オバケのQ太郎8 藤子・F・不二雄大全集
この時代のマンガを読んで、しみじみと思うこと。
土管のある広場、風呂屋の煙突、日本は、いろんな風景をなくしてきたなぁ……。
風呂屋の煙突は、わたしは知らないけど。でも、土管のある広場はあったなぁ。
この時代のマンガを読んで、しみじみと思うこと。
土管のある広場、風呂屋の煙突、日本は、いろんな風景をなくしてきたなぁ……。
風呂屋の煙突は、わたしは知らないけど。でも、土管のある広場はあったなぁ。
これも、まったく知らない藤子・F・不二雄のマンガでした。
驚異の見開き1ページマンガ。これを毎週4年間つづけたんだから、本当にすごいです。
コミックスにすると、コマが小さくて、ギッシリつまっている感じです。
読みにくくはないけれど、藤子・F・不二雄のマンガにしては、読むのに時間がかかりました。
お話自体は、幼年版のドラえもん。出てくる道具も、ドラえもんとコンパチなものもありました。
1976年から1979年なので、ドラえもんとかで脂がのっているときですね。
コロコロコミックスに掲載された短期で終わった連載ものを集めた回のようです。
パーマンごっことか、素敵だなぁと思いました。
まぁ、F氏の少年もののいつもパターンといえば、いつものパターンです。
なので、それぞれが、より有名な「ドラえもん」であるとか、「パーマン」であるとか、「キテレツ大百科」とかに入れ替えてもおかしくない感じです。
逆にいうと、出来も、それらの作品と甲乙つけがたいもので、上質です。だから、有名な方の作品に統合されていってもおかしくはないのかなぁ。
少なくとも、商業的には、正しい感じです。
なんで、これらの作品が消えていって、有名な方が残ったのかというのは、分析してみるとおもしろいかも。
時代背景的なものも大きいとは思いますが。
全く知らない作品でした。
まあ、パーマンの簡易版みたいなお話です。
幼年向きの藤子・F・不二雄。幼年向きでも、年齢に応じて少しかき分けしているみたいなところが、ちょっと凄い。
でも、
「パジャママンに変身しようね」
とかいって、着替えさている映像が、ちょっと思い浮かびます。基本的に、おもしろいし、好きです。
けっこう、自分のことをドラえもん博士だと思っていて、知らない「ドラえもん」なんて少ないはずだったのですが、全然、知らない話ばかりです(笑)
そうか、この時代は、もう自分は「ドラえもん」を卒業していたのか、そして、卒業した後も、ずっと「ドラえもん」はそこに有り続けたのかと思うと、ものすごくふしぎな感じがします。