ドカベン プロ野球編52
はじめ何で、「セとパに1チームずつ」ではなくて、「パに新たに2チーム」つくるのかというのが、わかりませんでした。
色々考えて、単純に、「セ・パにわかれたら、年に1回しか戦えないからかな?」と思ったのですが、昨今の合併話を聞いて、やっと理解できました。
しかし、パのこの2球団というのは、優勝を約束された巨人のようなチームという気もするので、どうなんでしょう?
まぁ、実は野球なんてどうでもいいやと思っているので、1リーグになろうが、どうなろうがかまわないのですが、たしかに、スーパースターが、大リーグに抜けていくというのが、日本のプロ野球の危機をつくっているのは確かだと思います。
野球好きの人は、
「スーパースターが抜けても、長いスパンで見たら、また、大リーグーで活躍した選手が戻ってきたりして、活性化につながるんだよ」
と言っていたのですが、そこまで、ファンの気も長くないようです。
というか、最近の流行の周期は、早すぎで短すぎ。
テレビの悪い影響だと思います。
確かに、山田世代が、プロ野球にいたら、野球も今よりはおもしろいかも。
49巻ということは、とうとう、元の「ドカベン」を「プロ野球編」がぬかしちゃったということですねぇ。
そして、しかも、プロ入り8年。
48巻で3年ぐらいしかたたなかった高校野球とプロ野球とでは、漫画の描き方も違うんですね。
このあたりはさすがに、野球マンガのプロです。
実は、実際のプロ野球も、高校野球も、ほとんど見ないので、わたしの野球の知識は、主に水島新司のマンガに依っています1。
野球をそれほど知らなくても、水島野球マンガは、それなりに面白いということです。
五利さんの話をここまで引っ張ってくるとは思いませんでした。でも、最近のメッツは、本当に強いですねぇ。
昔は、いつも(すごい選手が多い割には)最下位のあたりをウロウロしていたのに。
「大甲子園」で、球道くんと山田の試合を、鉄ちゃんや、五利さんが見に来ていたことがあって、その時、
「メッツは、山田というより、球道くんか、岩鬼が似合うよなぁと思っていました」
今、「ドカベンプロ野球篇」が始まって、「ドカベン」世界の選手たちが、「野球狂の詩」のメッツとかがあるプロの世界にこなかったのが、ちょっと残念です。
「あぶさん」とかもあわせて、おんなじシーンを、いろいろな角度から見せるとかあれば、
「山田を打ち取るには、わしがいかんとあかんのじゃー」
とか言って、マウンドに上がる岩田鉄五郎って、けっこう見たくないですか?
話し作るのは、すごくしんどいかな?
でも、今でも、野球マンガばっり何本も連載しているんですから、すごいですよね。