宝石の国12
なんか、フォスだけが救われない感じです。
贖い主?
まわりが、しあわせそうであればあるほど。どんどん浮いていく。
知らない、考えないというのは、本当にしあわせなことなのだが、それでも、知りたいと思う気持ちも本当。
いくつか、この手の百人一首の解釈本に手を出していますが、まあ、つまんない(笑)
多分、教養が足りない。
今回は、その中では読めた方です。やっぱり、ちはやたちのキャラクターが教えてくれているのが大きいと思います。
それがあることで、なんとなくあのときの気持ちと同じ感じなのかなぁと思えたり。
上手いこと作ってあるのは、百人一首の硬い解釈にこだわるのではなくて、時に、キャラクターの思いが暴走しているところで、まあ、勉強にはならなくても、多分そこがいい。
ちょっとでも、身近に感じて欲しいと思っているのが伝わる本でした。
子どもには子どもの、その時その時の言葉や思いがある。
「足が潰れてもいいから走らせて」
でも、それに大人が、
「子どもがそう言ったから」
といって、無条件に子どもだけに責任を背負わせて、従うのは、指導者としてはダメだろうと思います。
走っても、走らなくても、子どもはきっと後悔する。走らなくて、今しかないこの一戦を逃してしまう重さ、走って、ここで選手生命を絶たれるかもしれない重さ。
走れば勝てることが保証されているわけでは、もちろんない。
子どもが「今」しかみていないなら、見えていない「未来」を見るのが指導者の役目である気がする。
じゃあ、いつから子どもではなく、自分で決心する大人になるのか。
それは、成人したらか?一人で生きられるようになれればか?一人で生きるなんて、できるようになるのか。
難しい。