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ブッキングライフ1

また微妙な世界を選んだもんだ。
臓器移植。昔「コーマ(昏睡)」という本を読んだせいか、あんまり脳死の臓器移植には、いい印象がありません。

まあ、そういうギリギリの生死の現場で、自分の信念のままに仕事をしている人がいるということで。

わたしも、ドナーカード持っています。
実は、臓器移植は、希望しないになっていますが。
別に脳死になっても生きていたいとか考えているわけではなく、わたしが、自分が死んだ後に、自分の体の一部がどこかで生き続けていると考えるのは、あんまり気持ちいいことではないなぁと感じるからです。
死んだら、消えてなくなりたいです。

もちろん、それは、人それぞれの感じ方の違いがあると思います。

「ブラックジャックによろしく」的なノリを期待していたので、物語的には、ちょっと、不満かな。

でも、これから、「どうしようもないこと」をこの作者がどういうふうに書いていくのかは、興味があります。

ブッキングライフ(1)

高田 裕三 / 講談社(2003/08/05)


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ふたりのアーサー2 運命の十字

1番最初に読んだ本格的なアーサー王と円卓の騎士の物語は、マリオン・ジマー・ブラットリーの「アヴァロンの霧」の4部作でした。

それで、けっこうイメージが形作られているので、わたしのアーサー王と円卓の騎士のイメージは、ちょっとゆがんでいます。

その後、マロリーの「アーサー王の死」や、ホワイトの「永遠の王」などをよんだのですが、ちょっと違和感を感じていました。

でも、今年になってからよんだ、サトクリフのアーサー王三部作や、この「ふたりのアーサー」は、あんまり違和感がないです。

「アヴァロンの霧」で強烈に植えつけられたアーサー王の世界観は、多分、キリスト教的な世界とケルト的な魔法の世界の混沌とした混ざり合いだったのだと思います。
そして、そのテーマは、「ふたりのアーサー」のなかでも書かれていて、それが懐かしい感じを抱かせているのでしょう。

現実の十字軍に参加しようとしている少年アーサーと予言の石のなかのアーサー王の物語。
主人公の少年自身が自覚的なように、いろいろなはざまのなかに、世界はできています。
隠された真実。正しいことへの憧れと自分の弱さ。まぶしい女の子達。自らの未来と責務。

次巻で完結ということで、続きが楽しみな物語です。

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陰陽師 生成り姫

夢枕獏の「陰陽師」の短編「鉄輪」の長編化です。
「鉄輪」は、「陰陽師」のなかでも、特に大好きな作品です。
特にあのなんともいえない、美しいラストシーンは、ずっと心に残っておりました。

ということで、この長編化された作品も、前から読みたいなぁと思っていたわけです。

短編と長編の違いは、源博雅と生成り姫の関係がありますねぇ。
長編は、恋愛関係っぽくなっています。
あんまり恋愛色のなかった短編は、博雅の「いい人」ぶりがメインでしたが、長編の方は、鬼に変わっちゃう姿を見られた姫の苦悩がより濃く出ていると思います。

それでも、長編でも、「そなたが愛しいのだよ」という博雅の優しさは健在です。

相撲の話も、最後の最後でつながって、わたしは、思わず「うまい」といってしまいました。

やっぱり、最後の博雅と姫のやり取りは泣けました。
安部晴明の話というより、これは、源博雅のお話なんだなぁ。

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月に至る子2 ルナル・サーガ・リプレイ

友野翔/グループSNEが著者で、安田均は監修です。

ルナルは、というかガープスのシステムを使ったリプレイは、なぜか、キャラクターの印象が弱いような気がします。

なんでかな。

だから、前の話がどんなのだったか、あんまり覚えていないという。

ただ単に、わたしが年という説もありますが。

陰謀劇で、人いっぱい出てくると、誰が誰かわかんなくなるしねぇ。

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ツバサ1

うぉ。
さくらと小狼って、別の世界の人だったのですね。そして、世界が変わっても、あいかわらずアブナい関係のお兄ちゃんと雪兎さん。
そして、知世姫って~。チイがいる~。阿修羅王??蘇摩って、見たことあるけどだれだっけ?

という感じで、今までのCLAMPキャラが出まくっていて、楽しめます。あれは、レイアースかな?とか。
うちわウケといえばそうかもしれませんが、わたしは、この手のことは好きです。
きっと、松本零士とか、手塚治虫を読んで育ったからでしょう。
永井豪も、こういうこと好きでしたねぇ。
じょうずにすると、そのキャラのイメージが広がります。

物語の再構築?
オールスタープロジェクト?

けっこう、キャラごとの見せ場がどうなるのかが、気になりますねぇ。

でも、わたしが1番気になるのは、空汰と嵐ちゃんが、この世界では幸せになれるかどうかですねぇ。
「X」では、けっこう悲惨なことになってますから。

嵐ちゃんは、かわいいです。
あの手に人形つけているところで、大笑いしました。
人形の顔も、無表情だし。

モコナは、昔はかわいいと思っていましたが、正体知った今は……。
ここのモコナ=モドキも、やっぱり、みんな食っちゃってるし。

みんな、食っちゃった後、自分は裏返しになって次元を移動するモコナ=モドキ(笑)
スプラッター。