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手塚治虫恐怖短編集2 悪魔の迷宮編

「恐怖短編集」なのですが、あんまりこわくないというか……。
まあ、手塚 治虫が選んだわけではないと思うので、この本の編者の思っている「恐怖」と、わたしの感じる「恐怖」とでは、かなりかけはなれているんだろうなぁと感じました。

このオチ、どうよ。まとまらんかったんかい。

という作品が、しょっぱなから……。

手塚 治虫が、恐怖を思ってかいたのなら、失敗している気がします。

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手塚治虫恐怖短編集1 妄想の恐怖編

一定レベルのおもしろさはあるけれど、一定以上を越えていくのは少ないですよねぇ。古典ということか。

「ガラスの脳」とかは、けっこう好きですが、「ボンバ!」のオチとかは、どうかと思ってしまう。大人向けにもしきれていないし、子どもが読んでおもしろいと思わんだろう……。
そういう時代だったのかなぁ。時代の限界というのは、やっぱりあるのだと思います。

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タイガーランド The best 2 stories by Osamu Tezuka

島に動物たちのユートピアを作るお話です。
なんか、スケールの小さな「ジャングル大帝」みたいな話だと思いました。

2つ中・短編が入っていますが、両方とも、自然破壊がテーマです。

でも、開発された場所などを楽しんでいる今のわたしたちにとっては、メッセージがストレートすぎて、微妙な感じです。

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どろんこ先生 The best story by Osamu Tezuka

型破りな先生が……という、型(パターン)です。
まあ、今まで、まともなのに出会ったことはないな……。

いや、「BE FREE!」は、傑作だったか?

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手塚治虫ミステリー傑作集 二階堂黎人が選ぶ!

本格推理の定義が、二階堂さんとわたしでは違うようです。
そのあたりは、う~むですねぇ。

しかし、この時代のマンガを読んで思うのは、本当によくこれだけの内容を短いページに詰め込んだものだということです。

この短編も、今かき直したら、きっと1から2冊ぐらいのマンガになると思います。