ジパング17
どう考えても、あの戦力で、戦うというのは、「ズル」でしょう。
そして、そんな「ズル」をしたところで、リスクは大きい。
戦争を終わらせるために勝ちたい。
でも、勝てば戦争は終わらない。
必要なのは、敵。
それが、本物であるかどうかは問わない。
そうして、ズルズルと連鎖は続いていく……。
まあ、草加みたいに、人をコマみたいに動かしていくのは、好きではない(というか、その責任に耐えられない)のですが、角松と菊池の考え方で行くと、菊池の考え方の方がよく思えてきます。
しかし、積極的な行動に出ると、すぐに弾薬がつきてしまいそうです。
外伝が、なかなか考えさせられました。
ルールは、当然、守るためにあります。
ルールを守るということは、自分自身を守るということでもあります。
「わたしは、ルールを守った。」
でも、ルールを守ることが最善の方法でないとき、トップに立つものは、ルールと自分を守るのか、ルールを越えてでも本当に「守るべきもの」を守るのか?
かといって、ルール違反ばかりしているようでは、いけないし。
結局、その見極めができることが、大切なのだと思います。
歴史が変わらないとしたら、いったい何のために「みらい」はここにいるのか?
草加が、原爆を落とそうとしているのは、もしかして日本?