2月MMGテーブルゲーム会 その3 悪・即・斬

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ファミリービジネス(幕末版)

今回、わたしが遊んだゲームは、「カフェインターナショナル」とか、「サムライ」とか、「プール・ポジション」とか、けっこうパズルぽい考えるゲームが多かったのですが「ファミリービジネス(幕末版)」は、けっこうシンプルで派手派手な感じのあるオモシロいゲームでした。

元は、「ファミリービジネス」という、禁酒法下のアメリカのギャング抗争のゲームだったそうです。
だから、カードは、いろいろなファミリーの有名なギャングたちが、メンバーたちがかいてあるのだと思います(見たことないので、想像)。
でも、あんまり日本人は、ギャングになじみがないということで、舞台を日本の幕末の抗争に移して、ちょっとパラメーターとかをつけて作りなおした同人ゲーム(?)が、「ファミリービジネス(幕末版)」です。

プレーヤーは、幕末の勢力の1つを選びます。
「土佐藩」とか、「新選組」とか、「長州藩」とか、「薩摩藩」とかいう感じですね。
そして、その勢力のカードをそれぞれ受けとります。
カードには、1枚1枚、実在の人物の名前や、写真、パラメーターが、かいてあります。それをテーブルにみーんなならべて、ゲームスタートです。

手札を5枚持って、スタートします。
こっちのカードは、誰かを処刑リストにのせたり、防御したりと、いろいろ特殊な能力が使えます。

1枚山からカードを引いて手札にくわえて、手札からカードを1枚使ったり、すてたりというなが自分の手番の流れです。

基本的には、自分の意外のどこかの勢力のメンバーを選んで、処刑リストにいれるというのが、オーソドックスな流れです。

処刑リストに載せられた人が、6人以上になると、抗争が始まります。
抗争というのは、ようするに処刑リストの左にいるものから順番に、処刑されてしまうのですね。
手番の人が、カードを引く前に、1人ずつ処刑されてしまいます。これは、リストから人がいなくなるまでずっと続きます。

カードには、誰かを処刑リストに載せる以外にも、処刑リストに載っているカードの順番を後ろにするカードや、処刑リストに載っている人を助け出すカードなんかもあります。

そして、自分のメンバーが、全滅した人から負け抜けしていって、最後のまで生き残った人が勝ちです。

普通のファミリービジネスは、これだけのルールのようですが、幕末版は、ちょっと、特殊なカードが増えているようです。

例えば、新選組だと武力が高いので、「天誅」とかいうカードが使えたり、知力の低いキャラクターは、寝返らされたりします。
また、「安政の大獄」だったかな。一気に、リストの人間が一掃されるような派手なカードもありました。

えーと、人の恨みを買うと、けっこう集中攻撃されたりするようです。
人間関係、重要(笑)

でも、今回みたいに、初対面の人間が向き合っている場合はどうなるか?

有名人、集中攻撃です。

坂本龍馬とか、桂小五郎とか、西郷隆盛とか、やっぱり、よく知っている人から、集中的に狙われていくという……。

はっ。新選組。メンバーけっこう有名(笑)
ということで、近藤さん、土方さん、沖田さんと、次々にやられてしまいました。

しかも、原田左之助は、騙されて寝返ってるし……。

いや、たしかに、最初派手に動いて、ちょっと周りの恨みをかっていたりはしたのですけどね。

なかなか、単純で、おもしろいと思いました。
ちょっと、子どもと遊ぶには、題材が殺伐としていますが……。