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2月。三連休ということで、三連休の初日2月10日(土)に、ゲームハウスにて湖畔のゲーム会が行われました。

遊んだゲームは、

「マンチキン日本語版」
「バベルの塔」
「カイロ」
「サンクトペテルブルク」
「ことば博士」
「ブロックス・トライゴン」
「百科審議官」
「ヘックメック」
「王への請願」
「タルバ」 

「マンチキン日本語版」は、単純な割には、ルールが多いので遊びやすさに難がある気がします。
まあ、TRPGのルールの細かさといい加減さを笑うゲームなので、しかたないか。
ざっくり大作りな感はありますが、意外とバランス悪くないのかとも思わせところもあります。
欠点は、やっぱり、「D&D」を知らないとねぇということですね。

「バベルの塔」は、ねぇさんが

「遊んだことある!……かも……」

と。
「かも」って、何だ?「かも」って。
遊んでみると、なるほど、おもしろいけど印象に残りづらいゲームでした。協力したり、出し抜いたりという感じが、同じクニツィアの「ブルームーンシティ」とよく似たテイストでした。

「カイロ」は、下手なわたしは、徹底的に下手です。
0点でした。練習しようという気にまではならないなぁ。たまには、遊んでもいいかな?でも、練習しない限り、結果は同じかも(笑)

「サンクトペテルブルク」は、初プレーの人と、経験者がいるときは、どこまでアドバイスするのかというのは、微妙なゲームだと思いました。
初プレーの人に、あんまりにも言いすぎるのは、その人の考える楽しさを奪ってしまいます。だからといって、よっぽどゲーマーでないと、アドバイスなしでは、かなり差が出てしまうし……。その辺のさじ加減は、難しいですね。
特にこのゲームは、例えば最初、職人を買わない初心者がいた場合、いきなり次の人が職人を3人抱えてスタートするということになりかねません。この差が、かなり大きく出てしまって、勝敗に大きく影響することが多いのです。
まあ、「最初の職人は、とにかく買う」というのは、ルールにもアドバイスとして書かれていることなので、言ってもいい(言うべき?)ことかとも思うのですが。
まあ、初心者の人が一緒に混ざったときは、もちろん勝ちを目指すのですが、自分に不利になる(あきらかに誰かに有利になる)プレーを、その人がしたとしても、

「そんなプレーは、おかしい!!」

とは言わずに、優しく見守れると、また、次から一緒に遊んでくれる人が増えていくのかなぁと思います。
それをするのは、その人なりになにか理由があるはずなので、せめてどうしても言いたいのなら、ゲーム終わってからにした方がいいなぁと思います。
すごい、いいゲームなのですが、そのあたりだけが、難しいなぁと思います。

といいつつ、今回のように、ゲーマー3人と初プレーの人1人だと、あっこでアドバイスした方がよかったのかなぁ……。

とか、矛盾したことも思ってしまいます。

「ことば博士」。わたしは、だるま(笑)

ここで、1人用事のため帰宅。
以下、3人で遊びました。 

「ブロックス・トライゴン」は、ブロックがはまるかどうか、入れてみないとわかりづらいという問題が(笑)
でも、3人で、すっきり楽しめるというのは、いいです。

「百科審議官」は、3人専用のゲームということで。
わたしのお題は、「光るもの」。ねぇさんは、「木がつつかわれているもの」。もう1人は、「うみ」。
光るもの。「人」とか、「ウルトラマン」とかは、若干、わかりにくすぎだったかも。
あんまり絡み合わず、夕食のピザが来たので、途中で中断。

「ヘックメック」は、最近、サイコロのゲーム絶好調のねぇさんの1人勝ち。
いきなり、「29」をとって、その後も、「28」とか、人の「26」を横取りとか……。
昔のサイコロで笑わせてくれるねぇさんは……(笑)

「王への請願」は、「ヘックメック」で独走を許したので、サイコロゲームのリベンジとして。
前回、おてばんで遊んだときは、わたしは、サイコロ操作系のカードばかりを集めてしまって、サイコロが増えず、最終の決戦ですでに負けていたので、その反省を活かして……。
と思っていたのですが、また、サイコロ操作系のカードばかりを集めてしまいました(笑)
そして、余裕で、ねぇさんが、王様と王妃様をおさえて、また持っていかれました。
このゲームは、自分の取ったカードが人に影響するということは少ないので、「サンクトペテルブルク」以上に、アドバイスなんてせずに、はじめてでもまかせておいていいゲームだと思います。
まあ、慣れないと、今振ったサイコロの目が、どう発展する可能性があるのかを見落としてしまうこともあるのですが、それを含めて、考える楽しみを味わえるゲームだと思います。
自分ならこうするのにというのが見えると、ついつい言いたくなりますけどねぇ。
昔のサイコロで笑わせてくれたねぇさんは……(笑)

「タルバ」 は、いいゲームですねぇ。これも、若干、経験差がでるような気がします。
といいつつ、インストしたわたしが、今回、ルールを間違っていて、すいませんでした。

タイルを置ききって点数計算という状況は、今のところ見たことないです。今回は、特に3人だったから、タイルがけっこう余っていました。今までみたことがあるのは、2種類の建物を置ききるサドンレス勝利ばかりです。
でも、4人でやった場合は、どっちか微妙になるかな?
いろいろ試してみたくなるよいゲームです。

けっこう長く書いたので、これをもって、ゲーム会参加報告、及び、ゲーム会レポートということにさせてもらいます(笑)
本当は、もっと1つ1つのゲームのことを書きたいのですが……。

ふたりで遊ぼう,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記バベルの塔

バベル

今日は、「バベル」を2人で遊びました。
購入してから、初プレーです。

ルールを読んでみると、もっと複雑なゲームかと思っていましたが、思ったよりも単純でインストのしやすいゲームでした。
若干、民族カードの特殊能力が複雑なぐらいかな。これは、ルールブックのコピーをとって、各プレーヤーに。
今回は、この特殊能力の説明とにらめっこしながらのプレイでした。

インストはしやすいけれど、プレイは奥が深いようです。けっこう、好きな種類のゲームですねぇ。

「バベル」は、自分の陣地にできるだけ高い神殿を建設していくゲームです。
自分の陣地は5つあって、「アッシリア」、「ヒッタイト」、「メディア」、「シュメール」、「ペルシア」とそれぞれ名前がついています。
そこに、自分のコマを移動させて、バベルの塔を建てていくわけです。

コマを移動させるためには、ガイドが必要です。自分の手札から、その土地の民族のカードを1枚捨てることで、コマをその土地に移動させることが出来ます。

また、その土地に神殿を建てていくのにも、人が必要です。これは、とにかくどの民族でもいいので、そこにカードを配置されなければなりません。

ということで、カードは、コマの移動と神殿の建設の両方で使われます。

神殿は、最高6階まで建ちます。
神殿は、下の階から順番に作っていかなければなりません。ただし、石切場に置かれる神殿の材料は、いつも、下から順番に出てくれるとは限りません(笑)
きっと、1階に適した石と2階に適した石は、微妙に種類が違うんです。

そして、1階を作る時には1人(1枚)でいい民族(カード)ですが、2階を作る時は2人、3階を作る時は3人と……と、建てる回数分だけの人数(枚数)を配置しなければなりません。

民族カードは、3枚連続で配置されることによって、特殊な能力を発揮することが出来ます。
また、自分の手番に1回だけ、民族を上から3枚、ある土地から別の土地に移動させることが出来ます。

民族移動が、手番に1回だけ。
あとのコマの移動、神殿の建築、民族の特殊能力の利用は、自分の手番中に、カードが許す限り何回でもできます。
この何回でもできるというのが、このゲームの派手なところです。

今回は、手探りプレーでした。

先番が、ねぇさん。後が、わたし。
先番は、いきなり2つの土地に「1」の塔をおけるので、けっこう有利な気がします。

いろいろな民族の能力を使ってみて、どうなるか結果をみるというのが、今回のテーマな感じです。

わたしは、「ヒッタイト人」の特殊能力「神殿強奪」が強そうなので使いまくりました。
これは、相手の神殿の1番上の段のカードを奪い取るという能力です。しかも、これは、自分の神殿よりも高い段ならば、段数を飛び越して奪ってくることが出来ます。
例えば、相手が地道に、6段まで積んだ塔の1番上の階だけを、自分のなんにもない陣地にいきなり持ってくることが出来るわけです(ただし、そこに6段までつくれるだけの民族カードが配置されている必要がありますが)。

相手は、「ペルシア人」の特殊能力「段数飛ばし」がお気に入りのようです。これは、神殿を建設する時、1段飛ばして建設できるという能力です。

相手がけっこう地道にコツコツと建設しているのに対して、わたしの方は、「ヒッタイト人」でバブリーな建設です。
おそらく、今なら、耐震強度偽装問題で捕まるのではないかと……。

自分の神殿の段数の合計が15階になったとき、相手の段数の合計が10階以下だった場合に勝利します。
もし、相手が10階以上だった場合は、そのままゲームを続けて、先に段数の合計が20階以上になるか、相手の段数を10階以下に減らした方が勝利します。
そして、最後の神殿が引かれても勝負がつかなかった場合は、お互いの神殿の段数を数えて、多い方が勝利します。

さて、バブリーな神殿ですが、爆発力があります。
だから、これはどうやら、最後の方にとっておいた方がよかったようです。

なぜなら、バブリーな神殿は、逆に奪い返されたときのダメージが大きいのです。
いきなりなにもないところに相手の5の神殿を奪って建てたのなら、一気に自分は5点増えるのですが、奪われると一気に自分は5点減ってしまいます。

なにを当たり前のことを……と思われることでしょうが、相手からは、1、2点(段数とばしをしているため)しか奪えてこないのに、自分がダメージをうける番になると一気に5点。
これは、痛いです。

しかも、今回、神殿の材料の出方が、常に相手が建てられるように出ていたので……。

今日は、負けてしまいました。

いろいろ試せそうな感じのゲームで、いいですねぇ。
また、きっと遊びます。

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積み木

2日目。
こっちが、メインのレポートになる予定が……。濃い2日間です(笑)

しかも、宿初施設では、朝から「サンクトペテルブルク」を1回していたりします。

そして、向かった「現代玩具博物館」です。

泊まったところも、かなり山の奥だったのですが、現代玩具博物館は、さらにさらに、山の奥にありました。

ものすごい坂をのぼったところにある駐車場を降りて、さらに、階段をのぼって、やっとこさ、現代玩具博物館がありました。

大丈夫か……ここ。人来るのか……。

入ると、いきなり積み木の山です。
これは、「ネフ」の積み木じゃなくって、4センチメートル基尺のごく普通の積み木だったと思います。もしかすると、「カプラ」ってヤツだったかもしれません。この頃は、まだ、こっちの積み木には、あんまり興味がなかったんですな。

ただ、普通の積み木なんですけど、その量は普通でない(笑)
どれぐらいあるかというと、ドンドン積んでいけば、わたしがすっぽり入るぐらい……が、1人分として確保できて(オイオイ)、3人ぐらいは遊べるぐらいありました。

なんかもう、バベルの塔みたいなものが、積んであります。こんなの岩城敏之さんの「つみ木あそびの本」でしかみたことがないような作品というか、なんというか……。

「これ、さわっていいのかなぁ」

最近は、子どもの積み木も取り上げて積んでいるわたしですが、この頃は、まだウブだったっんですねぇ。

「これは、こられたお客さんが、勝手に積んでいったものなので、どうぞ、どうぞ、好きなようにさわってください」

オオッ。
そして、やることは、もちろん……壊す(爆)

でも、そこは、大人ですから。子どもみたいに、蹴っ飛ばしたり、パンチしたり、乱暴なことはいたしません。
ほら、自分の頭の上に積み木が落ちてきたら、コワイでしょ。

下の方にある積み木を、そーと、1つ抜き取ります。

!!!

なんと、全然、倒れないではありませんか!!
これは、おもしろい!!

そーっ。また1つ。

積まれた塔が大きいので、重みでかなりもつんですねぇ。

そーっ。

調子に乗って抜いていたら、ガラガラと音をたてて積み木の塔は、崩れ落ちてしまいました。

ヤバイ(笑)

そうして、博物館の奥に……。

この日は、崩すだけでしたが、積み木を積むのに目覚めるのは、12月の岩城さんの講演会をまたなければならないのでした。

でも、この日から、全部つながって、今がありますね。

おもちゃ日記,くさつ店OPEN1周年記念講演-岩城敏之-ネフの積み木,ハウルの動く城,バベルの塔,子ども

第2部は、お待ちかね「積み木」です。

「つみきあそび」についての実演つきの講演?
それとも、岩城さんのパフォーマンス?

なんて、思っていたら甘い甘い。

「はい、ちょっと、イスを橋にやって真ん中、場所をあけてくださいね」

と、言われて場所をあけたところに、出てくるわ、出てくるわ、出てくるわ。箱いっぱいの積み木です。

3センチメートルの基尺の積み木と、4センチメートルの基尺の積み木が、まあ、会場を埋め尽くさんばかりに(笑)

そうです。第2部は、大人も、子どもも、みんなで「つみきであそぶ」のでした。

もうすでに、記憶がだいぶん、曖昧になってきているのですが、いろいろつくって遊びました。

カブラ積み木とかでよくやる「バベルの塔」。
積み木を寝かして、レンガのように積み上げていきます。
これは、わりと簡単に、自分の身長ぐらいまで積めちゃいます。

おもしろいのは、高く積み上がっちゃうと、1つや2つぐらい、なかの積み木を取っても、全然、影響がないことです。
そのまま、立っているんですねぇ。

だから、ちょっとした巨大ジェンガができます。
順番に、または、ジャンケンで負けた人は、1つずつ、中程の積み木を抜いていきます。
子どもの身長以上の高さですから、壊れるときは、ものすごい派手です(笑)

なんか、細かいお城みたいなのも作っていました。

「見て!ハウル、ハウル!!」

と、作ったお城を無理矢理歩かせて子どもみたいにはしゃいでいる人もおられました。
確かに、下の積み木を動かすと、連動して全体が動いて、「ハウルの動く城」の様です(笑)

えーと、大人が、作品作りに必死ですから、子どもたちが近づいてくると、

「ヒーッ!」

と、悲鳴です。
ということで、グループのなかで、わたしは、子どもブロック隊として活躍しておりました。
子どもが近づいてくると、とりあえずメインの建物の前に、少し積み木を積んで、子どもをブロック!!

もう、大喜びで、手でバシャーンと、なぎ倒してくれます(笑)すかさず、

「やったーー!」

と褒め称えながら、またまた、積み木を積んでいきます。

ガッシャーン

ほぼ、これの永遠の繰り返し(笑)
まだ、言葉ではコミュニケーションが取れないぐらいの年齢。積むのが難しい年齢ですが、壊すのはできる。
で、ワクワクしながら、積まれるのを待っているのが伝わってきます。
と、ところで、この子のご両親は、今、なにをされていますか?((もちろん、積み木に夢中なわけですよ))

大人のわたしの方は、何回かやってると飽きてきます。
で、ちょっと、ドミノとか、かわった技を見せようとする。

バッシーン

いや、まだ2つしか並べてないやん(泣)
大満足な、ご様子でした。

あと、長い棒状の積み木をつくって、ものすごく高い塔も最後に作りました。
下が、3つだったか、4つだったかの足で立っている塔です。

この塔は、最後壊すときに、1番下の足をみんなで持って、

「せーのーで」

で、抜くんだそうです。
そうすると、ビルを爆破してつぶすときみたいに、「ズッ!」とまっすぐに崩れていくんですねぇ。
この崩れ方も、なんか、美しいです。

ということで、われらが積み木クラブの面々も、積み木をかき集めて、高い塔作りに挑戦です。
大人の目の高さぐらいまで、積みました。

「まだまだ、いける!」

てなことを言いながら、どんどんと積んでいくと……。

ガラガラガラ

つくるのは慎重にゆっくりですが、崩れ落ちるのは一瞬です。

「あぁ、下の積み木を抜いて崩したかったねぇ」

でも、多分、どっちにしろ崩れるまで積み続けていたような気がします。
だって、みんなゲーマーだから(笑)

と、こんな感じで、けっこうたっぷり積み木で遊びました。
ネフの積み木は、テーブルの上で作品を作り上げていくような楽しさがあるのですが、基本の積み木を使った遊びも、またそれとは違った、なんだろう、すごく根源的な楽しさがあるなぁと感じました。

まあ、遊ぼうと思うと、かなりの量の積み木が必要になるわけですが……それから、場所とか……。

「使用した積み木を安売り!」ということで、大人たちが、積み木に群がっておりました(笑)

その後、もちろん、ぱふによって、たっぷりと遊んで帰ったのでした。

また機会があれば、岩城さんのお話は、生で聞きたいですねぇ。