ワードバスケット
今回も、素直な4年生たちが相手です。
10月20日の更新履歴に、「性格は素直です。」と書きましたが、まさか、次の日と今日、本当に、
「おっちゃん、遊ぼう」
とりんをさそうようになるとは、思ってはいませんでした。
きみたち、めちゃくちゃかわいいな。
というわけで、きのうは「ザップゼラップ」、今日は「ワードバスケット」をしました。
「ザップゼラップ」は、コマ3つルールでやってみたのですが、バラックさんのご指摘のように3つは、少し間延びしちゃうかなという感じでした。
結局、30分ではゲームは終了せずに、2つのコマをゴールさせていた子がいたので、その子を勝利としました。
1つだと戦略性がなくなるから、2つぐらいが妥当かな?
きょうも、
「あのチェスみたいなヤツしよう」
とやってきました。
チェスみたいか?どこが?
とか思っていたのですが、弟子ゴマは、たしかにチェスにたかたちをしているといえなくもないかな。
でも、きみたち、今日は5人もいるのだよ。
というわけで、
「しりとりしよう!」
と言うと、大ブーイング。
「しりとりってどんなん?」
「しりとり、知ってるやろうが」
「えー」
「じゃあ、ぼくが、だれかのしりとるの」
「ほうよ。そんで、自分のしりは、とられんようにかかえとかなあかんでなぁ」
という感じのお約束(?)な会話をしながら、カードバスケットのバスケットを組み立てます。
で、簡単なルール説明。
今回は、4年生ということもあり、文字も3文字以上、ワイルドもしっかり前の字につなげるという正式ルールを教えます。
と、カードを配っているあいだに、2人がやってきました。
途中でも、人数増えても、すぐに用意できるのが、このゲームのいいところです。
思えばこのゲームは、この4年生のためにあるようなゲームです。
元気いっぱい、いつでも、ワイワイさわいでいます。
気後れという言葉は、この人たちの辞書にはない。もちろん、ほめ言葉だよ。
スタートです。
「は」
さすがに、最初は、ゆっくりめにスタートです。
おら。
「原田知世!」
いきなり「ワイルド6」です。
もちろん、こんな名前を4年生が出したはずがありません。
「だれやねん、それは」
「まあ、おっちゃんの好きやった人とだけいっておこう」
「よ、よ、よ、よっぱらい」
子どもと思えん言葉ですが、これは、わたしでありません。
傾向として子どもたち、3枚とか、2枚とかになると、すぐにリセットしてしまうんですね。
だから、それぐらいからカードが減らない。
「ほくとのけん」
と「ワイルド6」。
「『ん』、がついたら、あかんやろーー」
これは、わたしではないです。息の長いマンガやなーー。
「ティーチャーで、『や』だしたらあかんの?」
最近の小学生は、英語を習っているようです。
「チャーってなばすから、『あ』です」
「ひ、ひ、ひ、ひでぶーで、『ぶ』はあかんの?」
北斗の拳から、離れなさい。だいたい名詞でないやろう。
「『黄色い』で『い』は?」
「『黄色』はいいけど、『黄色い』は、ものの名前じゃないやろう」
このあたりの区別は、難しいようでした。
「じゃあ、『黄色い固いは』」
「いっしょやーー。」
「うーん、『黄色い貝』は?」
「えっ?」
「あかんの?」
「えーと、まあものやからよし」
と言ってしまいましたが、実蔡のところ、どうなんでしょう?
わたしは、大人の貫禄で1ぬけ。
どんどん抜けて、最後の2人は、リセットかけまくりであがれませんでした。
「あー、しりとりも、こうやったら、おもしろいなぁ」
とは、子どもたちの終わってからの一言です。
簡単にリセットをかけるクセがなくなったら、わたしも、いつまでも1ぬけというわけにはいかなさそうです。