シャーマンキング完全版2
もう、2巻の女将、美しすぎですねぇ。
しかし、わたしは、シャーマンキングを読み始めたのは、実は、マタムネが出てきたぐらいからで、かなり後の方なのです。
あの話を読んでいるから、この最初の頃のアンナもけっこう好きなんですが、アレを知らなかったら、どう感じていたんだろうと思います。
アンナの過去がああいうのもだということは、いつ頃から決まっていたんだろう?
もう、2巻の女将、美しすぎですねぇ。
しかし、わたしは、シャーマンキングを読み始めたのは、実は、マタムネが出てきたぐらいからで、かなり後の方なのです。
あの話を読んでいるから、この最初の頃のアンナもけっこう好きなんですが、アレを知らなかったら、どう感じていたんだろうと思います。
アンナの過去がああいうのもだということは、いつ頃から決まっていたんだろう?
「シャーマンキング」は、ジャンプのマンガの最高峰だと思っています。
「DRAGON BALL」、「HUNTER×HUNTER」に匹敵する物語だと思います。
「DRAGON BALL」は、鳥山 明が連載を終わりたくても終わらせてもらえなかった(しかも、にもかかわらず爆裂に面白かった)作品。
「HUNTER×HUNTER」は、何年も休載が続きながら、未だに冨樫 義博がかけば連載を続けてもらえるという、ジャンプの中で考えられないぐらいに優遇されている作品です。それだけ、ファンも待っている名作。
でも、それに比べたら、武井 宏之の「シャーマンキング」は、連載打ち切りの未完の作品。
しかも、途中ぶつ切れです。
それでも、この作品は、バトルを繰り返すジャンプのマンガの中で、それを超えていくポテンシャルを持った作品だったと思うのです。
ということで、今回の完全版は、メチャクチャうれしい。
何よりも、あの「蜜柑」の先が読めることが。
今、こうやって、1巻を読んでみて思うのは、まん太も、竜之介も、道蓮も、初登場の時は、目がつり上がってピリピリしてるんだなぁということ。
でも、連載が進むと、穏やかな顔になっていきます。これが、このマンガのすごいとろだと思います。
あと、1話目の表紙を見て、かなり後の方まで設定はできていたこに気づいてビックリしました。
あぁ、これから毎月楽しみだ。
深い設定。
センスのいい重機ロボたち。
熱い魂。
おもしろくないはずのないこのマンガが、たった1巻で完結ですか?
たしかに、主人公おっさんだし、女の子キャラ少ないし、そして、男の都合のいい、いいなりになるようなヒロインではないけれど。
これを育てられない「ジャンプ」というのは、やっぱり、どこか病んでいると思います。
「そなたの姫はここにおる」
には、本気で、ドキドキしませんでしたか?
マンガ雑誌というのは、何年も、何年も、ずーっと同じぐらいの年齢層の心をターゲットとして続いていきます。
ジャンプだったら、小学生高学年ぐらいから中・高校生ぐらいのでがターゲット。
つまり、まあ、わたしみたいに読み続けている人間もいるのだけども、まともに売り上げやらなにやらのことを考えたら、ずーーっと、同じテンションとかレベルのマンガを載せ続けていくことが、正しい選択ということになります。
だから、掲載誌のレベルを超えてしまった作品は、その年齢層に訴えることが出来ませんし、切り捨てられていくことになります。
「シャーマンキング」も、そういう状況になったのだと思います。
怒りでパワーアップしないバトルマンガ。そんなの結局、子どもには理解できないということですね。
最近は、「努力」も嫌われるようです。主人公たちが、楽勝でアイテムの力とかでパワーアップして勝利をおさめるのが喜ばれるそうです。
でも、本当に、あと1歩で終わりそうなところまで来て、この結末でしたので、とっても残念です。
武井宏之さんも、かなり思うところがありそうだから、次の完結編に期待します。