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潜入ルポ アマゾン・ドット・コム

知りたいと思ったところからは、若干ズレていたのだけれど、スゴい面白かった。

アマゾン、メチャクチャ便利ですよねぇ。
確か、10年ぐらい前までは、本屋に置いてない本を探して取り寄せてもらおうと思ったら、

「2~3ヶ月かかりますよ」

って、いやな顔されたもんです。そのあげく在庫なしとか。

それが、今は在庫はほぼ家にいながらわかり、お届けには2~3日。スゴいときは、当日に届いたりするんだから驚きです。

そして、10年前には、パソコンで通販するのに、ものすごい抵抗あったのに、今では、アマゾンの荷物が届かない月の方が珍しくなった。

僕らの生活は、ほんの少し楽になり、でもそののために、ものすごい数の失業者を出したり、町の本屋さんが、無くなっていく。
そういえば、岡田 斗司夫も、そんなことを言っていたか?

便利になってほしいけど、本屋さんもほしいというのは多分贅沢で、ぼくらは、どっちかを選択しなければならない。
いや、もう強制的に、選択させられている?
そういうお話。

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私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち

こんなふうに、真面目にマンガについて話すのは、とっても、楽しいことです。

まあ、多少、ボーイズラブとやおいは、同じものかとか、荒く感じるところはあるのですが、それは、わかってやっているんだろうなぁということで。

でも、この「自分の居場所」という問題は、別に何も、女の子だけの問題ではないなあと思ったりします。

わたしが、少女マンガや、映画の「マイ・ガール」に惹かれたのは、多分、このテーマが強く関わっています。

「私の居場所はどこにあるの?」

というよりも、

「わたしは、ここにいても、本当にいいの?」

という強い疑惑。
このコンプレックスは、いったい何だったんだろう……。

でも、こうやって、少女マンガを見ていくだけでも、ものすごく社会が変わっていったことがよくわかります。

社会が変わったから、物語が変化していったということもあると思うのですが、わたしは、やっぱり、物語が社会を変えていった一面もあると思います。

だから、いい物語を紡いでいけるといいですね。

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鳥頭対談

けっこう、言っていることが矛盾しているのは、西原のサービス精神のなせるわざなんだろうなぁと思います。
それは、「うそ」と言ってもいいんだけども、どうしても相手の人を喜ばしたいという一心なのだともよくわかります。

でも、世間にある物事自体、見る角度によって「本当のこと」はかわってきます。
だから、そのときどきの真実があるんだろうなぁ。

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鳥頭紀行ぜんぶ

西原のこの手のエッセイマンガは、実は、小林 よしのりなみに字が多いのであった。
よって、このサイズで読むのは、かなりきついです。

うーん、大きさによって、やっぱりおもしろさもかわってしまうかもしれない。