応天の門6
道真のあこがれと夢が語られる6巻目。
まあでも、唐だってそんな理想郷ではないという話もあって、なかなか。
まあ、遠いところに憧れるものです。
宣来子、かわいいな。
源融って、たしか、光源氏のモデルとかいわれている人では……。けっこう、こわい人でした。
そして、融の言葉を聞くと、業平も実は裏には……とか、思ってしまいます。
日本の歴史のマンガを読んでいた子どもが、その本の紹介をして一言。
「きらいなキャラクターは、藤原4兄弟です」
まあ、藤原氏、絵に描いたような悪役です。
このマンガでも、そんな感じ。権力を持つってそういうことかなぁ。
4兄弟って、たしか、流行病で全滅したのではなかったかな。悲劇があっても、嫌われるという……。
道真の平安時代講も、楽しいですね。
道長が糖尿病で、歌の意味が変わる説は、爆笑してしまいました。
さて、そんな藤原の闇が、物語を覆っていく感じの5巻目です。
割と隠遁生活をしたい道真ですが、優秀すぎで有名になって否応なしに権力争いに巻き込まれていきます。
中立をたもつなんて、きれい事は、言っていられなくなるのかも……。