オバケのQ太郎7 藤子・F・不二雄大全集
前もかいた気がしますが、このひたすら遊び続けているところや、本当にQちゃんが、役に立っていなくて、保護者でなくて友だちであるというところが、凄いマンガだと思います。
しあわせな時代が、確かにあったんだなあと感じさせられます。
前もかいた気がしますが、このひたすら遊び続けているところや、本当にQちゃんが、役に立っていなくて、保護者でなくて友だちであるというところが、凄いマンガだと思います。
しあわせな時代が、確かにあったんだなあと感じさせられます。
前巻あたりが、自分と同学年のドラえもん。
そして、このあたりは、自分より1年下の学年が読んでいたドラえもん。
このあたりで、ほぼ「ドラえもん」から卒業しちゃったあたりみたいです。ほとんど知らないお話ばかりでした。
自分より、上の学年のドラえもんは知っているのに、自分より下の学年のドラえもんは知らないということは、ぼくたちは、のび太と一緒に学年を上がっていき、そして、ドラえもんを卒業していったっていうことなんでしょうね。
バンダムとか知ってたら、けっこう大喜びしたと思います。
永遠に続くモラトリアム的な時間だと信じ込んでいたけれど、時々示されるその先には、やっぱり意味があったのだと思います。
ふしぎな感じがします。
懐かしいわ。
やっぱり、このあたりの「ドラえもん」は、自分の育った年代なだけによく知っています。
静ちゃんのお父さんと静ちゃんの会話に泣きます。いいわぁ。それに感動している俵 万智の子どもにも乾杯。
本物を見抜く力って、わりとあるんだなぁと……。
SFマンガのお手本のような作品が並んでいます。
お手本だけに、毒や驚きは少なめですが、しっかりしていておもしろい。
子どもの頃読んだ、ジュブナイルSFを思い出します。
けっこう、この巻は、のび太が、うまいこといく話も続いています。
このあたりは、アイデアの出方が、そっちの傾向にあるときというのがあるのかもしれません。また、時代によって、ウケる傾向が違うので、かき分けていたのかもしれないとも思います。
意識しないで、本能的なものなんでしょうね。