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乱鴉の饗宴 上 氷と炎の歌4

第5部が文庫になりました。かなり前だけど。

そして、一気に読むぞと読み始めましたが、長い長い。今回だけで877ページ。そして、それが、第4部だけで「上」、「下」の2巻。第5部が、3巻です。
さらに、TVシリーズの「ゲームオブスローンズ」を見ているので、どのエピソードが起こって、どのエピソードがまだなのかが全然わからなくなってきています。
さらに、TVシリーズは、どんどん原作から離れていくからなぁ。あの話は、本だっけ、TVだっけとなっています。

まあ、それだけTVのイメージが、原作のイメージと重なっているということでもあります。

長いから苦痛かといえぱ、そんなことは全然なく、楽しのです。
心配なのは、完結するのかということぐらいですねぇ。

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不合理だからうまくいく 行動経済学で「人を動かす」

ダン・アリエリーの行動経済学のシリーズ第2弾です。
面白い。

でも、そう感じている割には、全然自分のなかに残っていなくて、この残っていなさかげんはなんだろうと思います。
まあ、頭はどんどん悪くなっている感じがしますが、それだけでなくて、やっぱり思い込みっていうのの強さもあるのだろうなぁと。1回思い込んだことを修正するのは、とても難しい。

実は、世界は不安なことがいっぱいで、鬱の人というのは悲観的な人ではなくて、状況判断が的確にできている人だという話があって、それはそうなんだろうなぁと思いました。そして、そういう人も(その人にとって良いか悪いかは別にして)、やっぱり世界には必要なのだと思います。

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リアード武侠傳奇・伝 グイン・サーガ外伝24

改めて読みましたが、コレ、良いわ。好きです。
そして、この外伝すら飲み込んでいく正伝であって欲しいと思います。

それは、ものずこいプレッシャーかもしれないけれど。

なんだか、人間の世界にいるグインは、あまりノスフェラスのことが好きでないように感じるので、ノスフェラスのグインは、こっちのグインでいいのかもと思ったりします。

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逆行の夏

「逆行の夏」という題名と、「水星で暮らすぼくとママのところに、クローンの姉が月からやってきた」という謎のあらすじに惹かれて読み出した短編集です。
あと、「ヴァーリイをご存じない」というオビのアオリが格好良かった。

「逆行」?時間SFなのか?
クローンなのに、姉?そして、クローンなのに、ボーイ・ミーツ・ガール?誰のクローンなんだ?

けっこう、期待値高くして読み出した1番最初の表題作ですが……合わなかった。
全然、時間SFではなかったです。そして、なんというか、たしかにあらすじ通りだったけど、ちょっとわたしの思っていたのと違う。

それは、2作目の「さよならロビンソン・クルーソー」でも感じで、ずっとこの調子だとつらいなぁと。星2つぐらいかなぁと。

「バービーはなぜ殺される」で、ちょっと面白くなってきたのですが、これも、最後のオチがイマイチなっとくがいかない。うーん、肌にあわないのかなぁと思っていたのですが、「残像」から後は、俄然面白くなってきました。まあ、「残像」のオチは、まだ、首をひねってたのですが、「ブルー・シャンペン」と「PRESS ENTER■」は、最後まで含めて凄く好きです。

うーん、結局わたしは、良くわかるメロドラマが好きなのかもしけない。
「PRESS ENTER■」のホラーなオチも好きです。実は、主人公のただの妄想なんじゃないかと思えてくるような不安定さ。

最後には、楽しくなっておりました。

結論としては、おとなしい感じの八世界シリーズが、肌に合わないのかなぁということで、創元SFの方には多分手を出さないと思います。

ジョン・ヴァーリイ,John Varley,
浅倉 久志,大野 万紀,富脇 孝雄,内田 昌之,中原 尚哉
早川書房
発売日 : 2015-07-23

栗本薫,読書ハヤカワ文庫,レダ,早川書房,

レダ3

なぜ、レダが特別だったのかが語られる3巻目。完結編です。

今までは、ずっとレダを救済する話だったのですが、ここで一気にお話が広がっていきます。
凄い。

無垢なレダのままでいたいけれど、それでは決して救われない。そう気づいた作者は、レダではなくて、イヴの成長に全てを持っていきます。
自分自身がレダではなくて、イヴになろう。特別な存在であろうと。

この読んでいる感じって、昔読んだ栗本 薫の「Run with the wolf」 と似ている気がします。
どっちも、変わっていくことへの苦しみと憧れ、そして、力強さを書いていて、あぁ、この人の書いていく話は、ずっとこうだったんだなぁと改めて気がついた感じがします。