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タブラの狼

大好きな「タブラの狼」をして遊びました。
なぜか、いつも、りんのポーチのなかには、このゲームが入っております。

名マスタは、TTBさん。

最初は、わたしとあかにこさんが、人狼でした。

最初に、黙らせるのは、……。
ということで、わたしが、無難だろうということで、奥山さんを選びました。

すると見事、

「奥山さんを狙ったということは、奥山さんを狙っても、本人がなっとくするということがわかっている、奥山さんの知り合いに違いない!!」

という、素晴らしい推理がでて、見事にやられてしまいました。

うーむ。わたしのやることって、けっこうよまれまくりでしょうか?
たしか、そして、片割れのあかにこさんが、先にやられていたような……。
あかにこさんは、別の人を選ぼうとしていたのに……スマン(笑)

「実は、ぼくは予言者です。」

とか言って、ごまかしましたが、無理でした。
村人勝利。

2回目は、村人としてプレー。
最初、どんなカードをもらったか、自己紹介しようということで、自己紹介してみる。

「村人です」

「村人です」

「村人です。女の子です」

「村人です」

はい。余計なことを言った人が、吊し上げを喰らいます(笑)
その方は、本当に女の子の村人でした。

どんどん、村人が少なくなっていって、どうやら、人狼は、2人いるうちの女性プレーヤーのどちらか、もしくは、両方。

うーむ。男が多いなかで、このゲームをすると、女性プレーヤーって、はじめのうちは疑われにくい傾向にあるかもしれませんねぇ。

アヤシいと思えば、みんなアヤシく思えてきます(笑)
こういうときに、予言者が出てきて、示唆してくれるといいのですが、

「わたしが、予言者です」

なんて言うと、自分が疑われかねなかったりして、けっこう予言者も、さりげなく世論をそっちに動かそうと苦労していたようです。

で、1人目の女の人が吊し上げられたのですが、残念ながら、その人ではなかった(笑)

ということで、2回目は、人狼側の勝利でした。

うーむ。わたしは、負けてばっかりですな。

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サムライ

ライナー・クニツィアの「このゲームは最高!」な「サムライ」です。

訳の分からない人は、実際にのゲームの箱を手にとってご覧ください。
なんというか、「日本の美」をたった1枚の箱のなかに詰め込んだような素晴らしいボックスアートです。

わびさびのある雲のかかった太陽。いただきに雪を配した山。そして、山の上の大仏。日本人の心でもある城と、それを見守る「侍」。
もちろん、空には、芸術的までに簡略化された鳥が飛んでいます。

この絵は、日本人の心に強く訴えかけるなにかをもっています。
きっと、この絵と、そこにかかれた文字を読むとき、日本人ならば、こう思うはずです。

「おまえら、日本人をなめてるやろう(爆)」

西洋人のカンチガイが爆発という感じです。
どっからどうみても、日本人にとっては、「プール・ポジション」以上におバカなゲームに思えてきます。

ボードは、大変複雑なかたちをしています。これは、ボードが日本地図のかたちになっているからです。北海道、本州、四国、九州と4つの大きな島とそれを取り巻く海。これが、ゲームの舞台なのです。
ただし、各島は、小学生が、うろ覚えで書いたような形をしています。いや、これは、ゲームのためにワザとこういう形になってるのかもしれません。
「アフリカ」と同じく六角のヘックスで地図が分割されていますので、ちょっと難しそうに見えます。
でも、見た目ほど難しいルールでないところは、さすがクニツィアです。

一瞬、「サムライ」という題名、そして、この六角ヘックスのマップで、ウォーゲームを思い浮かべるのですが、全然、戦闘とかはありません。

「アフリカ」見たいに、自分を表すコマもありません。だから、スゴロク見たいなゲームでもありません。

今、うーんと考えてみたのですが、これに似ているゲームって知らないですねぇ。
陣取りゲーム……だいぶん遠いですねぇ。

ボード上の都市に、コマを配置するところからゲームは、はじまります。
コマは、日本らしく「兜」と「仏像」と「田圃」の3つ。武力、信仰、そして経済力といったところでしょうか。別に、コマは、3種類見分けがつけば、なんでもいいみたいです(笑)

「兜」ですが、ボックスアートに描かれれているような五月人形の鎧兜の兜みたいなヤツではなく、なぜか、関白・豊臣秀吉がかぶっているような烏帽子(というのだろうか)みたいな形をしています。おそらく、カンチガイ。
「仏像」ですが、大仏様と、七福神の布袋様と、こけしを足して3で割ったようなありがたい形をしています。これも、かなりアヤシイです。
「田圃」は、1番まともかな。チロルチョコといわれたら、そうかなぁと思ってしまいますが。

このコマを日本中の主要な都市や村に、置いていきます。

まずは、日本の首都。ショーグンのいる江戸です。ここは、日本の中心ですから、もう、「兜」も、「仏像」も、「田圃」も、全種類1こずつ置かれます。

さて、次に、日本の主要な都市に、順番にコマを1つずつ置いていきます。都市には、コマを2つずつ置くことができます。
都市は、日本に3つだけ。エンペラーのいる「京都」、そして、「秋田」、「札幌」です。
何故、「秋田」と「札幌」?
都市の全てに、2個ずつコマを置いたら、次は、名もない村々にコマを置いていきます。

名もない村々には、1個ずつしか、コマがおけません。こうして、全ての都市や村にコマを配置したら、いよいよ本格的に、ゲームスタートです。

プレーヤーは、六角形のタイルを20枚ずつもっています。
このうち5枚だけを表に向けて、ついたての向こうに隠してもちます。ちょっと、「インコグニト」のパスポートみたいな感じです。
もちろん、ついたては、日本風に障子がデザインされています。そして、障子に映るのは……どうみても、芸者さんをあげているサムライ???
うーむ。
見事に、間違ってます。

タイルには、数字がと絵が描いてあります。これをボード上に置いていくことによって、隣接するマスのコマに影響を与えることができます。

例えば、「兜2」のタイルなら、隣接するマスの「兜」のコマに「2」の影響力を与えることができます。
「船」と、「侍」と、「騎馬武者」の絵の描かれたタイルは、隣接するマスの全てのコマに影響を与えることが出来ます。
ただし、「船」は、海の上にしか配置できませんし、「侍」や、「騎馬武者」は、陸上にしか配置できません。

コマに隣接するすべての陸上のマスにタイルが置かれると、そのコマは、ボードから取り除かれます。
このとき、1番影響を及ぼしているプレーヤーが、そのコマを得ることができます。
こうして取ったコマは、自分のついたての後ろに隠してならべておきます。
こうやって、どんどんコマを集めていくのがゲームのメインです。

ただし、1番影響を与えているプレーヤーが、同点で複数いた場合は、コマは誰のものにも為らずゲームから取り除かれてしまいます。

タイルのなかには、コマを交換してしまう力をもった特殊なタイルや、タイルを動かす力をもった特殊なタイルが存在します。
また、漢字で「侍」と書かれたタイルは、1回の手番で、何枚でも一気に出すことができます。

こうして、1種類のコマが、ボード上からなくなるなどの終了条件を満たせば、ゲーム終了です。

さて、コマをどんどん取っていくゲームなのですが、おもしろいのは、その勝利条件です。

1つのコマの種類で、単独で数がトップになっている人だけが、勝てる可能性があります。
だから、いくらたくさんコマをとっていても、どれか1種類でも、他の人よりたくさんの数をとっていなければ、勝利できません。

次に、トップを取ったコマを横によけます。
そして、残ったコマの数を数えます。残った数の多い人が勝ちになります。

だから、ただひたすら種類を限定して集めていると、「勝てる可能性」はでてくるのですが、トップを取ったコマを横によけたときに、すごく数が少なくなります。

トップの数はギリギリで取って、他のコマを集めたいところです。でも、相手がどれだけ集めているかは、ちゃんとカウンティングしてないとわかりません……。安全策を取ろうとしたら……。

まさに、ジレンマです。

最後の方、プレイしていて、ゲーム終了よりも、タイルが先になくなるんじゃないかとハラハラしていたのですが、ドンピシャリでゲームが終了したので、ビックリしました。

このあたりも、さすがクニツィア。計算しつくされている感じです。

ちょっと、パズル、パズルしています。
「カフェ・インターナショナル」、「プール・ポジション」とパズルっぽいゲームの続いた後だったので、ちょっとしんどかったです。

でも、なかなか、おもしろそうです。ルールは、「プール・ポジション」より理解しやすいと思います。
手軽で、しかも頭を使うゲームです。

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プールポジション

「えっ、『ポールポジション』?やったことない。やってみたい」

テーブルに、座ってみると、「プールポジション」でした。

「えっ、どんなゲームなんですか?」

と聞くと、

「まあ、バカゲーだね。」

というお答え。

「プールポジション」は、プールサイドのいす取り合戦です。
というえことで、プールには、入りません。しかも、タオルをイスにおいて場所取りをするというマナーの悪さ(笑)
このものをおいて場所取りするという発想は、万国共通ですか?

でも、こんなゲームなんですが、やってみるとけっこうシビアな感じのするゲームでした。
すっごいちゃんとゲームになっていました。

プレーヤーは、規定枚数のカードを持っています。そして、そのカードを1枚選んで、全員一斉に表向けにします。
このあたりは、「はげたかの餌食」と似ています。
1番大きいカードを出した人から、順番に自分のタオルをおいていきます。ただし、タオルをおく場所にもグレードがあります。いい場所には、たくさん点数がいります。

さて、点数ですが、自分が出したカードの点数は使えません。場に出ている自分の次に多きなカードの点数の分だけ使うことができます。
この点数を使って、タオルを2つまでおくことができます。また、5点までだったら、ストックしておいて、後で使うこともできます。

2番目に大きな数を出した人は、3番目に大きな数の分だけ点数を使えて……でも、1番小さな数を出した人は、なんと、1番大きな数の点数を使うことができます。

このあたりが、このゲームのオモシロいところで、カウンティングができますので、いつ、小さなカードで大きな点数をせしめるかというのが、なかなか熱いです(もしくは、せっかく大きな数字を出しても、次の数が小さい数字でショックをうけたりします)。

イスが、1列すべてタオルで埋まると、監視員が現れます。
でも、熾烈なイス取り合戦は続いて、なんと、人がイスにのせているタイルをプールにすてて、自分のタオルをのせるという暴挙に出ます。

タオルが1枚すてられると、監視員が、1歩ずつ近づいてきます。

そして、イスの真横まで監視員が来ると、その列のタオルは、もう動かすことができなくなります。

規定人数の監視員が、イスの真横までくると、ゲーム終了になります。
最終的に、残っているタオルの点数を計算して、1番たくさんの点数のある人が勝ちです。

このゲームですが、序盤で目立つと、みんなから点数がまるわかりなので、叩かれまくります。
だから、叩かれないように、圧倒的に勝つか、目立たないように2、3位ぐらいで一気に逆転を狙った方がよいみたいです。

最初のうちは、監視員の動きもゆっくりで、ちょっと、間延びして感じるのですが、後半は、監視員の動きが2人ずつ動くので(たての監視員とよこの監視員)、ちょっとゲームが加速する感じがします。

なんとなく、いろんなルールが、混在していて、まとまりなさそうなプレイ感ではありますが、けっこう楽しかったです。

でも、「カフェインターナショナル」の後で、またまた、パズルっぽいゲームだったので、少しつかれました。

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カフェ・インターナショナル

「カフェ・インターナショナル」は、けっこう有名なゲームです。
ゲーム大賞ノミネート作品で、カードゲーム版も出ています。
巷の評判によると、カードゲーム版よりも、元になったボードゲーム版の方が、おもしろいというウワサです。

今回遊んだのは、このボードゲーム版の方です。

えーと、ボードには、国旗のかかれたテーブルが列んでいます。
テーブルの周りには、イスが4つ。
このイスの上に、手札になる人物のタイルを置いていくゲームです。

人物タイルには、色々な国の男女がかいてあります。
自分の手番になれば、この人物タイルを1枚か、2枚、イスの上においていきます。

ただし、テーブルにかいてある国旗と、イスの人物の国があっていなくてはいけません。
また、テーブルには、最終的に、男2人、女2人が席に着いているようにしなければなりません。

テーブルに2人以上座らせると、点数がもらえます。同国人の場合は、さらにボーナス得点がはいります。

テーブルに、国旗がかいてあるのに、同国人でない場合があるのか?
実は、イスですが、2つのテーブルにはさまれたかたちでおかれているイスも存在します。そういうイスは、どっちの国の人を座らせてもいいわけです。
しかも、うまくやれば、どっちのテーブルからも点数を得ることができます。

どうしても、テーブルの席に手札がおけなかったり、置きたくなかったりした場合は、カウンター席に置きます。
カウンター席は、置いた瞬間に、かいてある点数をもらえたり、マイナスしたりしなければなりません。
たしか、前半は、けっこうプラス点なのですが、置くところのなくなる後半にマイナス点がかたまっていたと思います。
けっこう、イジワルだ。

あと、どこにでもおけるワイルドカードの「国際人(?)」というのがあって、この札は、7ならべのジョーカーみたいに自分の札と取り替えっこできます。

たしか、テーブル席が全部埋まったら、ゲーム終了。
今までの点数から、残った手札の分×5だけ点数を引いて、最終得点になります。
ただし、お約束として、手元に残したジョーカーは、マイナス10点になってしまうから、要注意です。

けっこう、頭をギシギシと使う感じのゲームでした。
人の持っているタイルは公開されているので、もっとディープに考えようと思えば、できると思いますが、わたしには、自分のタイルをどこに置くのか考えるだけで精一杯でした。

ちょっと、盛り上がりに欠けるような気もしました。
でも、頭を使うゲームが好きな人には、楽しいかもしれません。

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ファミリービジネス(幕末版)

今回、わたしが遊んだゲームは、「カフェインターナショナル」とか、「サムライ」とか、「プール・ポジション」とか、けっこうパズルぽい考えるゲームが多かったのですが「ファミリービジネス(幕末版)」は、けっこうシンプルで派手派手な感じのあるオモシロいゲームでした。

元は、「ファミリービジネス」という、禁酒法下のアメリカのギャング抗争のゲームだったそうです。
だから、カードは、いろいろなファミリーの有名なギャングたちが、メンバーたちがかいてあるのだと思います(見たことないので、想像)。
でも、あんまり日本人は、ギャングになじみがないということで、舞台を日本の幕末の抗争に移して、ちょっとパラメーターとかをつけて作りなおした同人ゲーム(?)が、「ファミリービジネス(幕末版)」です。

プレーヤーは、幕末の勢力の1つを選びます。
「土佐藩」とか、「新選組」とか、「長州藩」とか、「薩摩藩」とかいう感じですね。
そして、その勢力のカードをそれぞれ受けとります。
カードには、1枚1枚、実在の人物の名前や、写真、パラメーターが、かいてあります。それをテーブルにみーんなならべて、ゲームスタートです。

手札を5枚持って、スタートします。
こっちのカードは、誰かを処刑リストにのせたり、防御したりと、いろいろ特殊な能力が使えます。

1枚山からカードを引いて手札にくわえて、手札からカードを1枚使ったり、すてたりというなが自分の手番の流れです。

基本的には、自分の意外のどこかの勢力のメンバーを選んで、処刑リストにいれるというのが、オーソドックスな流れです。

処刑リストに載せられた人が、6人以上になると、抗争が始まります。
抗争というのは、ようするに処刑リストの左にいるものから順番に、処刑されてしまうのですね。
手番の人が、カードを引く前に、1人ずつ処刑されてしまいます。これは、リストから人がいなくなるまでずっと続きます。

カードには、誰かを処刑リストに載せる以外にも、処刑リストに載っているカードの順番を後ろにするカードや、処刑リストに載っている人を助け出すカードなんかもあります。

そして、自分のメンバーが、全滅した人から負け抜けしていって、最後のまで生き残った人が勝ちです。

普通のファミリービジネスは、これだけのルールのようですが、幕末版は、ちょっと、特殊なカードが増えているようです。

例えば、新選組だと武力が高いので、「天誅」とかいうカードが使えたり、知力の低いキャラクターは、寝返らされたりします。
また、「安政の大獄」だったかな。一気に、リストの人間が一掃されるような派手なカードもありました。

えーと、人の恨みを買うと、けっこう集中攻撃されたりするようです。
人間関係、重要(笑)

でも、今回みたいに、初対面の人間が向き合っている場合はどうなるか?

有名人、集中攻撃です。

坂本龍馬とか、桂小五郎とか、西郷隆盛とか、やっぱり、よく知っている人から、集中的に狙われていくという……。

はっ。新選組。メンバーけっこう有名(笑)
ということで、近藤さん、土方さん、沖田さんと、次々にやられてしまいました。

しかも、原田左之助は、騙されて寝返ってるし……。

いや、たしかに、最初派手に動いて、ちょっと周りの恨みをかっていたりはしたのですけどね。

なかなか、単純で、おもしろいと思いました。
ちょっと、子どもと遊ぶには、題材が殺伐としていますが……。