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放課後の魔術師3 マスカレード・ラヴァーズ

因縁がいろいろ明らかになってきて、面白くなってきた。
……というのは、前の巻にも書いた感想だな。

《紅》の力も、ちょっと見えてきた感じ。やっぱり、魔術がうまくいかないのは、なんらかのリミッターがかかっているようですねぇ。

今回のゲームは、わたしの大好きな「ミシシッピクイーン」。
おぉ、わたしが、いつも最後の最後で逆転されるのは、そういう理由があったのかーーー!!

山登敬之,読書ちくま文庫,子ども,子どもの精神科,山登敬之,教育,発達障害,筑摩書房

子どもの精神科

お悩み相談のようなものを想像していたのですが、発達障害についてのよい本でした。

ただ、通院してこなくなった患者は、基本、ほったらかしな感じがして、それは仕方ないのだけれど、それはそれで、医者というのは、気楽な商売だな~と思ったりもします。
そして、逃げようのない「教育」に、割とまるなげしようとしていないか(笑)
まあ、逃げようがないからこそ、なんらかの効果も期待できるのかなぁと思ったり、また、期待されると権限も持っていないことだけど、教育というのは応えようとして無理をするんだろうなぁと思ったりします。

まあ、どんな仕事でも、楽な仕事はないということは、知っているんですけどね。
実は、1番大切なのは、協力体制で、でも、協力体制を作っていこうとすると、圧倒的に、時間の余裕というのが必要なんですよねぇ。
そのあたりの体制を作っていくのが急務かも。
そして、それはもしかしたら、教育委員会とか、文部科学省とか、そういう偉い人たちが作ってくれるのではなくて、自分で、勝手に考えて時間を作り出していく方法をとらないといけないのかなぁ。

……こら、精神科にお世話になるのは、子どもだけではすまんなぁ……。

志村 貴子,読書ラヴァーズ・キス,吉田 秋生,太田出版,志村 貴子,櫻の園,青い花,Fx COMICS

青い花5

鎌倉で、女子校で、演劇で、百合で、と、いろいろ吉田 秋生の「櫻の園」を思い出します…。
アレ?鎌倉なのは「ラヴァーズ・キス」で、「櫻の園」は鎌倉ではなかったかな?

「櫻の園」が、本として、お話として、とてもまとまった1冊だとしたら、こちらの魅力は、まとまらないゴチャゴチャした人間関係にあるのかもしれないと思ったりしています。

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SEASONS なつのひかりの 高橋しん著作集

「トムソーヤ」に続く、夏の物語。
ものすごく、季節外れですが……。

短編と中編が、1編ずつ。完成度は、なんか微妙だった「トムソーヤ」より高いです。

わたしが、気に入ったのは、「ヒミツキチ」の方でした。
男の子が誰かという部分よりも、かわいいと思っていた昔の自分の真実や、ちゃんと失望できたというところが、すごいです。。

なんていうか、身も蓋もないことなんですが、それを物語の上に載せてちゃんとかけるというのは、なかなかできない。
そして、その身も蓋もないところにいるからこそ、あの夏は素敵で、そして、でも、そんな身も蓋もない今もとても大切である。

わかれとであいをくりかえし。

もんでんあきこ,読書もんでん あきこ,もんでんあきこ THE BEST,クイーンズコミックス,愛しみ深く,集英社

もんでんあきこ THE BEST 愛しみ、深く

なんか、この人の描く、ごつい人間が、男も女も、好きなんです。
なんか、生身だなぁという感じがします。

短編むきなのかなぁ……。
「竜の結晶」とかは、すごく好きなのですが。でも、あれも後半の外伝みたいな短編が、ものすごく良いのです。