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短編2本のために買ったんだといい訳をしておこう(誰にだ?)
「relax」は、題名からは葉の話かと思っていたのですが、ハオの話でした。
「麻葉童子」とあわせて、どうして、オパチョの名前がオパチョになったのかという話かな。
麻葉童子と乙破千代の出合いのシーンは、なかなかかっこいいです。
短編2本のために買ったんだといい訳をしておこう(誰にだ?)
「relax」は、題名からは葉の話かと思っていたのですが、ハオの話でした。
「麻葉童子」とあわせて、どうして、オパチョの名前がオパチョになったのかという話かな。
麻葉童子と乙破千代の出合いのシーンは、なかなかかっこいいです。
いや、大きすぎて乗れないだけでしょう。
あまりにも、デカすぎ。
連載当時、だれも、ツッコミをいれなかったのでしょうか。
神坂智子の作品は、実際の歴史の中で展開していく物語が多いです。
代表作である「シルクロード・シリーズ」や、「T.E.ロレンス」、「蒼のマハラジャ」なんかもそうですし、マルコポーロの話もありました。
日本の話である「春・夏・秋・冬」1や、「べんがら格子の家」なんかもそうですね。
レディースコミック系の物語や、短編にちょっと違うのもありますが。
この人の物語のすごいところは、そういった歴史的な史実と物語の部分が、なんというか、すごく地続きに続いているところです。
今回の物語は、英国植民地時代のインド。
インド人として育ったイギリスの少年の物語です。
両方の目をもっているだけに、少年の心は揺れ動きます。
神坂智子の物語は、少年には弱さを、少女には強さをという感じでしょうか。
タージマハルの話なんかは、どこから史実で、どこから物語なのだろうと感心してしまいます。
「ALEXNDRITE」あたりから、仕事量を減らして単行本のでるスピードが遅くなってしまった成田美名子ですが、たしかに、その分、作品が深くなってきていると思います。
まあ、時間がかかる分、読む方は、前の話を忘れてしまっていて、単行本が出るたびに前の巻を引っ張り出して読まなければならないのですが……。
はじめて読んだ成田美名子のマンガは、「あいつ」で、それが、多分少女マンガを読んだ初めてでした。1
あれがなかったら、今、少女マンガを読んでいなかったかも。
深くなっていするのに、なぜか、そのとき読んだ雰囲気も残っていて、成田美名子は、不思議だと思います。
リアリティがあるとか、リアリティがないとか、いうことがあるのですが、なんか、成田美名子の作品は、そういうことに関係なく、ただそこに、「世界がある」という感じがします。
「NATURAL」が始まっときは、日本ものって違和感あるのではないかと心配したのですが、全然そんなことなかったです。