リチャード・バック,五木寛之,読書Richard Bach,Russell Munson,かもめのジョナサン,ラッセル・マンソン,リチャード・バック,五木 寛之,岡田 斗司夫,新潮社,

かごめのジョナサン 完成版

4部目が新たに付け加えられた「完全版」です。

20年以上前に、「かもめのジョナサン」を読んだのは、兄のオススメだったからだったと思います。
まあでも、面白いけど胡散臭い話だなあというのが、そのときの正直な反応です。

解説の五木 寛之の感想と同じ感じです……というか、モヤモヤとした気持ちが、五木解説を読むことでいくらかスッキリ考えられるようになった感じです。
これは、今、モヤモヤした感想があると、岡田 斗司夫の解説聞いてある程度スッキリさせているのとよく似ているなぁ。
この20年、あんまり成長はしていないのかもしれません。

今回、4部目がはいって、あぁ、これは必要だなぁと感じました。
モヤモヤの原因も分かりました。

「かもめのジョナサン」っていう話は、あくまでも、大乗を否定する話なんですよねぇ。
でも、そのときのわたしの思いとしては、どこかに大乗的な考え方が正しいという思いがあった。それが、最近は、ちょっとわたしも大乗的な考え方から離れつつあります。
そして、4部ば入ることで、それがさらに明確になっています。

うーん。
大乗からだんだん離れつつあるのは、大乗がどうしても人を支配する思想だということに気づいてきたからでもあります。
それが、自分の課題でない限り、他人の責任を誰も背負うことはできないし、背負うべきでもないと思うのです。

そして、今も昔もかわらずに、カモメの写真は、かわいい。それでいいのかも。

アイザック・アシモフ,池央耿,読書Isaac Asimov,アイザック・アシモフ,エッセイ,クリスティー文庫,バイセンテニアル・マン,ファウンデーション,ロビィ,ロボット,創元SF文庫,東京創元社

聖者の行進

読みながら思うのは、日本でね、アシモフの全集でないかなぁということなんですよねぇ。
全500巻ぐらいで、文庫で。
アガサクリスティー文庫みたいな感じで、アシモフ文庫。
あったら、絶対買う。

ロボットもの、マルチバックもの、トランターもの、けっこう短編、長編のいろいろなところに配置されていて、全部読みたいんです。

今回の「パイセンテニアル・マン」とかは、ロボットものとして、すごい重要な一遍だと思うのです。
これを読んでないと、ファウンデーションの後半の流れが見えにくくなっちゃうと思うんですよねぇ。

あと、「パイセンテニアル・マン」は、読みながら「ロビィ」を思い出して、ちょっと涙しました。

そして、小説だけではなくて、科学エッセイも、自伝も読みたいです。
せめて、自伝は文庫にならないかと待っているのですが。

ハヤカワ、出さないかな。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,市田泉,読書Diana Wynne Jones,ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,チャーメインと魔法の家,ハウルの動く城,徳間書店,

チャーメインと魔法の家 ハウルの動く城3

迷宮化している家のお留守番を頼まれる本好きのメガネ少女。
なかなか、そそる設定です。

でも、その少女が、憧れの気の弱いメガネ少女じゃないところが、ジョーンズの凄いところです。
基本、この人のお話の女の子って、みんな気強いです。

今回は、前作と比べるとハウルが(というか、ソフィが?)活躍しております。
まあ、主人公がまだまだ半人前ということで、ラブ度は少ないというか、ほとんどないです。

ジョーンズだから、一気に、戴冠式、結婚までいくのかと思ったけど、思ったこととは違う方にもっていくのがジョーンズでした。

宮崎「ハウル」の城は、ちょっとこのお話の家のイメージが入っているかも。

クリス・クレアモント,フランク・ミラー,ポール・スミス,秋友克也,読書Chris Claremont,Frank Miller,Paul Smith,ウルヴァリン,クリス・クレアモント,サムライ,フランク・ミラー,ポール・スミス,ヴィレッジブックス,映画

ウルヴァリン

「ウルヴァリン SAMURAI」の原作というか、原案ですね。
まあ、未知の国、神秘の国・日本が舞台ということで、ツッコミどころはいっぱいあるのですが、それもふくめて面白いではないかと思います。
時代が変わったので、映画の方がツッコミどころは少なくなってたと思います。まぁ、怪しいところと、怪しい日本語はいっぱいあったけど。

まぁ、うかれているウルヴィにたたきつけられる最後の一言が、ちょっと、唐突で、衝撃的で、お前、ちょっとは疑問に思えよとか思いますが。
あと、そこに、チャーリーいるのにわからなかったのかいとか思いますが。

真理子と雪緒の対比も、映画でもよかったけど、こっちも良かったですよ。
雪緒、実はけっこう好き。

フランク・ミラー,Frank Miller,
ポール・スミス,Paul Smith,
クリス・クレアモント,Chris Claremont,
秋友 克也
ヴィレッジブックス
発売日 : 2013-08-30

ジョージ・R・R・マーティン,岡部宏之,読書ジョージ・R・R・マーティン,ハヤカワ文庫,戦争,早川書房,氷と炎の歌,王狼たちの戦旗,

王狼たちの戦旗 下 氷と炎の歌2 改訂新版

タマネギ騎士ダヴォスのかっこよさにクラクラしております。

まあ、どこの王家の下につきたいかと言えば、どう考えても、レンリーのところですけどねぇ。一番、王様としてまともそうな気がします。
あっという間に、崩壊したけど……。

ロブのところは戦争ばっかりしてるし、ラニスター家も、スタニスのところも、グレイジョイ家も、過ごしやすそうではないからなぁ。

まぁ、デナーリスのところは憧れないこともないけれど、多分、生き残るのは一番過酷そうです。