DEATH NOTE 4
このあたりは、だんだんとより邪悪になっていく月がおもしろいですねぇ。
そして、もう、何が正義かわからなくなってく。
マンガ雑誌というのは、何年も、何年も、ずーっと同じぐらいの年齢層の心をターゲットとして続いていきます。
ジャンプだったら、小学生高学年ぐらいから中・高校生ぐらいのでがターゲット。
つまり、まあ、わたしみたいに読み続けている人間もいるのだけども、まともに売り上げやらなにやらのことを考えたら、ずーーっと、同じテンションとかレベルのマンガを載せ続けていくことが、正しい選択ということになります。
だから、掲載誌のレベルを超えてしまった作品は、その年齢層に訴えることが出来ませんし、切り捨てられていくことになります。
「シャーマンキング」も、そういう状況になったのだと思います。
怒りでパワーアップしないバトルマンガ。そんなの結局、子どもには理解できないということですね。
最近は、「努力」も嫌われるようです。主人公たちが、楽勝でアイテムの力とかでパワーアップして勝利をおさめるのが喜ばれるそうです。
でも、本当に、あと1歩で終わりそうなところまで来て、この結末でしたので、とっても残念です。
武井宏之さんも、かなり思うところがありそうだから、次の完結編に期待します。
おもしろいのですが、なんとなく、ウロボロスのところで、作品のテーマ的なところは、出尽くしてしまって、今は、繰り返しているようにも見えます。
ひたすら強くなっていかなければならない少年マンガの難しいところです。
「武装錬金」で、和月さんは、とっても正しい少年マンガを描こうとしていると思います。
「満面の微笑みでゴマかしてやがる」
というのが、今回のわたしの笑いのツボでした。