もののけたちのすむところ

渡瀬草一郎,読書

源氏 物の怪語り

陰陽師と物の怪がらみの「源氏物語」というか、紫式部もの。
でも、これは、楽しかっです。

で、この時代のお話らしく、物語の要所要所に、ちゃんと和歌が入ってくる。
すごいうまいつくりです。

同じテーマの「源氏物語」よりも、こっちの方が好みですねぇ。

まあ、口絵の紫式部は、かわいいけど、ちょっと若すぎる感じがしまけどね。
一児の母には見えない。

あと、この人の話を読んでいて、安倍吉平は、あやかしに甘いとか書いてあるのを読むと、思わずニヤニヤしてきますね。
あぁ、同じ世界にいるんだなぁ、彼らもとものすごくさりげなく感じられるのがいいです。