トップバナナ
子ども用ゲームをもう1つ教えてもらいました。
その名も、「トップバナナ」。
コンポーネントは、プラスチックの立体のボードとバナナを持ったおサルです。
うーむ。これだけで、子どもにウケそうな雰囲気爆発です。
立体のボードは、おサルのお山です。
ちょうど、「ロッティ・カロッティ」のボードみたいな感じで山のかたちにそってマスがつくられています。
各プレーヤーは、「1」から「5」までの5枚のカードを持ってスタートします。
手番のプレーヤーは、手札からカードを1枚プレイして、その数だけおサルを動かします。
スタート地点は、地面からときまっているので、最初の1回は必ず山を登っていかなければなりませんが、次の手番からは、上へ行っても、下に行ってもOKです。
ただし、地面と頂上のマスは、折り返して進むことになります。
また、1つのマスには、1ぴきのおサルしかはいれません。もうすでに、おサルがいるマスは、とばして数えます。
カードは、使い切りです。どんどん選択の幅は減っていきます。
さて、このゲームのミソは、直前の手番の人が出したカードと同じ数のカードは出せないというところです。
ただし、最後の1枚のカードだけは、かわりがありませんので、同じでも出すことができます。
こうやって、カードをだしておサルを移動させていきます。5枚目のカードを全員出し終わったら、得点計算です。
この時点で、1番高いところにいるおサルにチップ2枚、2番目に高いところにいるおサルにチップ1枚です。
次のラウンドは、そのままの位置からスタートします。高いところにいるおサルから順番に移動を進めます。
こうしていって、5枚のチップを集めた人が勝ちです。
人の動向が見られるので、後の手番の方が得かとも思うのですが、前がつまっちゃうと点数が狙えなくなってしまいます。
これは、ルールは簡単なのですが、勝つためには相当考えなければならないゲームですぞ。
全員の手札、そして、現在位置がオープンにされていますので、次だれがどう動くかは、かなり読めるはず。
でも、単純故に、その読み合いは、1つ狂うとどんどん狂っていきます。
裏を読む。裏の裏を読む。そして、結局、なんにも考えない(笑)
そして、いつしか顔は、真っ赤に。
自分がはいろうと思っていたところにコマをおかれて、出てきた悲鳴が、
「ウッキーー」
おサルになりきって、遊べます。
いや、ホント。
子どもの方が強いというのもわかります。
攻略法、あるようなないような、考えさせられる良いゲームでした。
うん。思ったようなバカゲーではなかったです。