」の多人数プレイのセットアップが、終わっています。

「あと、どれぐらいですか?」
「うーん、あと3ターンぐらいで終わるかな……」

泥沼の戦いも、本当に終盤戦になってきているようです。

その間に出来るかなということで、「どきどきワクワク相性チェックゲーム」を教えてもらいました。
ゆうもあゲーム会・京都では、見たことのあるゲームですが、遊んだことはなかったゲームです。

「うーん、スタートから全部やると、ちょっと長くなっちゃうかな」

と言うのは、教えてくださった方の言葉。まあ、「ドスリオス」が終わるまでということで。

2人1組になって遊ぶのが基本のゲームです。

グッパで、チーム決め。
なんせ、題名が、「どきどきワクワク相性チェックゲーム」ですから、できたら、女の子と組みたいところ(笑)
このときは、男3人と女の子1人でした。
まあ、完全日本語化されている日本での題は、こうですが、もとのゲームの題名は、「Compatibility」1ということで、あんまりこだわらなくてもいいような気もするんですけどね。

「グッパでホイ!」

と言うことで、男とでした……。
いや、これは、ある意味ラッキーかもしれません。ほら、男女で組んで「相性最悪」とかだとまずいでしょう……(と、自分にウソをつく)。((まあでも、このゲームやってみると、別に自分と同じ組じゃなくても、相性(と言っていいのかどうかわかりませんが)があってるかどうかわかることが判明しました。))

まあ、ものの考え方や、感じ方は、性別や世代によって違ってくるので、同性同士で、しかも年齢差が小さいこっちの方が、きっと有利だ。

自分のコマの色を選んで、パートナー(爆)のコマと手をつながせて(いや、足だったかな)、スタートマスにおけばゲームの始まりです。

先にゴールまで進んだカップル(まあ、いいや)が勝ちという、けっこう単純なすごろくゲームです。
で、コマの進み方が、どきどきワクワクの相性チェックになっている訳です。

プレーヤーは、それぞれ、自分の色のカードを1セット渡されます。
このカード、いっぱいあります。えーと、持った感じでは、1人分がトランプ1セットぐらいあったかな。
「ピエロ」とか「オフィス街」の写真や、「あやしい親父の顔」の絵とか、「収入」とか言葉が書いてあるのとか、赤とか白とか黒とか色で塗りつぶしてあるのとか、いろいろなカードがあります。
全員、持っているカードの中身は、同じです。

まず、お題のカードをめくります。
お題のカードには、6つの言葉が書いてあります。サイコロをコロコロっと振って、そのなかから、1つのお題を選びます。

さて、プレーヤーは、そのお題から連想するカードを、自分の手持ちのカードから選んでふせておきます。
このとき、ふせるカードは、今自分たちが止まっているマスにかいてある枚数だけふせることができます。

だいたい、最初の方は、たくさんふせられて、後になるほどふせるカードが少なくなっていく感じでした。
最初は、サクサクすすんで相手の傾向を読んで、後半はちょっと難しくなる感じかな。
若干、そうでもないところもありましたが。

自分のパートナーと、同じカードを出せば、コマをすすめることが出来ます。
同じカードが1組でるごとに、2マス進めます。
カードを出す順番も、重要です。なんと、カードの内容と出した順番が一致すると3マス進むことが出来ます。

さて、2人の考えがきっと一致するというときは、「ダブルアップ」というカードが、ゲーム中で1回だったか、2回だったか使えます。
「ダブルアップ」を使って、カードの内容と出した順番が一致した場合は、なんと一気に倍のマス進めることが出来ます。

とまあ、こんな感じです。
ルールは、すごい簡単です。子どもでも、まあ、ちょっとお題の方を考えてあげれば出来るんじゃないかなぁ。
実際、けっこう、子どもたちにも、人気あるみたいです。

それぞれに、それなりになっとく出来るようなカードが出てくるからおもしろいですね。

「南極」というお題に、ペンギン。

「いや、これは、どうみてもペンギンとちゃうやろう」

あたりは、お約束(笑)

「仕事」のお題。
わたしの仕事は、子ども関係。でも、ここは、一般的にビジネスで攻めた方がいいのかな?
と考えて、ビジネスチックなカードを集めてみると、パートナーの方は、こっちの仕事を知っているので気を使って子ども関係で集めていて合わなかったり(笑)

そうか、合わせてくれているので、気にせずに行こうと思うと、本当に全然合わなかったり(笑)

「このお題で、カード5枚って、何選べというの……」

というお題があったりします。

お題は、「結婚」。

なんか、結婚式の写真みたいなのがあるので、それはみんな合いやすい。
うーん、結婚したら、子どもができるから子どものうつってる写真。なんて、気の早い人もいます。

それぞれの人生観が出ているようで、それなりにおもしろい。

なんで、そのカード?というやつは、問いただしてみたくなります。

そして、その時、年長者が1番最後にめくったカードは、「十字架」

それは、結婚は人生の墓場という意味ですか?
ただのことわざでしょうか?
長い人生、なにかあったのでしょうか?
それとも、十字架のある結婚式場のチャペルをイメージしただけでしょうか?

ブルブル。こわくて、聞けません……。

これ、サイコロを振ってお題が決まったら、全員でカードをふせていくわけです。
だから、ゲームとしては、パートナーのカードと自分のカードをくらべるわけですが、他のプレーヤーとも、どれぐらいあってるか、見ればわかります。

「お墓」というお題が出たときに、みんなが、

「あぁ、これは、このカードしかないよね」

と言って、カードをふせます。
わたし1人が、

「???」

まあ、死んだら真っ暗だから、黒いカードを出しておこう。
で、みんなが、1枚目のカードをめくると、「十字架」の写真のカード。

「あぁ、十字架って、お墓やねぇ」

わたしは、日本式の石のお墓と卒塔婆の姿しか思い浮かんでいなかったという……。

そ、そんなんが、何問もあると、思います。

わたしって、一体……。

負けました。
有利とちごたんかい!

あ、相手の相性がよかったわけではないやい。

ただ、わたしと組むと負けるだけ……。
いや、それも、最悪やん!

いつも同じパートナーとやっていると、強くなるかもしれません。
いや、それ、おもしろないやん!

いいパーティゲームです。
名前変えて、どっか出しなおさないかなぁ。

こういうゲームが、再販されるべきだと思います。

最初、ちょっと長すぎるかなぁと言っておられましたが、そんなことなく、最後まで楽しめました。

「ドスリオスは、どこまで進んでいますか?」
「あと、2ターンぐらいかな」

さっきから、ゲーム1つ終わる間に、1ターンしか進んでないのだろうか?

  1. 「適合(一致)性」とかいう意味で、まあ、どれだけ人と同じかということですね []

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グラグラカンパニー

今回は、リッチに高速道路を使ってみたりして、「おてばん」へ。

ナビも、しっかりとセットされているので、今回は、なんの迷いもなく(ネタもなく…いや、なくてもいいのですが)、高速を降りた後に、ちょっとだけ混みましたが、なんとか、時間ぎりぎりぐらいに会場に到着。

会場についてみると、もう1つテーブルでゲームが立っておりました。
「ドスリオス」。難しそうなゲームだ。

軽くこれをしましょうということで、「グラグラカンパニー」を教えてもらうことに。

「グラグラカンパニー」は、アクションビジネスゲームです。
アクションゲーム、ビジネスゲームというのは、聞いたことがありますが、その2つがくっついたアクションビジネスゲームとは、いかに?

「マンハッタン」のように、ビルを積み上げていくゲームです。でも、ビルはブロック型ではなくて、サイコロ型の積み木です。
それじゃあ、積みにくい?こわれちゃう?はい、それでいいのです。ここ重要。

4つの会社があります。
最初は、3つのサイコロの重なった3階建ての小さな会社です。
プレーヤーたちは、最初どの会社に投資するのか、決めなければなりません。
投資先を決めたら、それぞれの経営手腕がものをいいます。どんどん、会社を大きくしていきます。

どうやって、会社を大きくしていくのか?
自分の手番になったら、プレーヤーは、自分の投資している会社の階数と同じ数だけのサイコロを振ります。
最初は、3階建てなので、3個です。

サイコロの目は、0から4まであります。ビルもサイコロでできていますので、1番天辺の屋根の部分にはサイコロの目が出ています。
振ったサイコロの中から、この天井のサイコロの目が、だんだんと大きくなっていくような目のサイコロだけを上に積み上げていくことが出来ます。
ただし、最大の「4」の目の次には最低の「0」の目が続きます。

こうして、おけるサイコロは、どんどんビルの上に積み上げていきます。そうすると、ビルがどんどん大きくなっていきます。
これこそが、そのプレーヤーの経営手腕というものです。

ただし、このサイコロ、さっきも書いたようにブロックではなくて、木製の正方形の積み木です。
ですから、高く積むと、どんどん崩れやすくなってきます。

もし、積んでいる最終に崩れたら、なんと、その会社は、「倒産」するのです。
今までの努力は、水のアワ。また、3階建てのビルからスタートになります。

プレーヤーは、会社に投資して自分の経営能力を貸しているだけですので、自分が投資している会社がヤバイと思ったら、違う会社に乗り換えてもかまいません。

ただし、各会社、投資家は2人までしか受け入れられないので、安定経営をしている会社は、なかなか、席があかなかったりします。

各会社のビルが、どんどん高くなっていって、サイコロがたりなくなったら、ひとまずラウンド終了です。

でも、このゲーム、ここでビルの高さを比べるだけということはありません。
ラウンド終了時に、「最後の大合併」というイベントがあって、1番高いビルの投資家は、投資家のいる1番低いビルを合併して、上に載せなければなりません。

いくら、高いビルを建てていても、この合併に失敗すると点数がもらえないどころか、マイナスになってしまうという。
この最後の最後にきいてくるルールが、なかなかにおもしろかったです。

最後の合併が終了すると、得点計算。
これを3ラウンド繰り返して、点数の高いものが勝ちます。

今回は、4人で遊びました。
最初は、様子見ということで、4人それぞれが、違う会社で、スタート。
サイコロを振って、自分が投資している会社をドンドン大きくしていきます。
いえ、なかに1人だけ、

「わたし、ダイス運がない~」

という人がおられて、見事にスタートから2周ぐらい会社が大きくなっていませんでしたが……。

ビルがでかくなっていくと、必然的に、サイコロをたくさん振ることになります。そうすると、おけるサイコロの可能性も増えるという……。

「サイコロ、11個」

とか言って、ジャラジャラとたくさんのサイコロを振るのは、原始的ですが、ものすごく楽しい。

ただし、これは、最初のうちはいいのですが、ビルが高くなれば高くなるほど、ヤバくなってきます。
20階以上になると、そろそろヤバイ。

わたしは、最初、考えなしにもう積めるだけ積んでいたのですが20階ぐらいをこえたときに、あと6階分拡張しようとして、見事、初倒産になってしまいました。

スタイルとしては、積めるだけ積んでおいて、そろそろヤバそうだと思えば、別のまだ成長していない会社に移るというのが、作戦のようです。
ただし、1つの会社に2人までしか投資することができないというところも、けっこうよく出来ていて、

「移りたいけど、もう先に人がいる」

とかいう状況も、けっこうありました。

1ラウンド終了時。それでも、懲りずにひたすら高く建てていたわたしのビルがトップに。
いよいよ、合併。
投資家が2人いた場合は、どちらかが、合併の手続きをします。

「GO!GO!」

ということで、今回は、もう1人いた人に譲りました。楽だ(笑)

えーと、1番低いビルは、ダイス運がないと嘆いていた人のビルだったかな?
6階建てぐらいだったと思います。

慎重に、慎重に……。

手が震えてます。

ガラガラガラ。

合併失敗(泣)
その場合は、それ以外の投資家の人たちにお金が入ります。

2ラウンド目。

えーと、投資家が同じビルに2人いる場合は、わざと危なっかしく積んで、自分は逃げちゃうという積み逃げという作戦もありました。

「そんなのいいの?」

「いや、そういうゲームでしょう」

そ、そうなのか?

この積み逃げなのですが、1人が積み逃げして、もう1人も積むのに成功して逃げちゃったりすると、そこは、だれも次に人が入ってこないオバケビルになってしまったりします。

そうすると、選択肢が、どんどん減っていくという……。

こういう危険な積み方のビルは、「モダンなビル」と呼ばれていました。
まさに、近代化が生み出した歪みそのもの。

2ラウンド目は、セーブしながら積むことを覚えて、しかも、なかなか、素直なモダンでないビルを作っていって、合併にも成功(また、人任せでしたが)。

そして、3ラウンド目。

やっぱり真面目が1番ということで、モダンなビルを作らずに過ごしていたのですが、ハタと気づく。

2ラウンド目のビルの共同投資者は、自称・ダイス運のない人でした。
1ラウンドめも無傷、2ラウンド目も成功のこの人に、3ラウンド目を取らせてはいけにない!

最初は、確かこの人と同じビルに投資していた(ラウンド終了時の投資ビルは、次のラウンドに引き継がれる)のですが、これでは勝ち目がないということで、途中で別のビルに移ります。

でも、1人になっても、けっこう順調にビルを高くしていって、最大のビルに。

最後の大合併。
けっこう低いので、簡単そうだ。

でも、いちようわたしは、前の会社を飛び出す前に、ちょっとビルにヒネリをいれときました。
これが、功を奏するか?

……あっさり、積まれてしまいました。

うーむ。ダイス運、そんなにわるくないじゃないか。
というか、安定して、勝手にダイスの目を押さえて出せるというのは、このゲームでは、「才能」なのかもしれません。

とこんなことを書いてますが、わたしも、中盤、けっこうサイコロ振っても積めなかったことがあったのは、内緒の話です。

簡単で軽くてよかったです。子どもにも出来そうな感じ。
でも、けっこう手先のことは子どもには難しいかなぁ。あと、お金のやりとりも、ちょっと、難しいかな?

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シュリレ・シュテレ

「シュリレ・シュテレ」は、ツォッホの変なゲーム(笑)です。

何が変って、そのでかいコンポーネント。
何が入っているかというと、まあ、ゲームボードや、カードなんていうのは、ごくふつう。
各種チップや、得点マーカー、布袋っていうのも、普通。

で、「木製CDプレーヤー」っていうのは、何ですか?
これが、昔の黒電話のダイヤルみたいなやつです。でかい。
なんか、上に木が2本突き刺さっています。

そして、CDセット。これは、2つ折りになるジャケットとなかにいれるやっぱり昔の黒電話のダイヤルみたいなものからなっています。

どうやら、このコンポーネントの形からして、生き馬の目を抜く音楽業界のゲームであるということが理解できます。
そうこれは、自分のレーベルのスターたちをヒットチャートのトップにのしあげて得点を稼いでいくゲームなのです。

さては、まずは、自分のレーベルを決定しなければなりません。
でも、自分のレーベルが決まってから、音楽業界がはじまる訳ではありません。
もうすでに、熾烈な競争が始まっている音楽業界のなかに、自分が飛び込んでいくのです。
そう、こんなふうに。

カードが1枚ずつめくられます。カードには、スターの名前とビジュアル、そして、そのスターが、どのレーベルに所属しているかがかいてあります。ビッグなスターは、2社掛け持ちなんていう人もいます。

さて、めくられたカードは、ゲームボードの今週の14位から、順番に、おかれていきます。これかせ、今週のこのスターの順位です。

プレーヤーは、この14位から1位までにスターがおかれているときに、いつでも、自分のレーベルを宣言することができます。
レーベルは、1人1こです。そして、他のプレーヤーが選んだレーベルは、後のプレーヤーは、選ぶことができません。
はっきり言って、はやい者順です。
ただし、あわてて選びすぎると、上の方の順位が見ずに選ばなければなりませんし、そうかといって、のんびりしすぎると、おいしいレーベルは、全部取られてしまうことにもなりかねません。

さて、全員のレーベルが決まって、今週の14位から1位までが、すべて決定したら、本格的にゲームスタートです。

どうやったら、得点できるのか?

まずは、自分のレーベルのスターが、1位から6位までに入る。これは、当然という感じですね。そして、1位にはたくさん点数がはいって、6位にはちょびっとです。

それから、新しい1位を予想して当てたプレーヤーにも、点数が入ります。時代を見抜く目があるということで。

さらに、これからのバンドを見抜く目も必要です。「今週の注目」に選んだバンドが、ランクアップした場合は、ランクアップした分だけ点数がはいります。
ただし、「今週の注目」に選んだバンドが、ランクダウンした場合は、その分だけ、点数が減ってしまいます(笑)

こうして、点数が増えたり減ったりして、70点とった人が勝ちます。

ところで、スターたちの毎週の順位は、どうやって変化していくのか。
これも、なかなかよくできていて、みんなの総意で変化していきます。詳しくないのでわからないですが、競馬ゲームとかに、こんなシステムのゲームがあるような気がします。

でも、このゲーム、そんなシステムよりもインパクトが強いのが、そのギミックです

プレーヤーは、自分のレーベルを決めたときに、CDとジャケットを受け取ります。
このCDは、前にもかいたように、昔の黒電話のダイヤルみたいになっていて、円い穴が外周に空いています。
穴の数は、14個。そう、ボードにいるスターたちの数と同じです。

プレーヤーは、新1位を予想する「予想チップ」を次に1位になると思うスターの今の順位に1枚おきます。
それかせ、同じ様に、人気が急上昇すると思われるスターに、「今週の注目チップ」をおきます。

さらにプレーヤーは、数字の書かれた「黒いチップ」と「赤いチップ」を好きなスターの上におきます。

「黒いチップ」は、数字の分だけスターの順位を押し上げます。
「赤いチップ」は、数字の分だけスターの順位を下げてしまいます。
これが、よくできているところで、「予想チップ」と「今週の注目チップ」は、それぞれ、「+1」順位を押し上げます。
ただし、それぞれのチップは、各プレーヤー、全部違うところにセットしなければなりません。
つまり、「黒いチップ」で数字の大きいものを使えば、すぐに1位の予想なんてできそうなのですが、それが、同時にはおけないわけです。

ここからが、このゲームの見所ですよ。
自分のCDに、チップをセットしたら、それをCDレコーダーにセットします。
他の人に自分の予想がわからないように、ジャケットをしたままプレーヤーにあわせて、ジャケットを引き抜きます。
そうすると、CDプレーヤーの穴のなかに、自分のチップが、落ちていくんですよ。

全員が、そうして、自分のCDをセットして、ジャケットを抜くと、おもむろに、係の人が、木の棒をもってCDを回すんですよ

ち、蓄音機?

このCDプレーヤーですが、下に「返却口」がありまして、「14位」のところまでまわすと、14位においた全プレーヤーのチップが、コロコロところげ落ちてきます

ということで落ちてきたチップを合計して、14位のスターの順位がどうなったのかを決めます。

こうして、1位までみていきます。
そして、順位が決定したら、それぞれのプレーヤーの得点計算になります。

スターの道は、けわしいのです。
現在、11位から14位までだったスターは、順位を1番でも落とせば、チャート落ちしてしまいます。
チャート落ちしたスターは、ゲームから除外され、なんとそのスターのレーベルは、マイナス点になってしまいます。

最初に、上位に居座ることができたスターをもつレーベルは、ラッキーです。
でも、売れっ子スターたちも、「殿堂入り」という引退(?)が、待っています。

自分のレーベルのスターたちを押し上げるのも楽しいのですが、「予想チップ」と「今週の注目チップ」は、それぞれプレーヤーの選んだレーベルの色をしていて、誰がどのスターを注目したかがすぐにわかります。
そして、この予想も楽しいです。
地道に、自分のところのスターを予想して1歩でも押し上げるか、上昇気流に乗っている他社のスターに賭けるか?

スターは、有名スターのパロディになっています。
知っていると、もっと、おもしろいと思います。

みんなが知ってるマイケル・ジャクソンもどきなんかは、注目度ダントツで、ランク外からスターの道を駆け上り、一気に殿堂入りしてしまいました。

うーむ。日本のスターの生写真とか使って遊ぶと、より、いろいろな邪念が入ってきて、おもしろいかもしれん。
だれか、つくって~。

えーと、まあ、なによりも、そのギミックがすごすぎるのですが、ゲームとしても、けっこうおもしろかったと思います。
考えどころ?あるような、ないようなおもしろさでした。

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こぶたのレース

運の要素は強いけど、盛りあがって、けっこう遊べるゲームの代表はスゴロクです。
ということで、ゲームになれていない子が多いときや、小さい子が多いときには、この「こぶたのレース」です。

ただ、やっぱり考えるところはほとんどないので、大きい子が、何回も繰り返して遊ぶには、物足りないかも知れません。

 

がんばれコブタくん

今回は、ゲームの後、「がんばれコブタくん」も登場。
「がんばれコブタくん」とはなにかというと、「こぶたのレース」のサーカスのコブタたちのコマの詰め合わせセットです。

コブタのコマは、「こぶたのレース」では、1色1つずつ合計7つのコマしかはいっていませんが、なんと、この「がんばれコブタくん」には、1色3つずつ合計21こものコマが入っています。

でも、ゲームのボードとかは入っていません。
で、なにをするかというと、サーカスのコブタたちのアクロバティックな積み木を楽しむのです。

これは、子どもたち、取り合いをしながら楽しんでいました。
こういうところも、いいですねぇ。

ちょっと、「がんばれコブタくん」も、欲しいです。
けっこう、高いんです。

熊の子ゲーム

今回、はじめて遊んだゲームは、多分、これだけかな。
「熊の子ゲーム」は、なかなか、良い感じのバースト系のゲームでした。

ゲームボードには、4つ穴があいてます。
そこには、4色の色が違うクマが、1ぴきずつ眠っています。

手番のプレーヤーは、サイコロを振ります。
サイコロは、6色。クマの色は、4色。
もし、サイコロと同じ色のクマのコマがあったら、そのクマを起こすことが出来ました。そのクマを自分の近くに持ってきます。
クマがいなくなった穴には、新しい他の3びきと色の重ならないクマを置きます。

さて、すごくオーソドックスなバースト系のゲームです。
手番のプレーヤーは、聞かれます。

「ねぇ、もう1回、サイコロふる?」

サイコロを振って、もし、サイコロと同じ色のクマがあれば、どんどん続けて、クマを何びきでもゲットしていくことができます。
でも、もし、サイコロと同じ色のクマがなければ、その手番で手に入れたクマをすべて、返さなければなりません。
もし、途中で、

「もう、やめる」

と宣言すれば、今まで手に入れたクマをもらうことが出来ます。

こうして、クマのコマがボードに4色揃わなくなるまでゲームを続けて、1番たくさんのクマをあつめた人が勝ちになります。

バーストするのは、1/3の確率です。
でも、相手はサイコロです。なかなか、微妙な確率で、4つ、5つ連続でとれちゃうときもあります。

だから、すごくその子、その子の性格が良く出るゲームだと思います。
しかも、ルールも、すごく簡単です。

なかなか、はじめてのバースト系のゲームとしては、よいのではないでしょうか?

バースト系のゲームは、けっこう足し算とかしなければならないことが多くて、ルール複雑なものもあるのですが、これは、メチャクチャ単純です。
でも、「いくか・いかないか」というおもしろさは、しっかりと押さえられています。

最近遊んだバースト系のカードゲームは、絵柄はカワイイのですが、ちょっとキツすぎというのがあって、わたし的には、こっちがオススメです。