大団円、そして次の物語のはじまり

中山星香,読書

妖精国の騎士27

妖精国の騎士、完結です。

人間界の戦い、冥府での戦い、片一方ずつ決着をつけるのではなくて、見事に、両方同時に決着をつけた力量に、脱帽です。

そして、物語の始まりが人生の始まりではないように、物語の終わりもまた人生の終わりではなく、大きな流れは、過去の方向と未来の方向へ広がっていきます。
時間だけではなく、空間的にも、物語は広がっていきます。

物語というよりも、もう1つの歴史ですね。

その語られる歴史に、少しでも耳を傾けていたいです。

番外編も、文庫にならないのかな。楽しみにしています。