封印された記憶の向こう側

吉野朔実,読書

記憶の技法

吉野 朔実は、終わってしまったはずの物語の向こう側をのぞきこもうとしている。
だから、物語に結末はなくて、唐突に終わる感じがする。

それ自体が、切り取られた時間だと主張するように。