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クトゥルフ神話ガイドブック 20世紀の恐怖神話

クトゥルーとの出会いは、多分、矢野健太郎のケイオス・シーカー・シリーズだと思います。

で、学研のムック、創元推理文庫の「ラヴクラフト全集」と青心社の「暗黒神話体系 クトゥルー」あたりを平行して読んで、RPG系とか、マンガ、菊地秀行の小説などに広がっていった感じです。

こういう「世界」を共有しているというのは、おもしろいなぁ……という興味が大きいです。物語の中で、いろいろな関係ができているところが、楽しいのです。

で、こういうガイドブックは、自分がみつけていないそういった世界の広がりを感じさせてくれるで楽しいです。

今までのガイドブックは、やっぱり海外の作品についての言及が多かったのですが、このガイドブックについては、日本の作品のことも多く書かれていて、そのあたりが楽しかったです。

わかる人にはわかる暗号みたいな感じで、それを作品に紛れ込ませるのは、けっこう気持ちいい行為なんだろうなぁと思いました。

魔導書に人格があるという考え方は、なかなか、面白くていい設定です。

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世紀末 神々の終末文書 Truth in Fantasy 27

世紀末、いつの間にやら終わってしまいましたねぇ。
ただ、だからといって、明るい方にぬけた様子ではありません。

こういう終末的な感じというのは、周期的なものがあるのかもしれません。

このシリーズ、「Truth」というぐらいですから、題名からイメージするよりも、けっこう真面目です。
わたしの今までものの見方が、けっこう迷信にかぶれていたのがよくわかります。

いや、なんか、やっぱり黙示録とかには、謎の予言があってほしいじゃないですか。

でも、時代背景の中から、そういったものが成立していったこと、時代背景によって、そういったものがまた見直されていったことというのは、なるほどなぁと思います。

グノーシス派の考え方というのが、けっこう面白いです。

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ゲームを斬る

いろいろ間違えとかがあるこの本ですが(エラッタが「グループSNE」のWebサイトで見られます)、1番大切なのは、安田均が、ゲームを遊んでいるのが、とっても楽しそうなことだと思います。

わたし自身も、グループSNEの「カープス戦記」や、「安田均のゲームバトルロイヤル」がなかったら、TRPGの世界で止まっていて、ボードゲームの世界には、入っていなかったと思います。

確かに、自分の興味の移り変わりが、そのまま、ゲーム界の動きにみえてしまっているところはあるのですが、それでも、

「おもしろいよ!!」

と誘うんじゃなくて、楽しんでいる様子を見せるというのは、遊びにとって、とっても正しいことだなぁと思います。

ということで、「斬る」ところまでは、もしかしたらいっていないかもしれない。
この題名から、まさか、テレビゲーム以外の話題がでてくるというのも、見た人にはわからないだろうという部分はあるのですが、とってもゲームを遊んでみたくなる本なのは、たしかです。

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図解 錬金術 F-Files4

「ニュートンは理性の時代の人ではなく、最後の魔術師だった」

みたいな話がおもしろかったです。

あと、造物主の上に神がいるという考え方も、けっこう斬新でした。

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ゲーム的人生論 人生ゲームの成功法則

この本を読んで思ったこと。

あぁ、正しく鈴木 銀一郎の小説の主人公の男たちは、鈴木銀一郎の分身だったんだなぁと。
真面目なギャンブラー(笑)

でも、この人の真面目な哲学は、わたしの大雑把さとは、なかなか相容れないかも……。