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コンチェルト・グロッソ

うーん。小さい子が泣きやんで、一緒にできるようなゲームは? 

ということで、「コンチェルト・グロッソ」。

まだちょっと泣いてる子を椅子に座らせて、カードを半分ぐらい配って、ルール説明。
泣いている子の分も、もちろんちゃんと配っておきます。

「じゃあ、やってみるよ」

とスタート。
泣いている子は、順番を跳ばしてカードをめくっていきます。

特定のカードが出たら、手を挙げたり、椅子から立ったり。その度に、ドカドカと音がします。

2周ぐらいまわると、その音にひかれて、泣いている子もちょっと顔をあげます。

「一緒にする?」

で、ウンとうなずいたので、もう1回ルールを説明して、残りのカードもすべて配って遊びました。
今度は、お姉ちゃんたちも、気をつかっています。証拠に、その子の動作がちょっとぐらい遅れても、ペナルティなしの見て見ぬふりです。

そうすると、その子も笑顔がもどって、1番厳しくみんなをチェックするようになったりして(笑)

おっちゃんも、一安心です。
安心して、長々とこのゲームを続けました。いや、せめて1人あがるぐらいまでと思っていたのですが、終わんねぇこのゲーム。

「おっちゃん、そろそろ、このゲーム飽きてきたわ」

え、遠慮のないやつらめ。
確かに、おっちゃんも、そろそろ、もうええかと思ったとこです。

ゆうもあ,ゆうもあイベント,ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,子ども,2003年3月春フェスティバルはげたかの餌食,子ども

はげたかの餌食

午後に遊んだのは、女の子軍団。
1人のときは、あんなにおとなしいのですが、軍団になるとすごいです。もう、

「おっちゃん、あそぼう」

と向こうから声かけてきます。人の話、聞いちゃいない。

幼稚園の子から高学年の子まで、いろいろ混ざったグループだったので、やりやすいゲームということで、「はげたかの餌食」を。

ちょっとルールを説明すると、小さい子には難しいだろうということで、幼稚園の子は、お姉ちゃんとチームを組むことに。
でも、これが、間違いの始まり。

やり始めてみると、その子にも、どうやらルールが理解できたようなんですねぇ。
で、自分なりに考えて、出したいカードを決めるわけです。

でも、お姉ちゃんの出そうと思っているカードと、意見が合わないんですねぇ。

最初はそれでも、お姉ちゃんの言うとおり出していたのですが、それで勝てないとなると自分の考えたカードを出したくなる。
でも、お姉ちゃんの方もムキになって、自分の意見を通す。

悲劇は、突然ダムが決壊したようにやってきました。

「ウェーーーーン。わたしも、出させてよぅーーーー」

しまった。もうちょっと、一緒に遊んでいる間に、気にしてあげればよかった。

「おっちゃん、だっこしてなぐさめな!」

おっちゃんが、なぐさめんのかい!

「ごめんねー。出したかったんだねー」

「あかんあかん、そんな高いとこでだっこしたら、高いとここわがりやるから、あかんで」

お、おっちゃんも、泣きたいわ。
おっちゃんも、泣いていいか?

しかたがないので、あと2枚ぐらいで終了予定でしたが、「はげたかの餌食」はそこまでにして、別のゲームを。

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ガイスター

今度は、1人ぼっちの男の子を誘います。

「なんかするか?」

選んだゲームは、ガイスター。

「ルール、知ってます」

「知ってるよ。したことあるもん」

ちょっと、ビックリですね。

「えっ、お家でこういうゲームしているの?」

「前も、ここにゲームしに来たもん」

どうやら、西区民祭りのときも、ボードゲームを楽しんでくれた子どものようでした。
そして、ガイスターを2回戦ほど。

最初って、子どもは、どうしても、序盤にコマをどんどん取る傾向にありますねぇ。
前を全部赤にしておくと、自爆してくれることが多いです。
でも、2回連続でやると、1回戦目とはちがう作戦をとってくるので、なかなかに楽しませてくれます。
1回目のわたしの作戦をよんだのか、前に進めてくるコマ進めてくるコマ、全部、悪いオバケ(笑)
でも、脱出口まで進めてくると、こちらとしては、取らざる得ないわけです。
こっちも、順調に脱出口に、悪いオバケを進めていますので、けっこう白熱した戦いになりました。

らちがあかないと思って、わたしは、1ぴきよいオバケを進めます。

ほれ、悪いオバケやったら、もう取ったら終わってしまうで~。

あっさり取られてしまいました。
で、その間に脱出口まで上がってきた相手のコマですが……。

わたしと同じ作戦と見た。
パクッ。

悪いオバケでした。
1勝1敗。

「うーん、もう1回」

大人が言ってどうする(笑)

「あっちのこの前やってたおはじきのやつしてくるわ」

あっさり、カラバンデに負けてしまいました。

お昼ということで、ちょっとテーブルにも空きが出てきました。
この間に、お昼をいただこういうことで、お隣の部屋でカレーライスを。

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こぶたのレース

「ピカチュウ」待ちの人たち以外にも、お客さんんがたくさん入ってきました。
けっこう、テーブルにいろんなゲームもたち始めました。
親子連れのご家族をゲームに誘ってみます。

「これ、一緒にやってみませんか」

出したゲームは、「こぶたのレース」。サーカスのコブタたちのスゴロクゲームです。
最近は、小さなお子さんがおられて、親御さんも一緒に巻き込んで遊ぼうというときには、このゲームをオススメすることが多いです。
遊べる人数が、7人までととても柔軟性をもっているところ、ルールがシンプルでわかりやすいところ、プレーヤー同士の絡み合いがとても起こりやすくなっていて、小さい子でも順番を待つのが飽きないなど、とっても優れたゲームです。
ちょうどこの日に配ったゆうもあ発刊の月刊紙「ゆうもりすと」の準備号に紹介も載っています。

「どうぞどうぞ。お父さんも、お母さんも、どうぞどうぞ」

と椅子を用意して、座ってくれたらこっちのものです(笑)

「じゃあ、これ。人数が多い方が楽しいので、お父さんたちも一緒にしましょうね」

はじめは、コースのつけたしルールを無しで遊びます。そして、

「もう1回します?」

と子どもに聞くと、このゲーム、ほぼ勝率100パーセントです。

「うん」

と答えてもらえます。そこで、

「実は、このゲームもう1つだけルールがありまして、さっきの方法だとほぼサイコロの目の偶然だけで勝敗が決まります。でも、今度はちょっとだけ作戦が必要です」

と2回目は、完全なルールで遊びました。

こんな感じで、このゲーム、その日だけで3家族ぐらいと遊べました。

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動物さがし

「ピカチュウ」と同じテーブルにセットされて、こちらも同じように幼稚園から小学生低学年ぐらいの子に遊ばれていたのは、「動物さがし」というやっぱり認識ゲームでした。
「動物さがし」は、ピカチュウよりもちょっと難しいかな。
でも、幼稚園ぐらいの子でもできますし、入り口でピカチュウを遊んで、自然な感じでステップアップできそうです。
「ピカチュウ」は、お題の絵と<b>同じ絵</b>を探すゲームなのですが、こちらは、お題の絵に<b>ないもの</b>を探すゲームです。
絵でするカルタみたいなゲームで、文字がわからなくても、遊ぶことができます。

お題の札と答えの札があります。
答えの札には、「犬」、「ネコ」、「ブタ」、「牛」、「馬」の5種類の動物のうち1ぴきが、「赤」、「青」、「黄」、「緑」、「紫」の5種類の色で、描かれています。
お題の札には、4種類の動物が4色で描かれています。つまりお題の札には、描かれていない1種類の動物と1種類の色があるわけです。その描かれていない色、動物の描かれた答えの札を探して取っていきます。

見つけることができると、普通のカルタの場合は「答えの札」を見つけたプレーヤーのものにして、並べられた答えの札がドンドン減っていきます。
そうすると、後半戦は非常に見つけやすく、最後の1枚などは、もう、お題を開く前から争奪戦になってしまいます。
でも、「動物さがし」の場合は、見つけたプレーヤーは「お題の札」をもらいます。そのため、「答えの札」の数は減らずに、後半戦まで探すことを楽しむことができます。

「妖精さがし」、「ピカチュウ」と同じく、わたしの苦手なゲームです(笑)
ということで、このゲームのインストには、わたしは1回もしなかったのですが、特に午後から、本当によく遊ばれていました。
まぁ、一緒に思いっきり本気でやって負けるというのも、子どもにとっては楽しい要素かもしれませんが……。
いや、別に意識して避けていたわけではないですよ。む、無意識に……。
えーと、インストしてくださるスタッフが、ずっといたので、わたし
の出る幕はなかったのです。そういうことにしておこう(笑)