玉手匣4 陰陽師
腐女子、マキモノ説全開(笑)
そして、振られてガーンってなってる博正が、なんともかわいらしいです。
うーん。このお話で、晴明を歴史から消してしまうつもりなんでしょうか。
玉手匣全体の構成というのは、あるのかなぁ。
なぜか晴明神社の禰宜の人が司会をしている対談と本の紹介が、1番おもしろかったかな。
陰陽師も、四捨五入して30年。
本当に、安倍 晴明も有名になりました。わたしが、陰陽師、土御門、安倍 晴明の名前を知ったのは、多分、「帝都物語」からです。
図書館で本を借りていた頃なので、小学校高学年から中学校ぐらいです。
まあ、まさかわたしも、40代になって、キマイラを読み続けているとは思わなかったからなぁ……。
そんなこといえば、「ガラスの仮面」とかも……。
キマイラとか、「ガラスの仮面」は、最後まで読みたい物語ですが、「陰陽師」は、いつ終わっても、「続きは…」とはならない感じかなぁ。短編連作だけに。
でも、いつもあるので、なくなるとさぴしくなる。そんなお話。
やっぱり、書き続けて欲しいです。
陰陽師と物の怪がらみの「源氏物語」というか、紫式部もの。
でも、これは、楽しかっです。
で、この時代のお話らしく、物語の要所要所に、ちゃんと和歌が入ってくる。
すごいうまいつくりです。
同じテーマの「源氏物語」よりも、こっちの方が好みですねぇ。
まあ、口絵の紫式部は、かわいいけど、ちょっと若すぎる感じがしまけどね。
一児の母には見えない。
あと、この人の話を読んでいて、安倍吉平は、あやかしに甘いとか書いてあるのを読むと、思わずニヤニヤしてきますね。
あぁ、同じ世界にいるんだなぁ、彼らもとものすごくさりげなく感じられるのがいいです。