恐怖の復活
うーん、この人の短編は、どうなんだろう。
「スケバン刑事」とかの長編のやめられない止まらない怒濤の展開が好きなだけに、微妙なものがあります。
でも、「明日香シリーズ」とかも、短編からはじまったのですよねぇ。だから、この不満は、「もっと読みたい!」「続きを読ませろ!」という不満なのかも。
本人が、楽しんでかいているのは確かです。
ラムちゃんシリーズ、「ARIEL」よりも前の作品なのですね。
こんな発想をする人間が、何人もいるとは……。
うーん、この人の短編は、どうなんだろう。
「スケバン刑事」とかの長編のやめられない止まらない怒濤の展開が好きなだけに、微妙なものがあります。
でも、「明日香シリーズ」とかも、短編からはじまったのですよねぇ。だから、この不満は、「もっと読みたい!」「続きを読ませろ!」という不満なのかも。
本人が、楽しんでかいているのは確かです。
ラムちゃんシリーズ、「ARIEL」よりも前の作品なのですね。
こんな発想をする人間が、何人もいるとは……。
久方ぶりに、この名作を読んで感じるのは、1話1話が、けっこう短いことですね。
それなのに、内容は、みっちり詰まっている。
もちろん、「なんで、この人ここにいるの」みたいな説明足らずのご都合主義的な展開は、たくさんあるんだけれども、物語の大切な部分というのはそこではなくって、人と人が会ったところからはじまるともいえる。
妖精国の騎士、完結です。
人間界の戦い、冥府での戦い、片一方ずつ決着をつけるのではなくて、見事に、両方同時に決着をつけた力量に、脱帽です。
そして、物語の始まりが人生の始まりではないように、物語の終わりもまた人生の終わりではなく、大きな流れは、過去の方向と未来の方向へ広がっていきます。
時間だけではなく、空間的にも、物語は広がっていきます。
物語というよりも、もう1つの歴史ですね。
その語られる歴史に、少しでも耳を傾けていたいです。
番外編も、文庫にならないのかな。楽しみにしています。
あと、1巻もうすぐフィナーレです。
同時進行で、「ドラゴンランス」も、グランドフィナーレに向かって進んでいるのですが、このカタルシスは、なんともいえないです。
ある意味、物語が閉じていくところのはずなのに、同時に、拡がっていく感じもします。
これと平行して、「始皇帝暗殺」を読んでいます。
王様っていうのは、特に絶対君主というのは、なんともいえずに孤独なものだなぁと……。