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ファイブスター物語15

13巻から、まだまだ一気読みの15巻目。

この人のマンガを読んでいると、お話の作り方って本当にいろいろあるなぁと感動すら覚えてしまいます。

こんだけ、お話がアッチコッチとんだら、支離滅裂になると思うのですが、ちゃんと、1つのエピソードごとに山場があって、それが伝わるつくりになっている。

特に、「ONE PIECE」なんかと比べてしまうのですが、あっちは、ものすごく時間をかけて山場を作っていくのに比べて、こっちは少しずつの山場の繰り返しなのに、同じように大きな山場も感じさせられてしまいます。

おいしいところだけをかじってかいているという面もあるとはおもうのですが、逆にいうと、それだけおいしい場面を切り取る能力があるということなんですよねぇ。
そして、登場人物、すべてが魅力的なんですよ。なんだろう、男も女も、このかわいさは!!崩れてかわいいのだが、なんとも、なっとくいく崩れ方をしているというか。ヒュードラー博士も、かわいいしなぁ。

もちろん、いろんな物語の歴史があって、そこを本歌取りしているからこそわかる感動というのもたくさんあるとは思うのですが。そういう意味でも、物語の先端という感じがします。

平井和正,読書ウルフガイ,平井 和正,歴史,犬神,狼のレクイエム,狼の恨歌,黄金の少女

狼のレクイエム 第二部 ブーステッドマン ウルフガイ4

一気に、抑圧されていたものが開放されて、ぶっ飛んでいく爽快感のある「狼のレクイエム」第2部です。

昔は、次の「黄金の少女」が、「狼のレクイエム」第3部になっていましたが、今は、そうでもない。そもそも、「黄金の少女」ほぼ狼でてこなかったような……。
というか、そもそも、「狼の怨歌」の読み方が「おおかみのレクイエム」だったらしいですからねぇ。そのあたりは、あんまりこだわりないのかな。

まあでも、これは、歴史に残る名作だと思います。読む人によっては、エンタメに振れすぎている感じがするのかもしれませんが、圧倒的におもしろい。そして、それは正義。

ただ、人に影響を受けやすい純粋なところのある平井 和正が、このあたり、1番なやんだところでもあるようです。
多分、この続きが長らく書けなかったのは、それでも読者の要望で「ウルフランド」にラストシーンの書き直しをしたことの影響は、ものすごく大きいと思っています。
読者は、物語にどんな感想をもってもいいのだけれど、物語の筋を変えさせるような要望を作者にしてはいけないと思います。いや、その結末が嫌なら、自分で書け。もしくは、想像してたらいいのです。
物語はやっぱり、語り手のもので、その語り手がたくさんに増えて、自分の物語を語っていくのはいいのだけれど、それを作者に求めるのは間違えだと思います。

今読んでも、西城たちと犬神 明たちのハンターとの接触の仕方の違いが、すごいと思います。
情報量の違いなんかもあって、たしかにこうなって当然と読めばわかるけど、それでも、犬神 明の苦労って……、ものすごく思う。
でも、そこも対比になっていて、なんというか、お話の色が鮮明なのです。

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倭の五王と大和王権 新装版マンガ日本の歴史2

すごい挑戦的なマンガで、歴史マンガって偉人伝的に書いていけばあるていど物語になるのですが、あえてそうしていないんですよねぇ。
多分、これも、竹宮 惠子の「吾妻鏡」も、作者の中で省略されている話がめちゃくちゃ多くて、ものすごくダイジェスト版をみせられているのだと思います。

10巻ぐらいの文章で、この1巻だけをかいたら、めっちゃおもしろそうだと思います。

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風雲児たち 幕末編17

歴史のうねりは、いよいよ引き返せないところまで大きくなる。

なんというか、松陰のまっすぐな狂気が凄い。
でも、歴史が動くときって、動かしている人は本当に狂気の中なんだろうなぁと思います。

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キャプテン・アメリカ ロード・トゥ・リボーン

キャップの功績をふり返る1冊。
70年も続くコミックって、まあ、個人でかいてるのならあり得ないんだろうなぁと思います。まあ、日本ならアニメ版の「サザエさん」が、そんな感じになっていくかもしれません。
まあでも、歴史が長すぎて、わたしらには、しらんがなという感じもないことはない。

まあ、「ロート・トゥ・リボーン」なので、この時点でリボーンは決まっている感じです。
まあ、それはちょっと怒れよという思いはないわけではない。

ノーマン・オズボーン、良い感じ。

マルコス・マーチン,Marcos Martin,
ルーク・ロス,Luke Ross,
ブッチ・ガイス,Butch Guice,
ハワード・チェイキン,Howard Chaykin,
ラファエル・アルバカーキ,Rafael Albuquerque,
デビッド・アジャ,David Aja,
ミッチ・ブレイトウェザー,Mitch Breitweiser,
カルマン・アンドラソフスキー,Kalman Andrasofszky,
デール・イーグルサム,Dale Eaglesham,
アレックス・ロス,Alex Ross,
フレッド・ヘンベック,Fred Hembeck,
ジーン・コーラン
エド・ブルベイカー,Ed Brubaker,
ロジャー・スターン
マーク・ウェイド,Mark Waid,
ポール・ディニ,Paul Dini,
秋友 克也,今井 亮一
ヴィレッジブックス
発売日 : 2014-04-19