バージョンアップ

武井宏之,読書

シャーマンキング31

マンガ雑誌というのは、何年も、何年も、ずーっと同じぐらいの年齢層の心をターゲットとして続いていきます。
ジャンプだったら、小学生高学年ぐらいから中・高校生ぐらいのでがターゲット。

つまり、まあ、わたしみたいに読み続けている人間もいるのだけども、まともに売り上げやらなにやらのことを考えたら、ずーーっと、同じテンションとかレベルのマンガを載せ続けていくことが、正しい選択ということになります。

だから、掲載誌のレベルを超えてしまった作品は、その年齢層に訴えることが出来ませんし、切り捨てられていくことになります。

「シャーマンキング」も、そういう状況になったのだと思います。
怒りでパワーアップしないバトルマンガ。そんなの結局、子どもには理解できないということですね。
最近は、「努力」も嫌われるようです。主人公たちが、楽勝でアイテムの力とかでパワーアップして勝利をおさめるのが喜ばれるそうです。

でも、本当に、あと1歩で終わりそうなところまで来て、この結末でしたので、とっても残念です。

武井宏之さんも、かなり思うところがありそうだから、次の完結編に期待します。