菊地秀行,読書クトゥルー,クトゥルー・ミュトス・ファイルズ,創土社,妖神グルメ,菊地 秀行,邪神金融道,青心社,

邪神金融道 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ

菊地 秀行のクトゥルーもの。
海外のクトゥルーもののアンソロジーなんかを読んでいると、みんな同じに思えてくるのですが、日本はどんどん変形していって、そこが面白いと思います。まあ、クトゥルーである必要があるのかというものもありますが。

もう、海外のアンソロジーは、青心社の「クトゥルー」だけでいいかなぁと思っていますが、「クトゥルー・ミュトス・ファイルズ」は、日本の作品ということで読んでみようと思ったのです。なによりも、ずっと読みたかった「クトゥルー・オペラ」がシリーズに入って下りますから。

まあ、日本のクトゥルーは、変化球が多いです。
「妖神グルメ」が、そういう変なクトゥルーの先鞭をつけた感じがありますが、実は、けっこう、この人のお話って、クトゥルー入門に悪くない気がします。
これ1冊読むだけで、大分、クトゥルーのことがわかります。

まあ、オチは大胆かつアホすぎて、凄いです。
多分、怒る人は怒るんじゃないかなぁ。

わたしは、大笑いしておりました。

安田均,山本弘,読書クトゥルー,ゴーストハンター,ラプラスの魔,安田 均,山本 弘,神話,角川スニーカー文庫,角川書店,

ラプラスの魔 ゴーストハンター

昔、読んだ時、けっこうおもしろかった思い出があるのですが。コレじゃなかったかな?なんか、いろんなクトゥルーものの物語をゴッチャにして記憶していたみたいです。
今読むと、確かに展開派手で楽しいのだけれど、文章ガチガチで、キャラクターもステレオタイプで、

「あれ、こんな感じだったけ??」

という思いが強いです。なんでだろう。
昔は、クトゥルー神話的なアイテムやほのめかしが出てきたら、それだけで、ものすごくうれしくなってしまっていたのかも。

でも、ストーリー展開は好きです。

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,原田雅史,宮崎陽介,洗切直樹,清水群馬県,読書Howard Phillips Lovecraft,クトゥルー,クラッシックCOMIC,シャーロック・ホームズ,ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,マンガ,原田 雅史,宮崎 陽介,洗切 直樹,清水 群馬県

ダゴン クトゥルフ恐怖神話の源泉

クトゥルー神話として明確に形になる前のラヴクラフトの神話っぽい話の詰め合わせマンガ。

まあ、ラヴクラフトには、「夢の国」という便利なものがあるから、全作品をごっちゃ煮にしても大丈夫かな。

お互いに、矛盾したりしているところも、人間には理解し切れていない部分ということで、大丈夫だし。

このゆるさが魅力でもあるのだと思います。

シャーロック・ホームズまで飲み込んでしまう、深さが好きです。

そして、実はこの時期のラヴクラフトの作品って、雰囲気がいいですよねぇ。

しかし、今気づいたけど、PHPって、宗教団体だったよなぁ。いいのか、こんなの出してて(笑)

朱鷺田祐介,読書クトゥルー,図解 メイド,図解 巫女,朱鷺田 祐介,,F-Files

図解 巫女 F-Files28

最後のオチに、ミ=ゴを持ってきたところが、凄い発想だと思いました。
このカバーしたの表表紙と裏表紙、みんな見てますか?

これ読んでると、色っぽい本を読んでいるように思われることも多いですが、ものすごく真面目な本です。
これ、なんか前もこのシリーズで書いたことがあるような……。「図解 メイド」のときですね。

著者が、朱鷺田 祐介で、ちょっとビックリした。博学やなぁ。
そして、あぁ、その流れで、ミ=ゴかぁ。

吉原雅彦,朝霧カフカクトゥルー,吉原 雅彦,朝霧 カフカ,水瀬陽夢と本当はこわいクトゥルフ神話,角川コミックス・エース,角川書店,

水瀬陽夢と本当はこわいクトゥルフ神話

どうやら、薬のせいで邪神になっちゃう女の子の話かな。
今は、脳天気な感じですが、悲惨にグロくなっしまう感じが濃厚です。

邪神に対抗するための武術ができる人や、超天才詐欺師など、日本のクトゥルーらしいキャラもでてきます。

ナイアーラトテップ的な名前の人も出ています。