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鉄腕アトム2 手塚治虫文庫全集

2巻も半ばぐらいになると、コマも大きくなって、だんだんと読みやすくなってきます。

石ノ森 章太郞、桑田 次郎と、いろんな人がかかわっていて、やっぱりすごいなぁと思います。
よみやすくなっていったのは、そういういろんな風が、作品の中に入っていったせいかもしれません。

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どろろ梵3

どろろが、妖怪になった経緯を百鬼丸は、今までしらなかったのですね。

そして、2人目の百鬼丸。

うーん、絶対、手塚 治虫がかいてたら、こんな展開にはならなかったと思うのですが、なんかあんまり違和感ないんですよねぇ。
それは、手塚 治虫がつくった最初のマンガが、なんか、物語の原型みたいなものだからなのかもしれません。

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鉄腕アトム1 手塚治虫文庫全集

手塚 治虫の全集。

平行して、「藤子・F・不二雄大全集」も読んでいますが、比べると、手塚 治虫の読みにくさが良くわかります。
特に、初期の頃は、コマも小さく、文字も多く、ストーリー自体も、難しい。まあ、だからこそ、夢中になった層がいたのだとは思うのですが。

2巻目以降を見ているとそうでもなさそうなんですが、文庫にやさしくないマンガです。手塚 治虫が生前に文庫化をいやがったわけがわかる気がします。

ところで、私が持っている光文社文庫版の「鉄腕アトム」とは、だいぶん変わっている話もありますね。
このあたりのバージョン違いは、どうやって処理するつもりだろう。

わたし的には、資料的な価値もあるから、せめて、「アトム大使」は、読み切りバージョンと書き直しバージョンの2つを載せて欲しかったです。
あとの巻で、「アトム誕生」と一緒に載るのかな?

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手塚治虫悲恋短編集

悲恋のお話は好きです。異類婚のお話とか。

そして、ここでも、自分と手塚 治虫の……というか、この短編集を編集した人間との感覚の違いを思い知らされるのであった。

小川 洋子の解説は、ちゃんと作品読んで書いている。真面目な人だ。

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PLUTO8

「PLUTO」完結です。
手塚 治虫の「ロボットだって、生きている!!」という声が聞こえてきそうなラストでした。

もともと、ロボットの三原則は、人間がロボットを規制するためのものでしたが、それが、やがて彼らの人間性を証明するものになっていく。
それは、アシモフも見た夢なのだと思います。