ちはやふる45
メインの物語が、しっかり太く中心をつながりながら、そこに何層も物語が重なり合っている。
それが、本当にフィナーレに向けで、全部、全力で出てきているのが伝わってくる。
作者にとっても、この作品をかくことが熱血なのだなぁと思います。
この熱量の物語は、多分、一生に何度もかけるものではない。
これが、全部賭けてからなんだろうなぁ。
リザーバーの仕事というのがあるよねぇと思う。
もちろん、スタメンを目指すのは大事なんだけれども、リザーバーとして、スタメンが戻るまで3分間だけでもいいから、動き回って相手をおさえる。
それに耐えきれなくて、やめていく子も多い。それは、花形な仕事ではなくて、地味で目立たないしごとで、もしかしたら、誰かの引き立て役にしかならないのかもしれないから。
でも、そうやって支えていく人間がいるからこそ、花形だったプレーできるのだと思いたいし、自分にそうやってなっとくさせてやってきた。
そんなことを思い出させてくれるマンガです。