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ふたつのスピカ5

ライオンさんの初恋のお話がかかれます。
少し、マリカちゃんのことが、わかる感じ。

このマリカとあのマリカは、同じ記憶を持っているんでしょうか?

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大島弓子が選んだ大島弓子選集5

「赤すいか黄すいか」は、確か、「綿の国星」のコミックスに載っていて、それではじめて読んだんです。
その当時は、まったく、さっぱり、意味がわからなかったです。

まぁ、今だって、意味がわかるとはいえないんですけどね。ただ、何が起こって、どうしてそういう状態なのかは、わかるようになってきました。
そして、大島 弓子、なんちゅう話を書くんだと……。

それは、「ダリアの帯」を読んだときにも、思った。

ある意味、少年と少女には、断絶があります。
その断絶ばっかりをかいたような作品がならんでいます。

でも、断絶がありながら、物語的な救いは、お互いに手をさしのべたところにある。
その結論の脈絡のなさと、それでいて、圧倒的な説得力。

多分、それが、大島 弓子のなかの少女の視点なのだと思います。

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ふたつのスピカ4

4巻目は、いろいろな過去が、少し見えてくるお話が多かったです。
過去は、今を形作っている物なので、見えなくても、確実にそこに存在する。

ライオンさんは、なんで、迷っているんだろう…。

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大島弓子が選んだ大島弓子選集4

「綿の国星」と「バナナブレッドのプディング」が、両方詰まった1冊です。
こうやって、続けて読んでも、なんの違和感もないです。

「バナナブレッドのプディング」は、昔は、支離滅裂なお話だと思っていたのですが、今読んでみると、ものすごく論理的に物語が作られている感じがします。
これはもちろん、無意識のうちにかもしれないのですが。多分、大島 弓子は、どこか、自分で「納得」しないとかけないマンガ家なんだろうと思います。

点茶の話も、今、読んでみると、読み落としていたところに気づいて、おもしろい。

奥が深いです。

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大島弓子が選んだ大島弓子選集2

2巻は、「綿の国星」です。
「綿の国星」は、多分、わたしが1番最初に読んだ大島 弓子のマンガです。

多分、読んだの小学校時代。5、6年の時だったと思います。
単行本だったか、雑誌の切り抜きだったのかは忘れましたが、女の子の間でまわっていたのが、わたしのところにまわってきて読んだ記憶があります。
このときから、仲のいい女子の何人かは、男子の何人かが少女マンガ好きだということを知っていたんだな……。すごい、仲のいいクラスです。

最初の1話は、それで完結しているお話です。だから、最初の1話と、それから続く物語は、作り方が別物です。

最初は、もうものすごく1話目の読み切りの話が好きで、凄いと思っていました。
ネコが人間に成長していくという発想がもちろん凄いし、あの物語の中で、ちびねこの問題、時夫の問題、おかあさんの問題、三つ編みの問題が、絡み合いながら、すーっととけていくところにビックリしたんです。
だから、後の話は、蛇足っぽい小ネタだなぁとどことなく。

これ、文庫になったりするたびに、何回も読み返しているのですが、何回目か読み直したときに、2話以降の話も、凄いと思ったのです。
はじめて読んだときは、なんでペルシャなのかとか、全然、理解できてなかったのです。でも、この子どもの頭の自然な発想のとびかたとかは、あらためて読んでみると、本当にリアルなんです。

今回は、どっちにも、心を揺さぶられました。
1回1回読むごとに、本当に、いろんな発見があります。