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聖者は夜やってくる2

ここまで、残酷にいかないといけないのかとも思うのですが……。
でも、多分、この人がこのマンガで伝えたいと思うことは、もっと残酷なことを表現した向こう側にあるのだろうなぁと思います。人間の負の欲望の奥に、何が見えてくるのか?

それでも、どんなに残酷な描写があっても、最後にたどり着くのは、多分、平井 和正と同じように、命の賛歌なのだと思う。
そう思って、読んでいます。
負けるな。

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聖者は夜やってくる1

女の子視点からかいているのですが、やっぱりこの人、男かかせるといいです。
設定が非情な割には、非情に徹しきれない部分もあるのですが、それが、味です。

このヒーローって、「KAZE」のあとがきに書かれてた人ですよねぇ。

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HELLSING10

ラストまで、ハイテンション。
そして、きれいに畳んだ感じですねぇ。

たった10巻だというのが、けっこう信じられないぐらいの密度でした。まあ、密度が濃いというのは、狭いところに圧縮されているからなんですが。

最後は、ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」にもっどっていくあたり、すごいしっかりした着地だったなぁと思います。

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HELLSING9

それぞれに、いい感じで、キャラクターが立っています。
そして、ズーッとテンションの高いクライマックス。

牙を隠しながら磨いてきたウォルター。

裏切りを超えるインテグラ。

「人間」として生きる少佐。

それぞれに、業が絡みあっています。

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HELLSING8

人間の業の深さ。
それ故の凄さ。

ここまでいっちゃうお話だとは思っていませんでした。

ニコ・ロビンについては、わたしも同感……。