NANA-ナナ-8
今までは、モノローグは、奈々のものばかりだったのですが、この巻あたりから、ナナのモノローグも入ってきます。
しかし、ナナのこの奈々に対する執着は、いったいなんなんだろう?
どうも、本人にもみえてないみたいなのですが。
今までは、モノローグは、奈々のものばかりだったのですが、この巻あたりから、ナナのモノローグも入ってきます。
しかし、ナナのこの奈々に対する執着は、いったいなんなんだろう?
どうも、本人にもみえてないみたいなのですが。
少年マンガの恋愛は、キスしたら終わりだったり、結ばれたら終わりだったりします。
それが、いい悪いではなくて、そういう文法でかかれていて、ぼくらはそれに慣れています。
でも、結ばれた後、そこからどうなるというのが、少女マンガの文法のような気がする。
もちろん、そうでもない結婚して終了の少女マンガもたくさんあるんだけど……。
でも、男の恋愛に関する目線と、女の恋愛に関する目線と、ズレがあるとしたら、けっこうこのあたりかもしれないと思います。
結ばれた後も、どんどんストーリーが続いていく「ツーリング・エクスプレス」を読んで、そう思った。
那嵬の紋章にそんな秘密が……。
でも、それではなんで、この人だけ自由に動けているんだろう……。
夕維は、夕維で、この名前を名乗る限り、「シ」としての力はなんか、封印されている感じですねぇ。
なんか、物語を把握しきれていない感じです。
こっちの方が、「FAIRY TAIL」よりも、物語の広がりはありそうなのですが…。
でも、モンスター主人公だと、どうしても、なんでもアリになりすぎちゃうのかな?
まあ、他の作品が、なんでもアリでないかどうかというのは、難しい問題です。
「清原なつの忘れ物BOX」の第1弾です。
今まで、コミックスには収録されなかった作品が載っています。
え~と、水準的には、そんなに出来はよろしくないかと。
清原なつのの作品自体が、ものすごいドラマチックであったりとかはしないので、けっこう評価的には難しいとは思うのですが、まだ、テーマをうまく昇華しきれていない感じがします。
まあ、だから今まで忘れ物だったのかも。
でも、清原なつの独特の「痛さ」と「諦観」(無常観?)みたいなものは、作品の奥にしっかりと流れています。
清原 なつの / 本の雑誌社(2005/05)
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