デーモン聖典11
「デーモン聖典」、これにて完結です。
はっきりいって、赤龍、ちょっとかわいそすぎです。純情と言ってもいい。
でも、「恋人は守護霊」とかでもあったのですが、確かに、運命の恋人の魂が転生したとして、転生した相手が、本当に運命の恋人かどうかはわからない。
魂は同じでも、それぞれの「運命」は、やっぱり違ってくるだろうから……。
しかし、自分の姿を変えて見せることができるんだったら、成長した姿ではなくて、別の人間の姿を上がきさせてみせればよかったのに……。
とか思うのは、デーモンにはない、人間の狡さなのかもしれませんねぇ。