ロスト・シンボル 上
ラングトン教授シリーズの第3弾です。
今度は、フリーメイソンの謎に挑みます。
もちろん、単純な陰謀論でなくて……のはずなのですが、なんか秘密がなければそれはそれで面白くないし、どう料理してくるかが楽しみな感じです。
なんか、有名になりすぎたために、やっかいごとを抱えやすくなっている感じがいいですねぇ。
2つ目のゲームは、これも、懐かしい「陰謀」です。
小さなカードゲームで、これも、おてばんでして楽しかったので購入したけども、その後、けっこう遊びにくくて遊んでもらえないゲームです。
多分、2回ぐらい遊ばれただけで、棚のこやしになっていました。
なにが、遊びにくさの原因かというと、やっぱり、カードについた特殊能力かなぁ。
このゲームは、特殊能力バリバリのテキストのついたカードがあります。
このカードテキストを訳の一覧表から探し出して読むというのが、若干、大変なのです。ということで、このカードテキストをシールにしてカードに貼ったら、遊びやすくなって、みんな遊んでくれるのではないかという思いがあってシールをつくりました。
シール作りが自分の中ではやりなのです。
実は、「大聖堂 果てしなき世界」のシールの前には、このゲームのシールを作っておりました。
といいながら、楽な方がいいので、誰かつくった自作シールが落ちてないかなぁと、ネットを検索していたところ1、わたしの持っているルールにはエラッタがあるということが判明しましたので、そこもちょっとなおしてシールをつくりました。
今回は、せっかくシールも作ったしということで、このゲームのプレイを主張(笑)
目的カードというカードがプレーヤー人数分、場に置かれます。
各プレーヤーは自分の手番にその目的カードのどれかの下に、自分の手札から1枚影響カードを裏向けに配置していきます。
基本、自分が欲しいと思っている目的カードの下に、自分の影響力カードを配置していきます。
目的カードは数字を持っていて、基本的に数字が点数です。
また、自分の影響カードも数字を持っていて、規定の枚数が場に置かれたら、すべてオープンになって、それぞれの列のプレーヤーごとの影響カードの数字を足して、1番数字が大きい影響力の強いプレーヤーが、その目的カードを手に入れることが出来ます。
まぁ、要するにデカい点数の目的カードのところに、デカい数字の影響カードを置けということです。
これを6ラウンドして、目的カードがどれだけ取れたかで点数を計算します。まぁ、目的カードには、数字の他に分野というパラメーターがあって、全分野の目的カードを集めたら点数が倍になるとか、全部種類あつめてかぶっていたカードはマイナスになるとか、いろいろありますが、単純にいうと、こんな感じです。
みんな、もっている影響カードは同じです。でも、手札は3枚だけで、ランダムで引いてきます。
これだけでは、単純な大きさくらべのゲームです。ちょっと複雑な手番のあるトランプの「戦争」っていう感じです。
で、このゲームのみそは、自分が配置したカードの下に誰かがカードを置くと、上に配置されたカードが表向けになるところです。
だから、2枚目のカードをだすと、1枚目のカードがめくられて、相手がそこにおいたカードの強さが分かります。
それを見ながら、自分に有利になるようにカードを配置していきます。
時には、自分のカードをめくって、相手に「この列は簡単にはとれないぞ」ということをアピールするのもいいかもしれません。
さらに、ほとんどのカードには、特殊能力がついています。この特殊能力が強力です。カードが表を向いたときに即効果を発揮する能力と目的カードを分配するときに効果を発揮する能力があります。
例えば、即効果を発揮する能力では、暗殺者は「このカードをめくったカードを捨て札にする」です。
罠を仕組んで置いて、相手が勝負をかけ下に置いてきたカードを捨て札にしてしまうのです。
例えば、目的カードの分配するときに効果を発揮するカードは、「物乞い」です。このカードがあれば、その列でもっとも強いものではなく、もっとも弱いプレーヤーが、目的カードを手に入れることが出来ます。
この自分のカードを裏向けにセットする感じが、罠を仕掛けるような感じで、「陰謀」という名前にピッタリで楽しいのです。
ただし、手札はランダムにくる3枚だけで、うまく勝負にでたいときに、いい手札がない場合も多いです。
今回は、1点とか点数低いときばっかり、大きな数のカードがきて、勝負所の手札がまるでダメでした。
悲しい。
これは、多分、5、6人でやった方が、選択肢がひろがっておもしろいのではないかと思います。
3人だと、どうしても、めくられた目的カートが偏ると、どうしようもない感じになります。
今回、最初の法に大きな目的カードがめくられて、最後の方に小さなカードがかたまってしまっていました。
そのあたりバランスが、少人数ですると悪くなる気がしました。
今回は、裏向きに自分が置いたカードを確認してもいいことにしていました。基本、自分が置いたカードだから、自分で分かっているだろうということで。でもこれ、けっこう自分の置いたカードも忘れてしまいそうなので、裏確認できないルールでやると、さらに大混乱になって楽しかったかも。そうなると、覚えることが重要なゲームになります。
まあ、せったく日本語化したので、また、遊びたいです。
ぜひ、5人以上でしてみたいです。
ちなみに、間違っているらしいルールは、
魔女
誤)その列に置かれている、魔女自身を含むポイントが9以下のカードはすべて取り除かれます。
正)その列に置かれている、魔女自身を除くポイントが9以下のカードはすべて取り除かれます。
隠者
誤)その列のこのカード以降のカード(誰のものでも)1枚につき、隠者のポイントを-1します。
正)その列のこのカード以外のカード(誰のものでも)1枚につき、隠者のポイントを-1します。
小さな巨人
誤)その列のこのカード以降のカード(誰のものでも)1枚につき、小さな巨人のポイントを+3します。
正)その列のこのカード以外のカード(誰のものでも)1枚につき、小さな巨人のポイントを+3します。
の3枚だそうです。
3月1日は、湖畔のゲーム会でした。
調べてみれば、7年ぶりぐらいらしいです。レポート書くのが。
ゲーム自体は、けっこう変わらずに遊んでいるのですが、なかなか、レポートに行き着けないことも多いです。
今回も、書きながら、どうも力の配分がうまくいっておりません。まぁ、それはもともとという説もありますが……。
ということで、ダラダラといきますね。
1作目は、ケン・フォレットの小説「大聖堂 果てしなき世界」のボードゲーム。
ゲームのデザイナーは、ミヒャエル・リーネックとシュテファン・シュタドラー。
実は、ケン・フォレットの「大聖堂」という小説は、もう1種類あって、「果てしなき世界」は、その200年後の世界を描く第2弾にあたります。
そして、前作もボードゲーム化されていて、これもデザイナーは、リーネックとシュタドラーです。
多分、この前作の無印の「大聖堂」の方が、初期のワーカープレイスメントのボードゲームとして有名です。
2007年のドイツゲーム賞の受賞作であり、同じく2007年の日本ボードゲーム大賞のフリーク部門で大賞に選ばれています。
「果てしなき世界」の方は、2010年のドイツ年間ゲーム大賞の特別賞をとっているゲームです。
こちらは、ワーカープレイスメントではないゲームシステムです。
実は、前作の大聖堂がボードゲームになったとき、小説も話題になっていて小説を読んで、おもしろかったので、続編の小説も読みました。
まぁ、こういうゲームは、もちろん原作をしらなくてもゲームとして楽しめなければダメだと思いますが、原作をしっている方が、より楽しめます。
といいながら、ゲームを知ってから本を読み出すので、たいがい、ゲームをするときは、原作をしらないことが多いですけどね。
そして、原作を読んだときには、ゲームの方は時期をいっしているという……。
「七王国」とか……、今やったら、絶対におもしろいと思います。白紙さんに借りたままです。すいません。
今回は、和邇之子さんが、この「果てしなき世界」をやったことないのでやってみたいということで、用意することに。
多分、わたしとねぇさんは、おてばんで1回遊んでいるはずです。
で、割とおもしろかった~ということで、このゲームを購入したのだと思うのですが、箱を開けてみると、コマ抜きもされていませんでした……。
所謂、積みゲーというやつですな。
さて、コマを抜いて、ルールを読んで。
……。イベントがカードになっていて、そこに、起こるイベントがテキストで書いてあります。
テキストは、ルールのテキストとフレーバーテキストにわかれています。
小説の中でフレーバーテキストに書かれているようなことが起こって、そのために、イベントのルールが適応されるよということで、基本的に、ルールのテキストさえあれば、ゲームに困りません。
でもこれ、小説を知っている人間は、フレーバーテキストがあれば、さらに楽しめる構成なのです。
で、わたしが購入したゲームは、ルールのテキストの方はシールになっていてカードに貼るようになっています。で、フレーバーテキストの方は、イベントカードの一覧になっていて、そっちにだけルールのテキストと一緒に書いてあります。
最近、りんは、和訳シールづくりが楽しい時期です。
何年かゲームを続けていると、周期的にそういうことがやりたくなる時期が来るようです。ヒサゴのラベルのタックシートと出会ってから、それがそれほど苦にならなくなっています。
ということで、フレーバーテキストのシールも作って、ルールのテキストと一緒にカードに貼ろうと思ったわけです。
で、フレーバーテキストを読んでみたのですが、なんか、違和感が……。
どうも、フレーバーテキストの方は、ゲームと関係ないので、超適当に訳しているところもあるみたいです。固有名詞が訳されていなかったり、お話として違和感があったり。
で、「大聖堂 果てしなき世界」の文庫本全3巻を持ってきて、グーグル翻訳様の力を借りて、変だと感じたのを修正したフレーバーテキストも作ってみました。
これ、結構時間がかかったので、苦労した分だけこの後、数回は遊びたいですねぇ(笑)
ゲームは、4つの時代に別れていて、各時代約11枚ずつのイベントカードがあります。
で、1ゲームでは、このうち各時代6枚ずつのカードをランダムで使います。各時代、だいたい半分のイベントが起こるわけです。
手番に1回イベントカードがめくられて、6枚✕4時代で、24イベントでゲーム終了です。
各時代の終わりには、国王への税金、教会への信仰心、食料支払わなければなりません。
で、これらの支払が出来るように、また、建物を建設したり、医学の知識をつけて病気の人を直したりするために、いろいろな資材を使って行動していきます。
イベントカードは、4隅に資材などアイテムがかかれていて、イベントが読み上げられた後、手番のプレーヤーが、そのカードを好きな向きに置くことで、全プレーヤーがそれぞれ自分の方に向いているアイテムがもらえます。
だから、基本、自分の欲しいものが描いてある隅を自分の方に向けて置きます。でも、それによって相手のプレーヤーにもアイテムがいってしまいますので、あまりにも相手に利するような置き方はためらわれます。
しかも、イベントカードによって、それぞれもらえるものが違います。絶対に自分が欲しいと思っているもの引いたイベントカードのなかにがあるとは限らないのです。
さらに、このイベントカードの置き方によって、利益マーカーというのが動きまして、これは、自分だけのボーナス行動になります。
この利益マーカーがうまく動かないと、損をすることになってしまいます。
だから、このイベントカードを置くというだけで、自分の資材、相手の資材、自分のボーナス行動という3つのことが1回に決まってしまうというシビれるつくりです。
このイベントカードを置く、収入、利益マーカーが動く、手番プレーヤーのボーナスの後に、手番プレーヤーから順番にアクションカードをプレイしてそれぞれのアクションをします。
アクションカードは12種類あります。各イベントごとに1枚ずつ使います。1度使用したカードは、時代が変わるまで使用することが出来ません。だから、1時代に使用できるカードは6枚まです。
このアクションカード、1枚使用すると同時に未使用のカードを1枚捨てなければなりません。つまり、もう、使用しないであろうアクションカードを考えて、計画的にアクションカードを使っていかないといけないのです。
でも、入ってくる資材が、人がどうイベントカードを置くのかということに強く依存していますので、計画が途中で崩れてしまうのです。
今、「羊毛」なんて持ってないからと「羊毛・織物の売却」というカードを捨てたら、なんか、どんどん「羊毛」がたまってきて、しかもイベントで、「羊毛」の値段が高くなった~てなことが起こって、悲しい思いをしたりします(というか、悲しい思いをしました)。
アクションカードには、「特権」という、1回前に自分がプレイしたカードと同じ効果を発揮するというカードがあります。
アクションは、基本それぞれ1時代に1種類ずつしかできません。ですから、効果的にこれを使って、同じ行動を2回するというのは、多分、超重要です。
で、超計画して、次「特権」のアクションをするぞと思っていたら、イベントカードで「特権」が使えなくなったり……。
このイベントがまた、計算したように嫌なときに出てくるようになっている……気がするという。
巷では、マゾゲーと呼ばれている様です。
まぁ、原作の小説自体も、「これでもかこれでもか」と苦労が怒濤のように押し寄せてくる話なので、雰囲気、良く出ています。
「果てしなき世界」というのは、建築とペスト治療が大事な物語なので、ゲームもその路線で行こうと思って計画しました。
点数も、その2つの点数が大きいように思います。
「建築資材」と「医療」を集めていきます。
割と今回は、わたしのところに「建築資材」が集まり、序盤はいい感じです。
和邇之子さんも、ペスト治療を中心に勧めようと考えていたようでかぶりました。
「家は2つないとねぇ~」
と、和邇之子さんは、1時代目で、「家の建設」と「特権」を使って家を2軒建ててしまいます。
「あぁ、それずるい…」
わたしは、自分の家を建築するのが遅れてしまいました。家はアイテムを供給してくれるので序盤に建てると計画が立ちやすそうでした。
家からアイテムを得ることができる「家の収益」というアクションは、2つの家から収益を得ることが出来るので家が2軒建っていないと効率が悪いのです。だから、出来るだけ2つ家をたててから収入を……と思って2つ家を建てたら、建った家がすぐにイベントで潰されるという……。
ねぇさんは、独自路線。「忠誠」がけっこう集まっています。
思っていたのは、利益マスのボーナスで、「国王」、「女王」というのがあって、これは、「忠誠」をもっているとその数だけ直接得点になるので、これをため込んで、一気に逆転を目指す作戦だったようです。特に、「国王」は、「忠誠」持っているだけ点数になるので、これを踏めれば凄いことになりそうです。
ペストの流行が始まるのが、3時代目からです。それまで貯めておいた「医療」で、バリバリ治療していくぞと思っていたのですが、「医療」で上をいかれていた和邇之子さんの後手に常にまわってしまいました。
時代4。
ねぇさんの怒濤の追撃が始まる予定でしたが、最初にめくられたイベントカードが、その時代ずっと「国王」、「女王」の利益マスが使えなくなるというものでした……。
極端な計画が裏目に出たようでした。
ということで、和邇之子さん1位、りん2位、ねぇさん3位でした。
イベントに備えて、まんべりなくというのが大事かなぁ。
まぁ、今回はペストの治療というのがけっこう大事だったのですが、時代4では、いきなり発生していないペストが全部取り除かれてしまうイベントなんかもあり、けっこう、
「うぎゃーへー」
という悲鳴が、聞こえそうなゲームではあります。
地味に地味に、コツコツとがんばってきたことが、一気に崩れて、耐えるのを楽しむ。
そんな感じかな。
多分、この時代には、こんなカードがあるはずだから、出てくるかどうか分からないけれど、対処しておこう的にことを考えられるようになってから、このゲームの真価がはっされるのではないかと思います。
あと、だれも建築をがんばらなくても、時代が進むとともに自動で少しずつ建物が完成していくのは、前作の「大聖堂」と同じです(笑)
多分、3人で遊んだ場合、イベントがないと「塔」は建たないのではないかと思います。
人数4人ならどうなるとか、いろいろためしてみたいです。
あと、苦労して訳してみたフレーバーテキストを載せておきます。
まあしかし、この訳が正かどうかというと、ドイツ語が一切出来ないので怪しいですが
順番は、時代順、フレーバーテキストのアルファベット順です。
そのままというのは、翻訳そのままです。これは、今、公開されているメビウス訳です。
という感じで、シールを作って、カードに貼つて遊びました。
小説を読めば、面白さはアップします。
3金-4金スタート。
「青空市場」がある。+アクションは、それだけ。で、手札を廃棄できるカードは、「変成」と「再建」。
+アクションのカードがないので、あんまりアクションカードを増やしたくない。
「変成」だと、「屋敷」を捨てて「金貨」、「青空市場」で「金貨」で、購入外に一気に「金貨」2枚獲得とか……。
まあ、他にもポーションコストがあって、「ポーション」にいっとくようなサプライなら考えないでもないですが……。
ということで、「再建」をいれる。
できれば、これ以上は、「青空市場」以外のアクションを入れたくない感じです。
でも、「魔女」がある。これは、打たれれば打ち返さないとないとやってられないかなぁ……。
相手は、2金-5金スタート。2ターン目、「魔女」。まぁ、そうだよねぇ。
「魔女娘」がいるので、サプライが11山。
災いカードは、「オアシス」です。
「大学」から「船着場」集めてというルートが見えている……気がする。
そして、前回と同じ問題。「ポーション」が先か、圧縮が先か。
前回、「ポーション」からいって負けたので、今回は圧縮からいこう。
でも、「大学」から、ポイポイと「船着場」をとられていくと怖いので、3金は「密輸人」で。
相手は、ポーションが先です。