未来への手紙

施川 ユウキ,読書

12月生まれの少年2

今、この感想を書いているのは、実は5月10日です。
これが、公開になるのは、6月11日で、一カ月後なのですが、世界は、どうなっていますか?

自粛連休が終わって、緊急事態宣言が5月末までに延長され、そして、でも小学校は1年生とか6年生とかは登校しろといわれている、メチャクチャな状況です。

さて、緊急事態宣言は、解除されたのでしょうか。そして、学校は、もう始まって、生活は、いつもの通りの生活を取り戻しつつアルのかな。
多分、9月入学なんて話も、立ち消えになっている頃かなぁ。

まあでも、本当は、6月から学校がはじまっていても、その6月、7月をボーナス期間として学校にちゃんと通って、9月から新学期、新学年をしきり直しというのは、ありなんじゃないかなぁと思っています。多分、そんなことには、なってないと思いますが。
でも、そうすると、この1年は、子どもたちにとって、めちゃくちゃ詰め込まれて、差も開いて、学習や成長が、めちゃくちゃになった1年ではなくて、2カ月ボーナスがあって、例年以上にいろいろなことができた成長の1年になるのになぁと思います。

まさに、ピンチをチャンスに変えるタイミング。

そうすれば、まあ、社会全体としてのダメージは大きいかもしれないけれど、その分、子どもたちが成長して新しい社会をつくっていく1年になると思うのです。そうして、早生まれも遅生まれも、ちょっと差が縮まっていく。
「12月生まれの少年」を読んでいると、なんか、そういうことを思うのでした。

このまますすめば、格差だけが広がる1年になってしまう。
文科省は、なんというか、「言ったからぼくらの責任なしな。あとは、現場で」な感じが、大きいですよねぇ。