エンジェル・ハート10
作家には、たとえフィクションの中の登場人物といえども、1度歩んだ人生は変えられないと思っている人と、状況に応じてテクニカルに過去を変えていける人がいます。
どっちがいいとはいえないけれど、コンスタントに完成度が高いのは、職人的な後者だと思います。
この人は、あきらかに、後者ですね。
暴走がないと、安定している分、頂上が決まってしまう感じも強いのですが。
作家には、たとえフィクションの中の登場人物といえども、1度歩んだ人生は変えられないと思っている人と、状況に応じてテクニカルに過去を変えていける人がいます。
どっちがいいとはいえないけれど、コンスタントに完成度が高いのは、職人的な後者だと思います。
この人は、あきらかに、後者ですね。
暴走がないと、安定している分、頂上が決まってしまう感じも強いのですが。
いよいよ、天授の儀。
宗武と激突、決着。
ということで1巻全部使っています。
でも、その進め方が、気持ちいい。というか、漢ですねぇ。
って、19巻と同じ感想を書いてみる。
でも、この嘘のつきかたが好きです。
巻末に、原 哲夫と池上 遼一の対談があります。これも、なかなか楽しい読み物です。
北条 司は、上手だなぁと思いながらも、「何か」が足りないとも思う。
話がまとまりすぎて、発展していかない感じがするのかな。
今回も、そんな感じです。
だから、長期連載には向くのか。
ほっといた本を読み出そう企画(笑)
「シティ・ハンター」の続編、「エンジェル・ハート」です。
うーん、わたしの記憶では、槇村さんって、エンジェルダストがらみで、組織に消されたような気がするのだが……。
まあ、「シティ・ハンター」を読んでいたのは、まだ学生の頃で、しかも、友だちに借りて読んでいたので、最後まで読んだかどうかも記憶がないからなぁ……。
しかし、この人は、そつなくお話をまとめるね。それが、この人の才能でもあり、欠点でもあると思います。
かなり、絵は硬いです。多分、イメージしている動きまではかけていない感じがします。
でも、それもまあ、持ち味っていうことで。
関羽、曹操も出てきて、三国志らしくなってきました。