山本英夫,読書きら,のぞき屋,ホムンクルス,リアル,小学館,小学館文庫,山本 英夫

のぞき屋1

「ホムンクルス、おもしろい」

と書いていながら、2巻から先、全然読んでいないのは、やっぱり生理的にいやな感じが強いからかもしれません。

で、なぜか読み始めて文庫版「のぞき屋」です。

こっちは、不思議なことがおこる話では無くって、割と現実の範囲内でおこるリアルな(?)話という感じです。
まあ、いろいろ特殊能力とかは持っていて、あくまで、ホムンクルスに比べたらという感じですけれど。

ただ、読んでいる印象は、ホムンクルスとビックリするほどよく似ています。

笑っている顔の下にある本当の素顔は何か?

そういえば、大昔(中学生ぐらいの時か?)に読んだ同じく山本 英夫の「おカマ白書」も、なんかそんな印象のある1冊だったかも。

こういうテーマの一貫した人というのは、マンネリになりやすいきらいはあるのですが、かくごとにこだわりが深くなっていって、おもしろいこともあります。

ただ、わたしはどう間違えても探偵になりたいとは思わないので、そのへんで、評価的に微妙になってしまうのかも。

山口貴由,読書チャンピオンREDコミックス,山口 貴由,悟空道,秋田書店

悟空道3

三蔵は、傾国。
あぁ、そうすると、あの縄にしばられている意味も、なんとなくわかる気がする……。

しかし、凄い話になってきたな。これは。

人間側の思惑としては、「毒をもって毒を制する」という感じなのだと思うのですが、それぞれのこころの中の思惑まではわからない。

でも、三蔵のすべてが計略でできているのなら、もしかすると人界すらも騙しているのかも。
それとも、天然なのか?