悪魔の花嫁10
1つ1つのお話がどうこうとか、もうここまでくるとほぼなにも感想がなくなってきます。そして、印象も、だんだん少なくなってくる。
ただ、メインストーリーというのは本当はなくて、こういうお話の連続だと受け入れると、なんというか、飽きずに楽しめるのは確かです。
スルメみたいなもんか。
もはや、デイモスが美奈子をどうしたいのかも、美奈子の気持ちも、ヴィーナスも、単なる彩りでしかないという。
ムスリムというと、どうしても、
「信仰か剣か」
みたいな印象があって、抑圧的な印象をもっています。
実際に、そういう面があることも確かだと思います。でも、それと同時に、ものすごく豊かな文明国であることも確かです。
そういうことをあらためて、しかも、メチャクチャはっきりと見せてくれるのが、このマンガです。
もう、1話読んで、これ続き絶対に読まなければと思いました。
知識や教育を持つことで、世界に対して豊かな生活をしていくことができるよという思想が底に流れながら、なかなか、それだけではままならない現実もかかれています。
それは、生活に必要な知識だけではなくて、もっと原理原則的なエウクレイデス(ユークリッド)の原論であったりするというのが、なんとも、ドキドキします。
めちゃくちゃスケールの大きな話が展開していくみたいなので、これからも、ドキドキして続きを読みます。