ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,立命館大学ドイツゲームサークル,2003年2月立命館大学ドイツゲームそっとおやすみ,ゲーム会,セット,子ども

そっとおやすみ

りんのお気に入りのゲーム。
教えてもらってから機会があると、

「好き。おもしろい」

と吠えております。
最近、色々なところで取り上げられているので、うれしいです。
小さい子どもとやると、

「いつになったら、カードをふせたの気がつくのかなぁーー」

というのんびり感あふれるゲームになりますが、大人とやると一転して緊張感あふれるゲームになります。

このゲームは、プレイする人数によってカードの枚数が変わってきます。
カードは1人に5枚で固定だからです。顔のカードは4枚で1セットです。それを人数セット分。それから、人数分のジョーカーを入れてシャッフルします。

カードの準備をされている間に、りんが、ルールの説明を。
まさか、自分がゲーム会で、みんなにインストするようになるとは、去年までは思ってもいなかったです(笑)

カードが配られて、プレイ開始。
手札を見ると、いきなりそろっています。

「じゃあ、誰からはじめるか、ジャンケンで決めるよ」

ごめん。もう、ふせてしまっていました(笑)

いくらなんでも、順番決めのジャンケンぐらいは、してからスタートしなければいけないだろう。大人として。
ということで、もう1回配りなおして、スタート。

「ジャンケンポン」

よし、順番が決まったぞ。
と思ったら、さっと、カードがふせられます。
速。
わたしの正面に座っている方は、気づかずに自分のカードをじっとにらんでおられます。

「ええ、感じや」

数秒後、気づかれました。初「おねむちゃん」決定です。

「どんなゲームかわかった」

ということで、全員が、ゲームに集中します。
なんせ、メチャクチャ速くカードがそろってしまいます。
配られた時点でそろっているなんて、ザラです。
1周もまわれば、すごく続いた卓球やテニスのラリーを打ち合っているみたいな感じです。
一瞬たりとも気が抜けません。

そんななかで、

「ほら、このゲームって、色々しゃべりながらした方がおもしろいですよ」

などとわたしは、極力しゃべろうとして、自爆しておりました。

でも、楽しいです。やっぱり、好きですねぇこのゲーム。
結局、おねむちゃんカードを4枚ほどもらいまして、その日もわたしは、おねむちゃんなっておりました。

終わってからの皆様のゲームの感想は、

「今日、1番、緊張した、ピリピリしたゲームやったなぁ」

とのことでした。
おかしいなぁ。そんな雰囲気のゲームじゃないんだけどなぁ(笑)

4枚カードをそろえて、ふせる人が1番得だと思うのですが、今回、1番おねむちゃんじゃなかった人は、実は、あんまり自分でカードをふせてなかったんですねぇ。
なんか、コツがあるのかもしれません。

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,立命館大学ドイツゲームサークル,2003年2月立命館大学ドイツゲームセット,リーチ,ワードバスケット

ワードバスケット

日本で5本の指に入るゲームその2は、<b>「ワードバスケット」</b>です。
大人とやるのは、はじめてです。
いろいろと、簡易ルールで今までやっていたので、とまどうところも多かったです。

みなさん、最初の何枚かを出すときのペースが速い速い。
あれよあれよという間にカードをバスケットに放りこんでいくので、わたしは、焦っておりました。

みんなのカードが、2枚とか3枚ぐらいになって、ちょっと一息ついてからが、やっと、わたしのスタートという感じでした。

はじめは、固有名詞なしのルールでした。

普段は、でっかい声で、

「『え』え、え、えんぴつ、絵の具、エアロビクス……」

なんて言いながらやっていますが、大人相手ではそういうわけにもいきません。黙って、頭のなかで考える。

出せると思った瞬間、リセットかけられたりすると大変です。また、1から考え直しです。

何回ぐらいやったかな?10回ぐらいはやったかな?もっとやったかな?
わたしが上がれたのは、1回だけでした。

後半は、固有名詞ありルールに。
でも、頭が固有名詞の方にシフトしないので、案外でない。
なんで、似たような言葉とか、関連している言葉とかは出やすいんでしょうね。
固有名詞出るときは、固有名詞ばっかりでるんですが。

「あがり」

と思ったら、リーチを忘れていたり、

「あがり」

と思ったら、最後の言葉は3文字以上じゃなくてはいけなかったりと、大人のルールは厳しいのでした。

でも、やっぱり、丁々発止のやりとりが出来る年齢との「ワードバスケット」は、とってもスリリングでありました。

また、鍛えておこう。

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,立命館大学ドイツゲームサークル,2003年2月立命館大学ドイツゲームオセロ,ダイナマイト,ノイ,ワードバスケット

ノイ

「立命館大学ドイツゲームサークル」は、「ドイツゲームサークル」ですが、日本人の作ったゲームも遊ばれます。

「オセロも、日本人の作ったゲームなんだよ」

「え、そうなんですか?」

それは、今まで生きてきて、はじめて知った衝撃の事実。

日本人の作ったゲームの中でも、「オセロ」、「ノイ」、「ワードバスケット」は5本の指に入るすばらしいゲームだといわれているそうです。

ということで、今回の最初のゲームは、「ノイ」です。

「ノイ」。アルファベットで書くと「neu」。たぶん、英語で書くと「new」ではないでしょうか?そうだと聞いたような記憶があります。
日本のゲームだれど、なぜかドイツ語のゲームです。

チップを3枚もってスタートです。
プレーヤーは、手札を3枚ずつ持ちます。
最初のプレーヤーから、1枚ずつ手札を出していきます。
手札を1枚出せば、山からカードを1枚引きます。引き忘れると手札が2枚とかになってしまいますので、めちゃくちゃ損です。
カードには、数字が書いてあります。
場に出されたカードの数字は、どんどん足していきます。
そして、この場の数字が101を越えないようにプレイしていきます。出せるカードがなくなると、負けになって、チップを1枚なくしてしまいます。

本来ですと、チップを全部なくした人はゲームから抜けていって、1人が最後勝ち残るまでやるのだそうですが、今回は、1人がチップをなくした時点で、終了とすることにしました。

カードは、足し算をしていく数字のカードばかりではなく、いきなり101になるカードや、自分の順番をスキップさせるカード、順番が逆になるカードや、次の人に2枚ださせるカード、次の順番の人を指定するカードなど、いろいろな特殊カードがあります。

感じとしては、今までプレーしたゲームのなかで、「ダイナマイト」というゲームとよく似ています。
ただ、ダイナマイトは20からの引き算だったのに対して、こっちは、101への足し算です。小さい子に勧めるとしたら、「ノイ」の方ですね。

軽くて、テンポ良くサクサク進みます。
最初は、調子よくてチップいっぱい残していた人もいたのですが、

「これはもう、誰をターゲットにするか、わかってるよね」

の言葉の元、集中攻撃がおこったりもしていました。
すいません、煽ったのは、わたしでした(笑)

自分の順番の次の人を指定する「ターゲット」というカードがあるので、それが出まくると本当に集中攻撃が出来てしまいます。
でも、数字が小さいときにまわってきても、全然こわくないし、すべての攻撃を受け流したときは、すごい快感だと思います。

「リバース」「リバース」攻撃で、同じ人ばっかりカードを出しているのとかも、なんだか、「ダウト」とか「ウノ」を思わせて、ほほえましい感じ(?)でした。

「ダイナマイト」は、「ダイナマイト」のカードという使えないイジワルなカード(使った瞬間に負けが確定する)があるのですが、「ノイ」にはそういうのはなくて、札の引き忘れがある感じかな。

でも、このゲームサークルに来ている人は、みんなジェントルメンで優しいから、引き忘れがあると、

「忘れてるよ」

と言ってくれていました。

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,立命館大学ドイツゲームサークル,2003年2月立命館大学ドイツゲームカンビオ,クク,ゲーム会,ピーナッツ

クク

「ピーナッツ」のときは、2グループに分かれていたのですが、ゲーム会参加者、全員参加の「クク」です。

って、ギャンブルゲーム、ばっかりかい(^_^;)\(・_・)

でも、おもしろいですよねぇ。これ。
チップ10枚。3ラウンド目から大人の時間ということで、プレーしました。

あー、でも、今回はいいところなしでした。
1回も、ボットのチップを取ることができませんでした。

それどころか、猫にやられてしまいました。
しかも、山札めくって出てきた猫。

「はい、このカードの元の持ち主は?」

と言われてはじめて、

「あー、それ、おれのや!!」
と叫ぶボケッぷりでした。

破産まではいかなかったのですが、この日は、お金とは縁のない日でした。

では、皆さんご一緒に。

「世の中、銭やーー」

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,立命館大学ドイツゲームサークル,2003年2月立命館大学ドイツゲームピーナッツ

ピーナッツ

行くといきなり始まりそうになっていたゲームが「ピーナッツ」でした。
よかった。よかった。あと、5分遅れていたら、ゲーム終了まで手持ちぶさたに待っていなければなりませんでした。

「今からですが、入りますか?」

の言葉に、ジャンバー脱ぐのももどかしく、

「もちろん!」

と答えて、入れていただきました。

途中まですすんでいたインスを、もう1回最初からしてもらうことになりました。
ありがとうございました。

ギャンブルなゲームです。
わたしたちは、健全な青少年なので、お金はもちろんゲームについているお金ですけどね。

プレーヤーは、決められたお金を持ってスタートします。
ゲーム自体は、スゴロクゲームのような感じです。
ゲームボードには、まるくちょうどルーレットのように「金額」がかいたマスがならんでいます。
ルーレットの外周には、内側の「金額」と同じタイルがおかれています。
まず、プレーヤーは、このタイルを買うことからはじめます。
タイルを買った場所は、自分の所有地になります。自分にとっては、そこは安全地帯になります。また、他のプレーヤーがここに止まると、素通りしていく場合は、その所有者に所有地の金額分のお金を払わなければなりません。

全員が、土地を2つ買えばゲームスタートです。
最初のプレーヤーは、サイコロを振ります。
さて、このゲーム、サイコロの振り方は3通りあります。まず、1~3の目しかない黒いサイコロを1つ振る方法です。つぎは、0~5までの目がある白いサイコロを1つ振る方法です。そして最後は、白いサイコロを2つ振る方法です。
プレーヤーは、自分がすすみたいマスを決めたら、好きなようにサイコロを振ることができます。
サイコロを振って移動し、その場所がまた気に入らなかった場合は、さらにサイコロを振って、気に入るところまでコマをドンドン進めることができます。
ただし、2回目以降のサイコロを振るためには、止まっているマスの料金を支払わなければなりません。
所有者のいないマスは、銀行にお金を支払わなければなりませんし、所有者のいるマスは、その所有者にお金を払わなければなりません。

気に入ったマスに止まったら、コマをルーレットのマスの内側のマスに動かして、手番の終了を告げます。

全員がコマを動かし終わって、中立ゴマを動かし終わったら、そのラウンド終了です。
収支決算をします。
1番値段の高いマスに止まっている人に、自分の止まっているマスの値段との差額分を払わなければなりません。

そして、お金を全員からもらった人は、また、タイルを1まい買うことができます。

あとの手番の人は、みんなの止まったマスを見てから、自分のコマを動かせますから、人よりも得なマスに止まれやすそうです。
でも、あまり何回も、進み直しをしているとお金がなくなってしまいます。

また、1つのマスには、1人のコマしかストップできませんので、後の人がそこでストップすると、前の人は追い出されてしまったりします。

タイルを誰かが6つ所有するか、誰かが破産するかすると、ゲーム終了です。

てなゲームの説明を聞いて、ジャンケンポンをして、ゲームスタートです。
まずやることは、タイルの購入。
どんなところのタイルを買えばいいのかというのは、今ひとつわからないので、ここは、ジャンケンに負けて、みんなの取るのを様子見したいところ。

「ジャンケンポン」

なんで、わたしは、こんなときばっかり勝ち残ってしまうのでしょう?
いきなり手番、1番です。

「自分の所有地で勝ったら、差額の2倍もらえる」

という説明があったので、1番高そうな土地を買うことにします。2300(あとで見ると、最高は2400でした)。

「800はお得やで」

の声。えぇ、そうなのか?
じゃあ今度は、安いところということで、200ぐらいの土地を買って、ゲームスタートです。

「800はお得」の意味がわかりました。800ぐらいの点数だと、みんなふりなおすんですね。ふりなおすと、その人に800ずつお金が入っていきます。
これが、わたしが買った「2300」だと、そこに止まれば、1位になる可能性がありますから、ストップしちゃいます。ストップされると、お金が入ってこないんです。
「200」や、「300」でも、ふりなおしてくれるのですが、それでは、入ってくるお金が小さすぎる。
だから、「800」とか、「900」の微妙な数字がおいしいわけです。

しかも、1回勝者になれば、タイルを1枚購入できる。そして、安全地帯が、ドンドン増えていくんですねぇ。
しかも、お金がたくさんあれば、サイコロのふりなおしもドンドンできちゃう。

まさに、お金持ちが得するようにできているこの世の中の仕組み。

そのカラクリに気づいたときには、もう、100円札が4枚ぐらいしかないのですが……。

「お金って、さびしがり屋だから、いっぱいある方に集まるよね」

という誰かの言ったセリフの通りの展開になっていました。
もう、すぐにハコか?というところを何回か粘ったのですが、残念ながら、りんがとうとうハコになってしまって、ゲームは終了しました。

「800」で、儲けていた人が、勝利していました。

ボードの数字の並びが、けっこう、イヤらしいです。夢の向こうに破滅を隠しています。「2400」のとなりが「10」とかになっています。
ついつい、自分だけは、

「おれは、『2400』でギリギリ止められる男や」

とか思ってしまいます。

「よ、世の中、銭やー」