みなもと太郎,読書みなもと 太郎,リイド社,歴史,,風雲児たち,SPコミックス

風雲児たち13

「シーボルト事件」の全容。
そして、幕末に向けて次々に誕生する(文字通り)風雲児たち。

しかし、ずっとシーボルトの話を読みながら、シーボルト事件なんてのがあったということを、まったく忘れておりました。たしかに、習った気がしますが、こういう事件だったのかとはじめて知った。
なんか、歴史で名前だけ覚えたことも、こうやって物語で知ると面白いなぁと改めて思います。

オタケさ~んの話も、面白かった。

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風雲児たち12

まああれだな。

上というのは、基本、厄介ごとを相談したら、

「そんなこと、自分のところで対処しろ」

というくせに、事が大きくなってくると、

「どうして今まで、こっちに情報を流さずにほっておいた?」

と言うところは、今も昔も変わらないということだな。

そして、一気に物語は進む。でも、このスピードでない方が面白いなぁ。それすら、ギャグにするみなもと 太郎は天才だけど。

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風雲児たち11

鎖国といいながら、ロシアともそれなりに交流があったのだなぁというのが、けっこう驚きです。
まあでも、それが、中央に行く前にいろいろな都合によって、潰されまくっているわけですが。

こういう、いらない情報は中央に入れるべきではない(伝えたらら伝えた者の進退にかかわってしまう)というのは、今でもありそうなことやなぁと思います。

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風雲児たち10

理想だけで歴史をまわしていくことはできない。
狭すぎる見識と了見。
その後退を、改革と呼ばなければならないのか?

そして、全てのツケが貯まっていく。

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風雲児たち9

田沼死す。
そして、彼のまいた種は収穫をされないまま。

それでも、時代のうねりをとめることは出来ないのだと。
力強い物語です。