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砂漠をわたる風 後編 Pシリーズ8 砂漠シリーズ4

砂漠スリーズが、リーの強さを示して、いったん終了。
次は、長い「夢の果てシリーズ」に入ります。

この「砂漠をわたる風」とか、もう、商業誌じゃなくて同人誌で出ていて、まあ、昔だったら通販ぐらいしかまったく読むすべがなかったのですが、こうやってまとまって読めるのは、本当にうれしいです。
まだ、「耳に残るは君の声」は、このコミックスのなかには入っていないみたいなので、続々、つづいていって欲しいと思います。

ほんとうはこれを早川書房にしてほしかったんだよ~。

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砂漠をわたる風 前編 Pシリーズ7 砂漠シリーズ3

逃亡劇。
Pシリーズって、緩やかな歴史はあるのだけれど、まあ、あらすじだけおっていけば、まあ、シチュエーションは違うけれど全部同じ話だといってもいいのだと思います。

でも、飽きない。これはやっぱり、細部が丁寧にかかれているからというのがあると思います。
大きな筋として、P迫害があるけれど、立場や考え方などは、それぞれ違う。そこが、魅力的です。

さて、この先のお話が、「火垂るの墓」みたいになっていくのか、というのも興味深い。

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砂漠の鳥たち Pシリーズ6 砂漠シリーズ2

砂漠に咲く花が増えて、生きやすくなったかというと心配なことが増えていっただけかもしれない。
でも、それがなければ生きていけないというのも真実なんだと思います。

そして、いろんなお話の交差点になっている「SNOW FESTIVAL」。

このお話のこういう舞台があったら、きっとこんな人がいるはずというシミュレーション的な視点が好きです。それが、無理なくお話にひっついている。

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砂漠に花を… Pシリーズ5 砂漠シリーズ1

「きみを死なせないための物語」を読んでいて、急に読みたくなってきたPシリーズです。
今どうなっているのかとキンドルを覗いてみたら、けっこう増えてた(嬉)2020年ぐらいに、一気に増えたみたいですね。

ということで、前の「クアナの宴」から、6年ぶりぐらいで読んでいます。砂漠シリーズは、2巻ぐらいが紙のコミックスとして出ていたので、このあたりは再読になります。まあ、30年ぐらい前の話になるようなので、ほぼ内容は覚えていませんが。

SSPのリーの生い立ちの物語です。
わかり合えることの難しさを繰り返し繰り返しかいているお話です。Pシリーズ全体が、Pであるためにおこってくる苦悩で彩られていて、ある意味、全部同じトーンにも見えてしまうのですが、それはけっして欠点ではなくて、このこのシリーズ全体にある種のリアリティを感じさせられるものになっていると思います。
おおきく歴史が動く瞬間というのは、物語の中であるのですが、それほどウエイトをしめているわけではなくて、逃げて隠れて、それでも生きていく日常の方が、それぞれの人にとって大きい。それを積み重ねているのだなぁと感じます。

新しく出たPシリーズ後半には、読んでいない「砂漠シリーズ」も含まれているようです。そこまでたどりつくには、なかなか時間がかかりそうですが、楽しみです。

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きみを死なせないための物7

ジジは、少女ではなくて「観用少女」のドールのように大人の女性に。

さて、次巻、最終巻に向けてお話はフィナーレになだれこもうとしています。
といっても、まだまだ、二転三転していきそうな感じです。

それぞれが、相手のことを思っていて、そしてすれ違う。
正解はないのかもしれない。

でも、心で決めたことを正しいと信じて行動していきます。

ところで、各話の題名がSFのパロディというかオマージュになっているのですが、エピソード31の題名は、北原 文野の「Pシリーズ」なんだろうか。「P」が重要っていってるからなぁ。
おぉ、「P」シリーズ、今、どうなっているのかな。読みたい。