みずしな孝之のミズシネマ
去年から、今年にかけて、けっこう映画を見に行っている。
といっても、年に数本ですからね。
この本のネタについていけるほどではない。
知ってるのは、それなりにおもしろいけどね。
「デアデビル」の大人なレビューとか。
実は、ホロホロがシャーマンキングになるんじゃないかと期待しています。
マタムネ、カッチョイイ。
今回は、ちょびっとだけの登場ですが。
ゴムだから、雷が利かないっていうのは、読めてた。でも、あのまま、あっさりと倒してオチをつけると思っていたので、そのあたりは、予想外。
そのオチのためだけに、延々とルフィとエネルを出会わさなかったのかと思っていました。
今までのナミの話や、チョッパーの話、ビビの話は、それぞれが直接に体験してきた話なのですが、今回の空島のエピソードは、自分たちよりも世代が過去の話が元にあるので、それを上手に今の人の気持ちにつなげられるのか、難しそうです。
グリードアイランド編完結。
冨樫さんは、本当にこういう「物語のなかの物語」みたいなのが好きなんだなぁと思います。
へぼ読者なわたしは、物語の矛盾点などつかずに登場人物が考えるとおり、
「そうだったのかー」
と感心して、読み進めています。
それが、正しい読み方?
「宿無しミュウミュウ」という昔話(大正だか、昭和初期だかの話だったと思います)を聞いたことがあって、それに似ているなぁと思いました。
川西蘭は、他の人が書くと陳腐だったり、腹が立ったりするストーリーでも、不思議と、質の良いファンタジーを読んでいるみたいに読ます。
それは、1番大きいのは、文体の問題なのだと思います。こういう文を書きたいなぁと、未だに読むと思ってしまいます。
解説で、飯千恵子が、コワイ小説と書いていたけど、それは、わたしには理解できない。
男だからかな。
とっても、ロマンチックなお話なのだと思うわけですよ。
そして、男だけが年老いて骨になっていって、ルルだけがそのままの姿で館に住み続ける。
川西 蘭 / 集英社(1991/07)
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