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続・幻影城 江戸川乱歩全集27

まぁ、「くそくらえ!」まで言っちゃうと、ちょっと言い過ぎかもしれないですが。

でも、本の感想を書く理由って、自分の楽しさを伝えて、その本を誰かに読んでほしいと思うからじゃないですか?
そういう意味では、乱歩のこの本って、評論としては甘いかもしれないけど、その役割は、達していると思います。

乱歩、メチャクチャ楽しそうです。

まあ、この人らしく、膨大な資料を集めてやっているので、ついつい、「評論」とか、「論文」を期待したくなるのかもしれませんが、この本の目的って、結局、世に推理小説を流行らせたいとか、紹介したい……いや、オレは、こんなにおもしろい推理小説をこんなにたくさん読んだぞ~と言うことなんじゃないかと思います。

しかし、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズや、チェスタートンのブラウン神父が、けっこう昔の作品なのは知っていたけど、クリスティや、アイリッシュの「幻の女」、チャンドラーなんかも、けっこう昔からあったんだなぁと知って、ビックリしました。

わたし自身は、本格推理ものよりも、ハードボイルドの方が、読みやすいんですけどね。
でも、これ読んで、ホームズとブラウン神父は、ちょっと読み返したくなってきた。

山田貴敏,読書ヤングサンデーコミックス,小学館,山田 貴敏,Dr.コトー診療所

Dr.コトー診療所1

ねぇさんが、けっこう気に入っているということで、「Dr.コトー」を読む。

おもしろいんだけど、なにか足りない(笑)

きっと、コトーが、完璧ないい人すぎるんだ。

孤島の医療ドラマがやりたいのか、人情ものをしたいのか、今の医療現場にメスをいれたいのか、どこにドラマの焦点がるのか、はっきりしないところも。

しかし、この調子で、いろいろな難病や、大けがが起こったら、この島、コトー先生がいなければ、滅びちゃうところですな……。

と、いうか、今まで、どうしててん!

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結界師8

なんでだろう、けっこう、人間になりたがっている妖怪って多い気がする。
それは、今の世の中が、妖怪には生きにくいということもあるだろうと思います。
それから、妖怪自体が、孤独な存在であるということとも、かかわってくるようです。

そう考えると、混じりものが、孤独になっていくというのは、なかなか納得のいく話だと思います。

藤田和日郎,読書からくりサーカス,マンガ,小学館,少年サンデーコミックス,藤田 和日郎

からくりサーカス38

そして、このマンガも、終わる気配がないなぁ。
あといくつ解決しなけりゃならないことがあるか、数えるとこわいです。

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シリーズ1/1000SEC.

スコラ文庫からでてたのは、全部、メディアファクトリーから出直すのかと期待していたのですが、そういうわけではないようです。
実は、スコラのマンガって、けっこう雑なところが多いので、メディアファクトリーとか出直して欲しかったりしてたのですが……。

このあたりの作品は、「代表作」にはならないのかもしれませんが……でも、けっこう味があって好きです。

むかしは、前半の日本のお話はけっこう好きで、後半の短編はイマイチだとか思っていたのですが、今読むとそうでもないです。

カメラも、世代交代が速くて、もうデジカメが主流になってきつつありますが、それ故に、すごく時代を切り取っているなぁと思います
時代がしっかり切り取れているから、逆に古くならないのですね。