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モダンアート

さて、「インコグニト」に続く今回のメインディッシュ「モダンアート」です。
これまた、クニツィアのゲームです。こっちは、バリバリ、ジレンマと競りのクニツィアという感じのゲームでした。

えーと、いっぱい書くことがあるなぁと思っていたのですが、思っていただけで、よく考えてみたらあんまり覚えていないです(汗)
こまったもんだ。

えーと、プレーヤーは、画商です。そして、自分の持っている絵を転売したり、人の持っている絵を競り落としてそれを高値で転売したりという感じで、お金を儲けていって、最終的にお金がたくさんある人が勝ちです。

題材は、題名のごとく「モダンアート」なのですが、小品が別のものでも、システムだけで、けっこう成り立ちそうなゲームです。
でも、この題材の「モダンアート」の雰囲気というのは、けっこうわたしは好きです。
なんていうのかな、このゲームのなかに画家が5人出てくるわけですが、

「この人の絵が好きだから、投資しておこう(笑)」

みたいな感じがあって、はじめて遊んだときでも、けっこう迷わずにプレーできると思います(いや、もっと戦略的なことを考えてプレーしろよという意見もあると思いますが……でも、はじめは、ちょっと様子見だからそれでいいのだと思います。そこで躓いてしまうと、ちょっとつらい)。

お金と手札として5人の画家の作品の描かれたカードが配られます。
プレーヤーは、自分の手番がきたら、その中から1枚選んでその絵をオークションにかけます。
オークション。つまり、競りなんですが、この「競り」が、このゲームのテーマです。

普通、競りのシステムは、1つのゲームに1つです。
みんなで、値段を言い合って、1番高値を付けた人に品物を売るというのが、まあオーソドックスなシステムかな。
それから、「はげたかの餌食」のように、自分の出したい金額を握って、1回勝負で一斉に出すタイプの値段の付け方もあります。
でも、これらが混在するというのは、あんまりありません。

でも、この「モダンアート」では、4種類もの競りのシステムが、ゲームに組み込まれています。
1つ目は、「自由入札」。みんなで値段を言い合う、普通の競りです。
2つ目は、「1回入札」。順番に、1人1回ずつ値段を言っていきます。買いたい人は、必ず前の人よりも高い値段を宣言しなければなりません。手番プレーヤーは、1番最後に順番がまわってきます。
3つ目は、「一斉入札」。その絵に払えるお金を握って、全員一斉にオープンする方法です。
4つ目は、「希望地入札」。手番のプレーヤーが、絵を売りたい値段を言って、順番に買うかどうか聞いていきます。「買う」という人がいた時点で、その人にその値段で落札されます。誰も買わなかったら、自分が買わなければなりません。

どの絵を売るときに、どの競りのシステムを使うかは、それぞれカードごとに指定してあります。

同じ画家の絵が5枚オークションに出されると、1ラウンドか終了。4ラウンド終了すると、ゲームが終了です。

基本的には、絵の価値というのはラウンドが進むごとに高まってきます。でも、ラウンドないに売りに出されなかった絵は、価値なしになって値段が暴落してしまうこともあります。
たしか、出された絵が少ない方が、レアものとして価値が高かったのかな。このあたりで、出さない方が得だけど、1枚も出さないと……というジレンマがあったと思います。

最初のラウンドとかは、値段のつけかたがというか、どれぐらいが相場なのかというのが、ちょっとつかみにくいと思います。
自分だけ、人からかけ離れた値段を宣言していたりすると、けっこう恥ずかしかったりします(笑)

欲しいものの値段をつり上げられてしまうと、けっこう張り合ってしまうとか……。つくづく、リアルな世界でオークションに手を出さなくて正解だなぁと……。

知らんぷりして、安く絵を手に入れたりしている人が強いかも。
競りゲームって、人がいいと勝てないですよねぇ(と、いい訳をしておこう)。

このゲームは、けっこうドキドキする要素が多くて、おもしろかったです。

でも、こんなドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたゲームが、絶版。手に入らないとは……。
再販されたら、手に入れよう。

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ホットポテト

「ホットポテト」は、ワイワイと子どもたちと一緒に楽しむ系のゲームです。
だから、戦略よりも、運の要素が強いゲームです。

プレーヤーは、各自1つずつボードを受け取ります。
このボードには、掌を上向けにした両手がかかれています。妙にリアルで、ちょっとマヌケです。

ルールは簡単で、サイコロをコロコロっとふって、出た目の指示に従うだけです。
掌の上には、アツアツポテトがのっています。これをとなりの掌にまわしていったりします。

プレーヤーの真ん中には、温度計が置かれていて、これもサイコロによって温度が上がったりします。

温度計の温度が「ホット」の位置まで上がったときに、掌の上にポテトをのせていた人は、手をヤケドしてしまいます。
大きなポテトなんていうのもあって、これは、大ヤケドということで、マイナス2点です。

えーと、あんまり覚えていないのですが、何回か「ホット」の位置があって、最終的には、温度計を突き抜けてしまうのかな。
だとすると、このシステムは、かの幻の名作「モレール」のバーストのしかたと似ていなくもないです。

あと、手袋というアイテムがあって、手袋していたらヤケドしないとかいうルールもあったと思います。

とにかく、みんなポテトきらいで、みんなにポテトを押しつけるゲームという感じでした。

この手のゲームは、時間制限なんて無いのですが、やっていると自然にスピードアップしてあせってきちゃうところがおもしろですね。

何回も遊ぶと、あきちゃうかもしれませんが、けっこう楽しく遊べるのではないでしょうか?

デザイナーは、クニツィア。
それは、ちょっと想像できないです。
でも、クニツィアの子ども用のゲームは、ものすごく簡単という印象があるので、また、普通のゲームとは作り方がちがうのかもしれませんね。

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自由人HERO6

ということで、ボスキャラがあっさり寝返りました(笑)

あと、番外編が、妙にリアルに感じられるのは、わたしの年のせいですか?

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オバケだぞ~

ゲーム会終了後、事務所に場所を移して、反省会&忘年会&ゲーム会。
いつもは、次の日に仕事があるということで1、事務所での反省会には参加できないのですが、今回は、年末ということで、月曜日は仕事が休み、参加することができました。

なんせ、「ゆうもあ」の忘年会ですからねぇ。
反省会をして、食事をした後は、ゲーム三昧でした。

やって見たかったゲームをいろいろ体験できました。

「オバケだぞ~」は、「Geistertreppe」という原題で「あ・そ・ぼ」では紹介していたゲームです。
「ガイスター」によく似たオバケごまを使って遊ぶスゴロクゲームです。
これは、「ゆうもあゲーム会・京都」で目にしてから、すごーく遊びたかったゲームなのです。

遊んだ方の話を聞くと、評価が高かったり、低かったりと、いろいろ。
1回自分で遊んでみなければ(笑)と思っていたわけです。

「ガイスター」と同じくドライマギーア社のゲームです。箱の絵は、暗闇の廃墟の階段をすすむ4人の子どもたち。
ボードは、少し大きめで、廃墟の階段の雰囲気です。
コマは、自分を表すてるてる坊主の形のコマが4つと、オバケのコマが4つ。
このオバケのコマですが、「ミッドナイトパーティ」のように、上からカパッとてるてる坊主のコマにすっぽりかぶせることができます。
「ミッドナイトパーティ」と違うところは、オバケゴマを持ち上げると、磁石の力でなかのてるてる坊主のコマも持ち上がることです。

てるてる坊主のコマは各プレーヤーを表す4色なのですが、オバケのコマには色の違いはありません。
だから、オバケのコマが上からかぶさってしまうと、どのコマが誰のコマかわからなくなってしまいます。

ルールは、初級ルールと上級ルールがあります。

まずは、簡単な初級ルールから。

サイコロを振っコマを進めていくのは、普通のスゴロクです。
さて、このサイコロですが、やっぱりというかなんというか、数字以外に「オバケ」の目というのがあります。
オバケの目が出ると、好きなコマにオバケゴマをかぶせて、オバケにしてしまいます。
そうすると、そのオバケは、もう何色だったのかわからなくなります(笑)
速くゴールに着いた人が勝ちですので、数字が出たら自分のコマを動かすのですが、自分のコマがどれかわからなかったら、適当なコマを動かさなければなりません。

やっているうちに、プレーヤー全員のコマがオバケになってしまいます。
さて、全員がオバケになって、次にサイコロで「オバケ」の目がでたら、今度は、「オバケ」同士で入れかえることができます。
自分が最下位ならば、1位と入れかえれば、いっきにトップに立つことができます。

これは、自分の手番以外でも、じっとゲームに集中していなければいけないというところが、なかなかにいいなぁと思います。
いつ自分のコマが入れかえられるか、わかりませんからねぇ。
小さな子どもなら、これでも充分にたのしめると思います。

ただし、基本は自分のコマを前に進めるだけですから、自分のコマがどこにあるかだけを追い続けていれば、あとは単純なスゴロクゲームです。
だから、小学校中学年ぐらいから上になると、ちょっとルールが単純すぎるなぁ、「入れかえ」のルールって、あんまり有効に働いてないなぁと感じるかもしれません。
まぁ、わざと人のコマを動かして混乱させるという手も使えるのですが、全員が自分のコマだけおっていればいいので、大人はそんな手にはまず絶対にひっかかりません。

さて、そこで、初級ルールが簡単すぎる人には、上級ルール。

上級ルールは、自分の色を表すチップを各プレーヤー、それぞれが持ちます。
全員のコマが、オバケになるまでは、初級ルールと同じです。

さて、全員のコマがオバケになって、次にサイコロで「オバケ」の目が出ます。そうすると、初級ルールと同じようにオバケ同士を交換してもいいです。でも、もう1つ、プレーヤーのチップ同士を交換することができるのです。

自分が今まで「黄色」だったのに、いきなり取り替えられて「赤色」になったりするわけです。
そうすると、当然、自分の色だけでなくって、他のプレーヤーの色もすべて覚えていなければなりません。

こうなると、

「あれ、それ動かすの?ブラフ?かんちがい?えっ、それでよかったっけ」

という疑心暗鬼が生まれてきて、なかなかに楽しめます。

わりと4色、覚えられそうな感じでしたが、プレー時間がのびればのびるだけ、自分に信用がおけなくなってくるという、なかなか楽しいゲームです。

1つのコマがゴールに入れば、ゲーム終了です。
それぞれ、正体を現して、順位を決めます。

楽しいゲームで、わたしは気にいました。
ただ、このゲームまだ日本では発売されていないのではないかと思います。
「こぶたのレース」、「ガイスター」のドライマギーア社のゲームということで、「ぱふ」などで売られるとうれしいなぁと思うのですが。
さて、どうでしょう。

 

 

カエルがチュッ

えーと、ツォッホの変なゲームです(笑)

一味ちがうわ。好きですツォッホ。でも、このゲームは、購入リストには入ってないです。

「イヌイット」と同じように、手の感覚を使って遊ぶゲームです。
ただし、「イヌイット」は重さを感じるゲームでしたが、「カエルがチュ」は長さを感じなければなりません。

プレーヤーは、カエルです。
多分きっと、王子様がばけているカエルなのだと思います。
だから、自分の色のカエルコマを持ちます。

このカエルコマなのですが、なんか、イヤな感じですごいリアルなんですが(笑)
いや、わたしがキャラクターな動物に慣れすぎているということなのかもしれませんが……そのリアルさは、「にじいろのへび」のへびの比ではありません。
カエルにキスしたお姫様って、本当にチャレンジャーだったのだなぁと感心してしまいます。

ゲームは、すごく小さな子でもプレイできるぐらいのシンプルさです。

各プレーヤーは、それぞれたくさんの木の棒の入った袋を持ちます。
ボードには、端と端にしるしがあって、まずは、2本あわせてその長さになる棒を袋のなかから選びます。このとき、もちろん、袋をのぞいたり、試しにおいてみたりすることはできません。袋を手の中に突っ込んで、

「エイヤ!」

と2本の棒を選ぶわけです。

さて、全員が選ぶことができたら、実際にその棒をおいて、棒の長さを比べてみます。
まず、長すぎたプレーヤーは、失格です。
目標の長さに1番近いプレーヤーは、使った2本の棒のうち長い方を利用することができます。2番目に近いプレーヤーは、使った2本の棒のうち短い方を利用することができます。

ボードの横には、リアルなカエルコマが、横一列にならんでいます。適当な距離をおいて、ゴールであるお姫様(ただの女の子?)がおかれています。
さて、さっき1位と2位だったプレーヤーは、自分の棒をカエルから、お姫様にむかって、のばすことができるのです。
そうつまり、今まで「棒」と呼んでいたものは、なんと「カエルのベロ」だったのです。

次は、1番負けている人が、次のお題になる長さをしていします。
そしてまた、2本棒をえらんで……。

というように、ゲームが進んでいきます。
はやく、「ベロ」がお姫様について、キスできた人が勝ちになります。

たしか、お姫様がカエルにキスしないといけないと思うのですが、このゲームでは、カエルの方が、積極的です(笑)
箱の絵が、ちょっとセクハラっぽいのも、わたしてきにはマイナス。だって、オススメするときに、ちょっと恥ずかしいじゃないですか。

もしかすると、呪われて人間になってしまった「カエルのお姫様」を、カエルの王子様がキスして、カエルに戻すという設定なのかも(笑)

プレイしてみて、わたしは、とっても下手ということがわかりました。だから、ちょっと評価が厳しくなっているのかもしれません(汗)
ただ、失敗した棒は、どんどん減っていってしまうので、後半になればなるほど、より難しくなってきます。その分、長さの目標が自分で決められるのですが、これがけっこう有効に働かすの難しかったです。
だから、けっこう極端に得意苦手によって、結果に差が出てしまうような気がします。

苦手だと、子どもにはつらいんじゃないかなぁ
とりあえず、大人ともう1回遊ぼうという気にはならないかな。
子どもと遊んで、子どもの反応を確かめてみたい気はします。

けっこう、「イヌイット」と同じで、子どもの方が得意なのかもしれません。

  1. 「ゆうもあゲーム会・大阪」の開催は基本的に日曜日 []

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エロバカ学級日誌

題名こそ「エロ」とかかかれていますが、Dr.モローの漫画ですから、当然、成年指定とかされるわけもなく、なんか、いつもどおりのドタバタです。

まあ、こんな感じの人も、いないわけではないよなぁと(笑)
一部、ミョーにリアルでいやだ。

むしろパワーは、他の漫画に比べると弱いような気もします。

このエンディングは、けっこう好きですけどね。

エロバカ学級日誌 (TSUKASA COMICS)

Dr.モロー / 司書房(2003/10)