ということで、「ピッチカー」ネタが、続きましたが、これは、よいです。
第2回ゆうもあゲーム会・京都 その6 頭も体も使って、パチン
彦根カロム
従姉の子、お姉ちゃんと「彦根カロム」を。
滋賀県の伝統ゲーム。滋賀県民として知っておかねばなるまいて(笑)
わたしも、去年ぐらいに知ったわけですが(爆)
2年生とは何回かやった経験があるのですが、経験の差がでますね。
そして、このゲームは、女の子よりも、男の子の方が好むし、上手な傾向があるようです。
今回、お姉ちゃんは、ストライカーを弾く力がちょっと弱かっですね。
普通に弾くだけだと、けっこうちゃんととばせるのですが、次の日、ツメが痛くないようにということで、ストライカーにツメを接して弾く方法を教えると上手に弾けなくなってしまいます。
人差し指で弾いていたわけですが、ツメをストライカーにつけると、微妙に人差し指のスタートの位置がずれちゃって、力が入らないようです。
実は、ベストな指の位置を決めてしまってから、そのままの形で、ツメをストライカーのところへ持っていけばよいだけなのですが、それが、子どもには、難しいようでした。ついつい、ストライカーにツメをあわせる時点で、人差し指が若干伸びたようになっちゃいます。
そして、お姉ちゃんのとった対処法は?
もちろん、大人がなにを言おうが、自分の打ちやすいスタイルで打つという(笑)
「ツメ、いたくねーか?」
大人は、けっこうハラハラしてましたが、子どものツメって1ゲームぐらいで痛くなるようなヤワなものではないようです。
それに、ゲームが楽しいと、痛さもわすれます。
今では、すっかりテレビすら見なくなってしまったわたしですが、かつて、テレビゲームの格闘ゲームにハマったときは、右手の親指の皮が剥けるまで「昇竜拳」と「波動拳」を出し続けたものです。そして、皮がベロリンとめくれても、やり続けておりました(遠い目……)。
「彦根カロム」だって、おもしろくなければ、ツメがわれて、それでも、軍手とかしてまで遊んだりしません。
そこまでする魅力があるということですね。
まあ、預かっている子どもたちなので、
「体を傷つけても、楽しかったらやり続けろ~」
とは言わないわけですが、ちょっとぐらいのことを我慢できちゃう楽しさっていうのは、味わって欲しいなぁ。
わたしだけ、ペナルティ有りのルールで遊びました。
終盤戦はね、わたしが華麗に連続で決めてしまうので勝負になりませんが(一部、誇張した表現があることをお許しください)、序盤とかは、これで、けっこう勝負になります。
何よりも、体を動かすゲームは、勝敗を越えた楽しさがあるようです。
今回は机の上で遊んだのですが、設置場所は、床がベストかなぁ。
足を降りたんだテーブルの上に設置しておくというのも、よいかもしれません。
妹ちゃんが来て、挑戦しようとしていましたが、背がとどきませんでした。
まだちょっと、弾くのも無理なようしたけどね。
ピッチカー
こんどは、思いっきり弾いても指が痛くないということで、幻(?)の名作「カラバンデ」のリメイク「ピッチカー」です。
わたしも、「ピッチカー」は、購入したものの遊ぶのははじめてです。
今回は、基本セットのみ。
そして、りんは、「拡張セット」不要論者です(笑)
正確に書くと、「拡張セット、1回は試してみたいけど、試してみたら難しすぎてあんまり子どもと遊ぶときは向かないなぁ。遊び倒して慣れてきたら拡張したいいやん」という考え方をもっています。
「カラバンデ」と「ピッチカー」の違いは?
えーと、大きな違いは、レースコースとなる木の板の厚さが違うそうです。
だから、以前に「カラバンデ」を持っている人は、それとあわせて遊ぶことは不可能だそうです。
それから、「カラバンデ」では、他のプレーヤーのコマや、コースの壁に自分のコマが接してしまったとき、黒いコマを使って、コマとコマの間や、コースとコマの間に、弾きやすいようにちょっとだけすき間をあけることが出来ました。
でも、「ピッチカー」の方は、この黒いコマがなくて、コマが何かと接していても、そのまま打たなければならないようでした。
このあたりは、大きな変更という感じではありません。
あと、「カラバンデ」のプレーヤーゴマには、車の番号がかいてあって、それがそのままプレイする順番になっていたと思うのですが、「ピッチカー」のコマは、色分けだけでこの番号がかいてありません。
「ピッチカー」は、多人数で、しかも、動き回って遊ぶゲームですから、順番がけっこうややこしいことになってしまいます。特に、興奮してくると、席順に時計回りでもすぐに人の順番を抜かしてしまいそうになるりんのような人間がいると、
「順番とばされた~」
とか、
「あれ、さっきまで、ぼくの方が先にやってたのに、いつの間にかぼくが後になってるぞ」
てなことは、けっこうおこります。
だから、「カラバンデ」みたいに、コマに番号がかいてある方がわたし的にはわかりやすかったなぁと思います。
うーむ。デザイン的にはどっちがいいかとは、いえないのですが。
コンポーネントの問題としては、コースの壁が、けっこう取れやすいという問題があるようでした。
コマを思いっきり弾いてコースの壁に当てると、壁がぬけちゃうことが多かったです。
「いっそ、接着剤でくっつけちゃえ」
という乱暴な意見も出ておりました。
でもそうすると、「カラバンデ」よりも「ピッチカー」は、箱がコンパクトになっているので、壁をつけたまま箱にしまえないという問題もでてきますな。
まあでも、なんだかんだ言っても、ちょっと値段が高いと言っても、「ピッチカー」が購入可能な状態であるというのは、とってもいいことだと思います。
入手難しい、3万円ぐらいというゲームが、1/3の値段で購入できるようになったんですから。
プレーは、ちょっと少なめの3人。
こっちは、派手にとばすよりも慎重に進んでいった方が得な場合も多いので、ある程度練習の必要な「彦根カロム」に比べると、より小さい子でも遊べます。
また、レースゲームなので、自分が勝っているのか、負けているのか、そういう状況も把握しやすいです。
欠点としては、家が広くなくっちゃ遊べないことと、サンタさんが持って来るにはお値段的にも重すぎることかなぁ(笑)
「彦根カロム」、「ピッチカー」とも、広い場所を必要とするゲームです。
そして、ゲーム会などでは、セットアップして設置しておかないとなかなか、遊んでもらえないゲームです。
逆に、目立つところにセットアップさえしておけば、特に「ピッチカー」は、見ただけである程度ルールが想像できて、勝手に遊んでもらえるといういいゲームです。
その点、「ゆうもあゲーム会・京都」の会場は、とっても広くてよいですね。
ただ、「ピッチカー」は、段差があると遊べないので、設置はやっぱり床になっちゃいます。
ピッチカー ついにヴェールをぬぐ
ピッチカー
えーと、本日とうとう、「ピッチカー」を遊びましたので、ご報告を。
今回は、「男の子の日」ということで、男の子7人集めて遊びました。
わたしを入れて8人。最大人数でのゲームです。
このためだけに購入した、1/2畳の簡易畳を4枚敷きまして、その上にコースを作ります。
わたしと、子どもがいつも遊んでいるところは、なんて、すごい汚い木の床の上ですから。
8人とギャラリーが、この4枚の畳を取り囲む様子は……けっこうあやしいかもしれません。
コースは、ルールブックの一番最初に示してあるオーソドックスなコースです。
これなから、簡単かな?
遊べる時間は、25分ぐらい。3周ぎりぎりぐらいかな。
ジャンケンで、順番を決めて、ゲームスタートです。
1番プレーヤー。
コースとコースの間に、段差が出来てしまっていました。
思いっきり弾くと、そこに引っかかって、なんと、一気に向こう岸の道までコースの1/2ほどをショートカット!!
「えー、これは、いいのー」
もちろん、いいのだよ。
でも、次のプレーヤーも、その次のプレーヤーも、4人目のわたしも段差にひっかかってコースアウト!
やっぱりあかん。畳の上ではあかんのか?
見てみると、畳の継ぎ目とコースの継ぎ目が一緒になっています。
これが、原因のようです。
ちょっとコースを全体的に動かします。
5人目、OK。
ちょっと、不公平な気もしますが、まあ、1人は得した人もいるから、よしとしよう。
それから、順調に進んでいきます。
順番をとばしたり、間違えたりしないように、
「1番の人。2番の人…」
とコールされた人が、コマを弾きます。
「8番の人。その次、1番の人……」
「えー、おっちゃん、ぼくやってへんでー。」
????なんでだ?全員で8人なのに。
「9番の人」
なぜか、7番の人は欠番で、いつも、9番まで数えなければならないという。
何じゃそりゃ。
まずは、最初ショートカットした子を1周目の最終コーナーで抜いて、1周目は、トップで入りました。
でも、1周ぐらい進めると、すぐにみんな上手になってきます。
コーナーをつかったスーパーショットも出てきます。
そんなのを見ると、自分もしたくなってくる。
パチン!
「あー。強すぎた」
コースアウトです。
なんと、1周目はトップで抜けたのに、第2コーナーあたりで、周回遅れのコマをとばしまくってしまって、前に進めません。
その間に、3人ぐらいに抜かされてしまいます。
「いけーー!」
コースアウト寸前で、何とか持ちこたえたりすると、
「おぉ」
というどよめきが。気持ちいい。
さあ、2周目終了。
最後の直線コース。
もう、3周目に入っているコマが2つありますが、直線で間をすり抜けていけば、トップに躍り出ることが出来ます。
「パチン!」
力あまって、まっすぐコースアウトしてしまいました。
お約束(笑)
それでも、華麗なコーナリングで、何とか2位まで浮上しましたが、残念ながら時間切れ。
だれも、チェッカーフラッグをうけることは出来ませんでした。
うむ。盛り上がりました。
子どもたちも、
「また、やりたい」
の声。
満足。
「ピッチカー」本体。簡易畳の価値はありますね。
ピッチカーの体制も整え中
せっかく買ったからには、やらんとあかんやろうということで、「ピッチカー」の遊べる体制も、整え中です。
南草津のゲーム会にきてくれていた子どもを中心に、いつあそべるか、いつあそべるか、虎視眈々と機会を狙っています。
遊んだら、またレポートします。
ただいまママ残業中 その2 積み木がつまれりゃくずし隊
さて、「アレ」とは?
1件だけ、「雑談部屋」に回答がありました。
BOOさん、ありがとうございます。
1件も反応がなかったら、泣いているところでした。よかったよかった。
今にして思えば、なんで、わざわざアクセスの減る週末に狙ったようにそんな「フリ」を入れるかなぁと反省しております。
月曜に読んだ人が、「あぁ、せっかく問題を考えたかったのに、解答から読んでしまった」と残念がる人も、「あ・そ・ぼ」の50人ぐらいの読者のうち1人ぐらいはいてくださるかもしれません。
BOOさんの回答は、「カラバンデ」と「こぶたのレース」!
出てきたらすごい「カラバンデ」。
あぁ、これも、魅力的なゲームですよね。たしかに、コースを引いて、コマを弾き始めたら、子どもたち、ぜったいよってくると思います。
りんも、ちゃんと「ピッチカー」を購入しましたよ。
でも、このゲーム、まだドラえもんのポケットにはセットされていないのです。なぜなら、1番の問題が「大きすぎる」、「遊ぶ場所がない」からなんですねぇ。
わたしの仕事場、さすがにカラバンデを遊ぶほどのスペースはないのです。
現在、移動可能な軽い畳か何かを廊下などに敷いて遊べるかどうか、なかば本気で考えています。
本命の答えは、「こぶたのレース」。
これも、確かに、子どもを引きつけることができます。積み木として。すごい、惜しい。
でも、ゲームとしては、2人ではちょっとさみしいです。
お母さんもいるけど、仕事中ですから。
ということで、正解は、わたしが初めて買ったネフの積み木にして、今持っている唯一のネフの積み木、「ネフスピール」です。
ほら、前回の日記で、「カテゴリー」が、「ゲーム日記」と「おもちゃ日記」の両方になっているでしょう。
前回、ゲームの話も、おもちゃの話もするところまでいけなかったので、これから話す話両方の前置きの話として、両方書いておいたんですね。
「おもちゃ日記」といえぱ、今のところ「ネフスピール」だけなのです。
それが、ヒントでした。って、そんな細かいところ見てませんねぇ。
ネフスピール
これが、子どもを引きつけるのに何でいいのか?
それは、この積み木が、動きのある積み木だからです。
もちろん、普通の積み木だって、子どもはすごく気になるし、あればさわりたくなると思います。
でも、動くと引きよせる力は数倍になります。
動きのある積み木?
機械か何かが入っていて、自動的に動く積み木なのか?
いえいえ、そうではありません。
電気で動いたり、電気で音を出すおもちゃいうのは、子どもにとってはとっても魅力的です。
でも、これは、合成着色料だっぷりのお菓子みたいなもので、子どもは喜ぶけど、あんまり子どもの栄養にはならないんです。
電気である動くおもちゃは、子どもが自分でおもちゃを分解できるようになるめまでは、まったく、原理を見つけることができないんですね。電気で音が出るおもちゃも同様で、ボタンを押せば音が出るという因果関係までは理解できるかもしれませんが、その2つのつながりが子どもには見えてこないわけです。
そして、小さすぎる時期から、こういったおもちゃを与えられると、「動くこと」にたいして疑問をもたなくなってしまいます。
だから実は、1番こわいのは、分解もしないような子に育っちゃうことです。
もし子どもが、なにかを分解してこわしちゃったら、それは、その子に、世界を理解したいという知的な好奇心が芽生えた証拠です。
まぁ、ちょっとぐらいはほめてあげましょう(もちろん、大切な物だったら、それがいかに大切だったかを言いきかせなければなりませんが…)。
大人にとっては、積み木がくずれて積み木同士がぶつかり合ってなる音よりも、電気仕掛けの音楽の方が、高尚だし、うるさくないと感じられるかもしれません。
でも、積み木と積み木がぶつかって音を鳴らしたとき、子どもは、「ぶつかりあえば音が鳴る」というものすごく基礎的、基本的な学習をしているわけです。
これはやっぱり、ムジカ・マキーナよりも、子どもにとって大切な経験なのです。
あれ、話がそれた。
なんで、こんなところで、受け売りの子育て談義を(笑)
なんか言う前に、まず、「子ども生んで育てろ!」てなもんですね。みんな大変みたいですよ、自分の子は。やっぱり、特別にカワイイから。
えーと、動きのある積み木の話でした。
これは、ある積み上げかたをすると、くずすときに、そのくずれ方がとってもきれいなのです。
わたしは、3つぐらいの積み方を知っているだけなんですけど、研究次第で、もっといろいろできると思います。
1番単純で、美しいと思うのは、「ネフスピールのパラパラ落ち」という遊びです。
高く一本の線のように積まれたネフスピールが、上から順番にパラパラとくずれていくというたいへん美しい落ち方です。
「ヤスの階段落ち」は、階段を作って、そこを積み木の1つを転がり落ちていきます。
「ドシャくずれ」は、1つの栓になっている積み木をはずすと、ドシャリと全部くずれてしまいます。ただし、これは、かなり積み方が難しいです。
と、言葉だけで解説しても、写真や絵のないこのサイトでは、全然わかりませんねぇ。
えーと、詳しくしりたい人は、「好きッ! 絵本とおもちゃの日々」や、「まだ好き・・・続・絵本とおもちゃの日々」などの相沢 康夫さんの本をお読み下さい。
または、おもちゃ屋さん「百町森」のホームページとかをさがせば、出てくると思います。
本当は「パラパラ落ち」とかは、勿体ぶって後の方に見せるのですが、今回は、お母さんが、
「もうすぐ。もうすぐ」
と言っていたので、それほど時間があるわけでもなさそうです。
また、
「イヤ」
と言っている子どもをこっちに来させなければなりませんので、いきなり、「パラパラ落ち」から見せます。
いちよう、子どもに積み木を見せて、
「こんなんあるけど、おっちゃんとこに来るか?」
と誘ってみますが、やっぱり
「イヤ!」
という返事です。
で、おもむろに、積み木を組み立てはじめるわたし。
子どもは、チラッ、チラッとこっちをうかがっております。
でも、目をあわせると、あわててそらされます。傷つくなぁ(泣)
さて、積み上がって、両手を離します。
これも、「パタパタ落ち」のすごいところです。すごく微妙なバランスなんですが、ちゃんと立つんですねぇ。16個の積み木すべてが縦にならんでいますから、けっこう高くて壮観です。
子どもは?見てます。見てます。
さて、目を合わせると、また目をそらします。
「見とれよ」(← 悪そう)
こっちに目を向けたのを確認してから、ネフスピールが積み上がっているテーブルをドンと叩きます。
パタパタパタパタパタ……。
目がねぇ、「おっ」と大きくなるんですよ。
で、やっとこさ、お母さんのひざから降りて、こっちにやってきました。
「もっかい、やって!」
こうなれば、こっちのものです。
リクエストに応えて、「パタパタ落ち」を見せて、積み木遊びが始まります。